おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

靖国神社のどこが問題か

2016年08月15日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス20度。

晴れの天気ですが、少しムシムシいたします。

日中の最高気温は27度の予想。

昼すぎから夕方にかけて、ところにより雨だそうな。

台風の影響で、湿った空気がご当地に入り込んでおるようです。

きのうから高校時代のお仲間4人が隣の旧友別荘に来ておる。

当時のバンド仲間で、合宿と称して2泊3日の日程で歌いまくるのだそうだ。

そんなことで昨夜はたいした賑やかで楽しい夜を過ごしたのでした。

歌は罪がなくてよろしい。

あの程度ならご近所迷惑ということもありますまい。

大きな声を出せば、喉の筋肉にもよろしいですわ。

というのも、おぢは最近、たびたび声が嗄れる。

風邪でもないから、たぶん、老化なんでしょう。

今夜もせいぜい声を出して、楽しく過ごすことにいたします。

さて、

きょうは終戦記念日でござる。

靖国神社に参拝したとかしないとか、毎年まことにメンドクサイことになっておる。

一民間の神社のことで、あちこちにハレーションを起こすのはもう止めにしていただきたいと思うおぢでござる。

そんなことで、靖国神社の問題点を列記いたします。

(1)そもそも明治の時代に戊辰戦争における官軍の死者を祀るためにできた神社だ。

(2)だから、戊辰戦争で敵になった西郷隆盛さんや、賊軍と呼ばれた会津藩の人々、白虎隊などは祀られないという特殊な神社なのだ。

(3)ついでに、といってはなんですが、八甲田山の雪中行軍で亡くなった日本陸軍の兵士199人も祀られておりません。

(4)ちなみにアメリカの国立「アーリントン墓地」には、南北戦争で亡くなった北軍と南軍の双方の兵士が祀られておる。つまりは、国に殉じて亡くなった方、すべてが祀られておる。また宗教性も排除されておる。

(5)そんなことで、アメリカの要人がニッポンを訪れた際には、千鳥ヶ淵にある「国立戦没者墓苑」に訪れる。2013年も当時のケリー国務長官とヘーゲル国防長官はここを訪れ献花しておる。宗教色がないことでも知られておるしね。

(6)1978年に靖国神社の宮司が勝手にA級戦犯を合祀して以降、昭和天皇以降の天皇はお参りしておりません。天皇は公言しておりませんが、参拝しないのはA級戦犯の合祀と関係があると推察されておる。

ことほど左様じゃ。

靖国神社をお参りするのは、人ぞれぞれお好きにしていただくのがよろしい。

おぢも一度はお参りしてみたいとは思います。

先の大戦で亡くなったニッポン兵は「靖国で会おう」といって国のために死んでいった。

だから外国にとやかく言われる筋合いはございません。

しかし、戦没者を祀るという意味で、ふさわしい施設かどうかは上記の理由で甚だ疑問なのじゃ。

中国や韓国にうだうだ言われるのも、愉快ではございませんが、戦争で亡くなったすべての人々を祀る皆さんが納得する国立施設が必要なのではないですかね。