おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「もんじゅ」廃炉でも開発は継続、「新もんじゅ」の登場だ!?

2016年09月22日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス5度。

ほぼ快晴のよいお天気です。

日に日に秋が深まり、雪の季節がそう遠くないと感じさせる今日この頃。

北海道の屋根、大雪山系では紅葉が真っ盛りだそうな。

まもなく大雪山系旭岳では初雪じゃ。

紅葉と雪が美しいコントラストを見せることになるんだろね。

写真は、先日の台風で大量の倒木が起きた現場。

倒れた木を切り、運び出しておりました。

あたりの景色は様変わり、整地すれば、外国の投資会社がこぞって買いに来そうです。

ご当地の周辺、お近くの樺山地区の地価上昇率は27.3%と全国一だ。

東京、札幌などごく一部の都市と、ご当地倶知安やニセコ町周辺の地価上昇が目立ちます。

限定的なバブルでしょうか?

いつか来た道、以前見た風景のような気もしますけど…

さて、

安倍内閣はきのう閣僚会議を開き、廃炉を含めた「もんじゅ」の抜本的な見直しを行って、年内に結論を出すと決めたそうだ。

ようはカネ喰い虫のもんじゅを廃炉にするらしい。

遅きに失しました。

ここだけ見れば、メデタシメデタシだけど、そうはイカキンなのがニッポン政府とニッポンの官僚さまだ。

この高速増殖炉もんじゅについては散々書いてきた。

きのうも「もんじゅに費やされた費用は12兆円」と書いたばかり。

ところが、きのうまでの各種報道を見聞きすると、もんじゅにつぎ込まれた費用はどうやら1兆円だという。

12兆円という数字は、2015年11月の東京新聞の記事による。

同年11月23日の当ブログ「原発推進の方に読んでいただきたい記事」は、東京新聞の記事「原発ゼロへ再考を 原子力は高くつく」を基に書いた。

そしたらその記事、いつのまにか消えてなくなっておる。

12兆円は違ったのか???

東京新聞さん、記事を削除するなら、そこに「訂正とお詫び」を掲載しておいてくれないと困る。

ただただ削除なのだ。

どこがどう間違っておったのかが、わかりません。

そんなことで、おぢは大ウソを書き続けてきたらしいのです。

もんじゅにこれまで費やした費用、12兆円ではなく1兆円らしい。

読者の皆さんにお詫びして訂正いたします。

ごめんなさい。

とはいえ、

もんじゅが「発電しながら燃料のプルトニウムを増やしてくれる。だから夢の増殖炉。資源小国日本には準国産エネルギーが必要…との触れ込みだったけど、さっぱり動かない」のは事実だ。

だから、カネ喰い虫のもんじゅを廃炉にするのはよいことです。

ところがびっくりポンですけど、そのうまくいってない根幹の「高速増殖炉開発は継続する」というから呆れます。

読売新聞電子版によると、今度はフランスで開発中の「ASTRID(アストリッド)」だそうな。

日仏共同研究の「ASTRID(アストリッド)」ってなんじゃいな???

単なる看板の架け替えに過ぎないような気がするけど…

高速増殖炉計画、うまくいってないけど、増え続ける核廃棄物の対策をしなきゃならんので、名前と形を変えて継続するってこと?

もしそうなら、ありゃりゃなことだ!!

これまでと大きく違う点は、

もんじゅは文科省の管轄だけど、今度は安倍総理と蜜月を続ける経産省の管轄になるってこと。

文科省の利権から、経産省の利権になるわけね。

官僚さまにとっては相当な大事件だけど、ニッポン国民にとっては、どうでもいい話だ。

しかも次の「ASTRID(アストリッド)」、ネットで検索しても何一つ出てこない摩訶不思議な共同研究だ。

しかも、すでに自然エネルギーのコストの方がずいぶんと安くなった。

さらに将来に向けては水素エネルギーの開発も進みつつある。

重厚長大にして、一旦事故を起こしたら地域が崩壊してしまうという、危険極まりない原発。

そして「夢見る夢子ちゃん」の高速増殖炉計画、どっちも時代遅れじゃぁないのかね。

どうよそのあたり???