おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

お笑い「原発避難計画」

2016年09月05日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス20度。

晴れのお天気で、サッと筆で描いたようなすじ雲があちこちに。

すっかり秋の気配でござる。

そんな爽やかな朝ですが、おぢはなかなか布団を出ることが出来ませなんだ。

季節の変わり目ってことで、すっかり風邪っぴきらしいのです。

鼻水ダラダラ、グチャグチャで、ティッシュが手放せません。

寝汗もかいて、未明にはパジャマを取り替えたほど。

きょう一日大人しくしておったら治るかしらん。

いやいや若くないから、回復にはけっこう時間がかかるかも…

写真はお近くの岩内町で開かれた「手づくり市」、ちょいと寂しい人手でした。

我が家の窓の外を眺めると、トラックやら作業員やらが、なにやら作業にかかるらしい。

どうやら先日の台風で倒れた道路沿いの木々の撤去作業のようじゃ。

台風によるご当地の被害、倒木程度で済んで良かったです。

帯広、北見など北海道の東側では、農業被害が次第に明らかになってきて、農産物の価格への影響も危惧されておる。

台風12号も北上中で、収穫の秋をまじかに控えた北海道、農家の心配の種は尽きないようなのでござる。

さて、

原発の避難訓練があちこちで行われておるけれど、なんだかなぁ~ って話が多くてすっかり呆れておりまする。

まずは先月27日に福井県の高浜原発で行われた避難訓練じゃ。

高浜原発は半島の根元にある。

そしてその半島の先の方には140人が生活する音海地区というところがあるそうだ。

訓練では事故の際に、その140人を「ヘリと船」で救出する予定でした。

ところがギッチョン、ヘリ2機と船は視界が悪く、波も高くて使えなかったそうだ。

穏やかな天候で、波のない凪のときしか住民は避難できないらしい。

それまで住民は放置されるってこと?

かと思ったら、救急車で住民を運んだそうだけど、その道路はなんと原発方向に向かって行くというから驚いた。

放射線量の高い方に向かっていくわけで、それって避難か?

びっくりポンなことに県や内閣府は、「訓練はまだ放射能が漏れていない段階を想定している」と説明したそうですわ。

アホなこと言ってもらっては困ります。

最良のパターンを想定してどうする!!

とおぢは思いますけどね。

この地区の住民は「避難経路が原発の横を通ること自体が異常。真剣にこの地区のことを考えているならそういうことはしない」 とまことにごもっともなことを申しております。

一方、九州の川内原発では、30キロ圏内の住民全員が避難を終えるまで、最長で43時間かかるそうな。

避難民、放射能まみれでござる。

それも、道が崩落したり、陥没したりということは想定しておらんとか。

酷いもんです。

きのうは四国の伊方原発で同様の避難訓練が行なわれたそうだ。

こちらは原発の西側に住む住民の避難で、海から船で住民最大約4700人を県内や大分県へ避難を想定しておる。

ところがこれも台風12号の接近で船が使えず中止だったそうな。

こういういいかげんな避難計画を東京新聞は「絵に描いた餅」としておる。

まことにごもっともでござる!!

おぢも含めた原発に近い住民は、一旦事故が起きたら放射能まみれを覚悟しないといけません。

アジャパーな避難計画だなぁ、、、