おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「自衛隊か、憲法9条か」

2016年08月20日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス20度。

雨降りでござる。

空は真っ黒で、あたりは霧も漂っておる。

空気が湿っぽく、ジメジメしておって気持ちが悪い。

北海道らしくない、陽気なのでござる。

そんなきょうは、お近くで恒例の「ひらふ祭り」が開かれる。

写真はおととしのひらふ祭りじゃ。

ご当地の「羊蹄太鼓」と花火のコラボは、チョー見ものなのでござる。

今年はこれに加え、北大ジャズ研の演奏や、キューバ音楽のライブやファイヤーダンスもあるそうな。

出店もごっちゃりで、ニッポン人のお店や各国のお店が、あれやこれや美味しい食べ物を売り出す。

祭りの参加者も多国籍で、ほぼ半数は外国人、その半分ぐらいは本州からの避暑組、残りがおぢたち地元民ってことになっておる。

雨天決行だそうですけど、晴れるといいなぁ、、、

さて、

ご尊敬申し上げる札幌出身の経済評論家で、リベラルを自称する山崎元さんが面白いことを書いておる。

「インフレ政策に躊躇など不要だ」と題する東洋経済オンラインの記事だ。

「日銀の独立性と憲法第九条」というところで、以下のように書いておってフムフムいたしましたです。

先般、終戦記念日を迎えて考えたことだが、日本における日銀の独立性は、憲法第九条とよく似ている。

どちらも現状に合っていないのだ。

自衛隊という立派な『戦力』を持っている現状に対して、憲法九条は実態に合っていないとは、『アンチ・タカ派』の筆者でも思う。

自衛隊か、九条かどちらかを廃止せよ、と論理の神様に命じられたら、現実的に廃すべきは九条のほうだろう。

とはいえ、国家としての日本は、会社で言うならアメリカの実質支配子会社のような存在であり、憲法は子会社の定款に相当するが、ここに『戦争放棄』と書き込んでおくことで、子会社の社員たるわれわれ日本人が直接戦場に派遣されるブラックな扱いを受けにくくなる面がある。

『方便としての平和憲法』を守っておこうという立場は、子会社社員の間では一定の説得力を持つと思う(私は、賛成だ)」

なるほどぉ~ 

…とおぢは唸ってしまいましたわ!!

確かに究極の選択として「自衛隊か、憲法9条か」と迫られれば、そりゃ国際的な現状を考えれば自衛隊を選択いたします。

しかし、ここで面白いのは「ニッポンはアメリカの子会社」と、ニッポン国の現状を喝破したことですわ。

「ここに『戦争放棄』と書き込んでおくことで、子会社の社員たるわれわれ日本人が直接戦場に派遣されるブラックな扱いを受けにくくなる面がある」はまことにごもっとも!!

だから「『方便としての平和憲法』を守っておこうという立場」は、おぢなんかには妙に説得力を持つのです。

いずれにせよ、あの胡散臭い安倍晋三が憲法に手を付けるといい出し、実際、衆参両院で3分の2を確保したわけですから、まことに気持ちが悪い。

加えて、

聞き飽きた「デフレからの脱却」も、この円高では、脱却どころかデフレに逆戻りする気配じゃ。

おかげさんで、山崎さんいうところの「円高・デフレがいちばんうれしいのは、亭主の職と給料は安泰で、買い物が安くなる『公務員の妻』だ!という説を裏付けるような事実だ。財務官僚をはじめとして、官僚たちがデフレ好きなのは、彼らが愛妻家だからなのかも知れない(愛妻というよりは「恐妻組合」加入者なのかも知れないが)」

だそうで、デフレが嬉しいのは官僚さまの奥さまで、共済組合ならぬ恐妻組合もなかなか気が利いておる。

いずれにせよ、この円高デフレ状態を脱するには、消費税を元の5%に戻して、消費を喚起する以外の手はなさそうですわ。

じじ、ばばに1万5000円をばら撒いて、それで景気が良くなるとは、到底思えませんです、ハイ!!