午前6時の気温はプラス19度。
曇り空で少し風の強い朝でござる。
予報では夜から未明に雨が降ることもあるやに聞いてましたけど、さっぱり降ってません。
室温は26度もあって、窓を開け放つと涼しい風が入ってきます。
外は気持ちがよろしいけど、室内はムシムシしておる盛夏の朝なのでござる。
写真はきのうスーパーで買った地元産「レタス」の袋に入っておったカエル。
体長1センチほどの小さなカエルが、農家から、スーパーを経て、我が家で丸一昼夜を過ごしたのでした。
草むらに戻そうとしましたが、ビニール袋から飛び出して、排水溝の鉄枠に。
しばらくしたら、いなくなったので、たぶん無事草むらに戻ったのでしょう。
地元産の新鮮野菜には、副賞としてカエルもついてくるのが田舎なのです。
さて、
きのう午後、天皇が「生前退位」について、TVでご自身のお考えを表明されましたです。
天皇が国民に語りかけるのは、東日本大震災以来だそうな。
録音と録画の違いはあるけれど、昭和20年8月15日の昭和天皇による「終戦のラジオ放送」以来かと思いましたけど、違うのだそうな。
いずれにせよ、よほどのお気持ちなのだと推察されまする。
そのお気持ちはというと、80歳を過ぎ、公務がご負担となっておることから、生前に天皇の地位を皇太子に譲りたいということ。
なかでも、おぢが印象的だったのは「象徴」または「象徴天皇」というお言葉をざっと8回繰り返したこと。
さらには摂政をおくことを否定されておったことです。
TVなどのアンケートによると国民の7~8割が天皇の「お気持ち」に賛成だとしておるそうな。
そんな中、週刊文春 夏の特大号は「天皇生前退位に『日本会議』が猛反発」と伝えておる。
これによると「日本会議」とは「安倍首相に政治思想的に近く、安倍政権の有力な支持団体」だそうな。
この国会議員懇談会には「安倍首相をはじめ、麻生太郎氏、菅義偉官房長官ら多数が参加している」国内最大の保守系任意団体だという。
ニッポンの「右翼の総本山」ってことらしい。
彼らが目指すのは「新しい憲法の制定」だそうな。
過去に「新憲法の大綱」を発表しており、そこでは立憲君主制のもと、「元首」としての天皇の下に内閣総理大臣が決定権を持つ形の新憲法を目指すことが明記されておるそうだ。
ようは、「皇室を尊重する姿勢に変わりはないけれど、天皇が追及してこられた『象徴』ではなく『元首』としての存在と、根本的に天皇観が異なるのである」と文春には書かれておる。
確かに「象徴」という言葉は、今回の「お言葉」で8回も繰り返しておりまする。
天皇は自らが象徴であることを追及されてきたのだとわかります。
元首を否定しておるとも受け取れる内容です。
日本会議副議長を務める小堀敬一郎・東大名誉教授は産経新聞に「何よりも、天皇の生前御退位を可とする如き前例を今敢えて作る事は、事実上の国体の破壊に繋がるのではないかとの危惧は深刻である」と書いたそうだ。
おぢなんかにはさっぱりわかりませんけど、「天皇の生前退位は国体の破壊」なのだそうです。
いずれにせよ、天皇ご本人が生前退位を望まれ、国民の多くがそれを支持する中、日本会議に所属する安倍総理と安倍内閣は、これにどう結論を導くのかまことに興味深いことになっておるとおもうおぢなのでござる。