おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ほとんどだれも望まない原発の再稼動

2016年09月19日 | Weblog

 

午前6時の気温は今朝もプラス7度。

今朝も寝ていて、寒くて目が覚めたほど。

9月の半ば、こんなに寒かったかなぁ???

とはいえ、秋の筋雲がふんわり浮かぶ空は、スカッと晴れてます。

今日の最高気温は18度の予想ですわ。

写真のようにニャンコも寒そうにご飯を待っておりました。

薪ストーブに火を点けることにいたします。

さて、

きのう北電は、札幌で泊原発の再稼動に関する説明会を開催いたしました。

札幌では初開催だそうで、460人ほどが参加したそうな。

ご当地羊蹄山麓は、その泊原発から30キロ圏内にある。

一旦過酷事故があれば、冬なら放射性物質がごっちゃり入った雪が降ることになるわけで、高級コンドミニアムが林立するスキー場周辺からは人が消えることになる。

ホットスポットになる可能性大の我が家は当然住むことなどできなくなる。

特産のジャガイモなど、農家もアジャパーです。

泊原発は、地元にとって、とにもかくにも切実な問題なんですわ。

巨大都市の札幌は、ここから西へ直線で40~80キロ圏ですけど、ニッポン国では偏西風が吹いておるので、泊原発で事故が起きると、西にある札幌方面にも放射性物質はブアッ~と飛散する。

ゆえに札幌も泊原発と無縁ではございません。

説明会では、「再稼動しないのが一番安全だ」「(航空機やミサイルの)飛来物対策が不足している」「札幌だけでなく、全道各地で説明すべきだ」と、至極ごもっとな意見が多かったそうですわ

テロリストが飛行機で格納容器に突っ込んだら、いきなり原発はアウトですぞ。

札幌市が行ったアンケートでも、原発が不要、縮小と答えた人は63%だそうな。

維持、拡大はわずか18%だ。

全国的にも、原発に反対する人は6~8割に及ぶそうです。

ご当地の泊原発も止まってから4年が経ちますけど、とりあえず、北海道民の生活には何の影響もないとわかっちゃぃました。

加えて電力自由化で我が家もコープさっぽろのトドック電力に切り替えた。

自然エネルギーの割合が多い「FIT電力」にしたのです。

原発由来の電気なんぞ、金輪際使いたくないってことですわ。

そんな中、カネくい虫として有名な「もんじゅ」、廃炉で調整中という声が政府内でも上がってきたそうな。

そんなもん、当たり前ですわ。

これまでに費やされた費用は12兆円を超えておる。

フィンランドの国家予算並みだ。

でもって毎日5500万円のコストをかけてもさっぱり動かない。

ニッポンではこの5年、危険な原発がなくても、なんの問題もなかった。

自然エネルギー発電のコストもドンドン安くなっておる。

財政破たんした夕張市では、メタンガスの試掘に取り掛かった。

エネルギーの地産地消に取り組むというのです。

なにせ、埋蔵量は約77億立方メートルとかで、市内4500世帯の1500年分以上というとんでもない量なのだ。

これが安価に掘り出されれば、発電はもちろん、夕張市内を走る車、バス、メロン栽培、家庭用ガスにも使い放題じゃ。

雇用も増えるでしょうし、燃料費なんかが安くなれば、様々な企業が夕張にやってくる。

当然、人口も増える。

エネルギーの地産地消は、過疎の町を大きく変えることになる。

財政破たんして過疎の町になっておる夕張にとっては、9回裏の逆転満塁ホームランだ。

こうしたことは原発に頼る町や村では絶対に起きません。

原発交付金に支えられる町や村、こりゃ麻薬みたいなもんで、町をむしばむことはあっても、町が大きく発展することにはならない。

ニッポンのエネルギー政策を大転換するときだと思うけど、なにしてんだろねぇ、ニッポン政府は…