おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「稲むらの火」はご存知か?

2016年09月08日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス18度。

ジメジメ湿っぽい朝でござる。

札幌管区気象台によると、今日のご当地は日中曇り空で夕方から雨。

最高気温は22度に止まるとか…

きのうのある民放お天気キャスターは「そろそろ北海道は半袖から長袖へ衣替えの季節」と申しておりました。

台風13号は温帯低気圧に変わり、あす北海道付近を通る。

その9日朝の最低気温は15度、日中の最高気温は19度だそうな。

短い残暑も終わって、いよいよ北海道に本格的な秋が訪れるようです。

ところで、

NHKBSプレミアム毎週木曜午後9時から放送の「英雄たちの選択」という番組をご存知か?

先週は、幕末の日本を襲った安政東海・南海地震で、これに立ち向かった男、濱口梧陵という方を取り上げておった。

とっさの機転「稲むらの火」で、村人を救った商人でござる。

濱口梧陵は現在のヤマサ醤油の7代目という実業家でした。

1854年(安政元年)11月4日、5日と2回続けて起きた「南海の大地震」の際、たまたま紀州・広村にいた濱口梧陵は、津波が来ると確信。

村人にこれを知らせるため、自分の田んぼに積んであった収穫前の稲の束(稲むら)に火をつける。

この火を道案内に、村民は高台を目指して多くの人々が津波から難を免れたそうな。

収穫前の大事な稲むらに火をつけて、村人を救ったその判断がそもそも凄い。

津波が来れば、稲は流されるから、それを活用したといっても、それに火をつけて、道しるべにしたというとっさの判断、なかなかできるもんではありません。

この逸話は小学校の教科書にも載ったそうです。

濱口の凄いところはこれにとどまらず、津波で壊滅的な打撃を受けた村のために、私費で公共工事を行う。

江戸幕府は無策でしたけど、濱口は離村を防ぎ、村の復興のために堤防工事を始めるのです。

この大堤防は全長900メートル、高さは5メートルで今も残っておるそうだ。

優れた実業家にして、私費を投じて村を救った力量をかわれ、明治政府で現在の郵政大臣に抜てきされたり、和歌山県知事になって活躍したそうです。

世の中にはとんでもない方がいるのですなぁ、、、

立派な経営者とは、濱口梧陵のためにあるような言葉ですわ。

ちなみに再放送はきょう午前8時からです。

こういう話題はきのうのうちに書いておけばよかったのにねぇ、、、

濱口さんと違って、さっぱり役に立たないことったらもう。

数少ない読者の皆さん、スマンね!!