おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

原発事故の後始末、「新電力も負担」の意味不明

2016年09月28日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス16度。

厚い雲に覆われた曇り空で、霧も発生しておりますが、見通しが悪いほどではございません。

きょうのご当地、雨や曇りのどんよりしたお天気になるらしい。

きょう未明には、トタン屋根を激しく打ちつける強烈な雨音でした。

短い時間でしたけど、びっくり仰天な降りで「異常が通常」のお天気になったのだと改めて痛感しましたわ。

少々怖かった。

どうなっておるんだ、昨今のニッポンのお天気!!

そんな我が家の周辺は、紅葉もずんずん進んでおりますが、さっぱり鮮やかな色にはなっておらん2016年の秋でござる。

ところで、

今クールのテレビドラマ、ほぼ終了いたしました。

テレビっ子のおぢとしては、「見もの」と呼べるモンはたいしてなかったクールで少々がっかりでした。

基本、おバカなドラマが大好き、ということもあるけどね。

楽しく拝見したのは北川景子さん主演の日テレドラマ「家売るオンナ」と、TV東京の「侠飯おとこめし」。

この2本だけでしたわ。

「家売るオンナ」は、北川景子さんの決め台詞「〇〇、GO!!」がバカバカしくてよろしかった。

ありゃ、米倉涼子さん演じる「ドクターX」の決め台詞「私、失敗しないですから!!」と双璧ですわ。

ああいうの、おぢは好き。

無表情を貫いた北川さん、続編が期待されるところじゃ。

でもって、「侠飯おとこめし」は、ぶさいくのサンプルみたいな柄本時生さんと、ヤクザの組長を好演した生瀬勝久さんがご出演でした。

コミカルな役から今回のちゃんとしたヤクザ(最実は潜入捜査官)までこなす生瀬さん、おぢの大好きな俳優さんのひとりです。

ドラマは、どうでもいいような内容なのですが、毎週1品、文字通りの「おことめし」が登場する。

缶詰だったり、簡単な食材でつくるご飯の旨そうなこと!!

最終回は、炊き立てご飯に酒かけて、お茶漬けしてましたけど、ありゃとてもムリ。

ドラマ的には最終回にふさわしいものでしたけど、実際には食えそうもない。

それよりなにより、このドラマ、スタッフも俳優さんもご苦労さんでした、と申しておきましょう。

そう、出演しておった高畑裕太が強姦致傷で逮捕されちゃって、これをどうカットして、どう繋いで、みたいなことで皆さんたいそう苦労されたに違いない。

高畑裕太が出演し、ほかの役者さんとの絡みもありで、すでに撮影済みのシーンもごっちゃりあったでしょうから、スタッフの皆さん、あの事態にはあ然呆然だったと想像される。

それでも、違和感ないよう、何ごともなかったかのように編集されておった。

撮り直しもずいぶんあったのでしょう。

スタッフ、俳優の皆さん、ご苦労さんでした、と慰労しておきましょう。

さて、

経産省が、とんでもないことを目論んでおると各紙のネット版が伝えておる。

福島第一原発の廃炉や、事故による賠償費用を、電力自由化で4月に参入した新電力にも負担させようという仰天計画じゃ。

おぢは、プンプン怒っておる。

ようは国民すべてに廃炉費用と賠償費用を負担させようということじゃ。

福島第一原発の事故の責任を国民が担うというトンチンカンな話。

東電だけでは、原発事故のケツは拭けないと言い出したってことだ。

冗談を言ってもらっては困ります。

原発は、経費がほかの発電方法より圧倒的に安くて、しかも安全というのがニッポン政府のご説明ですわ。

そんなご立派な発電所が事故起こしたわけですから、東電が自分でケツを拭くのは当たり前田のクラッカー。

廃炉費用だって、ちゃんと積み立ててきたのではないのかね。

万が一の事故に備えて、事故対策の費用だって盛り込んでおるんでないの?

なんで東電を助けるようなことをするのかが分かりませんです。

だからあの時、東電をちゃんと破たん処理すればよかったのだよ旧民主党政権。

ちゃんと破たん処理した日本航空は、破たん後も飛行機飛んでおったし、今は健全企業に復活しておる。

ここは東電が自分でケツをちゃんと拭くか、もしくは「原発を所有する大手電力各社」で負担するのが筋だろう。

なんで新電力がそんなもんを負担しなきゃならんのか意味不明。

国民こぞってフクシマ事故のケツを拭くなど、冗談じゃございません!!

その経産省、いまも再生可能エネルギーより安いのが原発だとして、再稼動を進めておるからさらに呆れるのです。

「経産省の有識者会議が初会合で検討することにした」と報じられておるけれど、ようは経産省が書いたシナリオに沿って話し合いが行われるのです。

経産省が決めたのではなく、有識者会議が決めたことにするという、よくあるお役人さまや政治家の責任逃れに過ぎません。

何度でも書きますが、どうやら自分のケツを自分で拭くこともできないような巨額の廃炉費用と補償費用がかかるのが原発です。

安価なエネルギーなどと、大ウソこいてもらっては困るのです。

経産省と原子力ムラの皆さんよ、この際は「恥を知れ!!」と申しておきましょう。