おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

電力は地産地消へ向けて、ひろみGO!!

2016年09月25日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス13度。

秋晴れで、朝焼け、いいお天気でござる。

清々しいです。

そんなデッキの上では、我が家のニャンコがカラスにからかわれておる。

カラスはデッキの隅に止まって「カァ!」と鳴く。

ニャンコはそれを追いかけるのですが、目前でサッと飛び立つ。

そんなことを、何度も何度も繰り返しておりました。

1回でいいと思うけど…

出来の悪い子は可愛いというけど「確かに!!」と思う朝でござる。

写真はきのう買い求めた「落葉キノコ」。

落葉松(カラマツ)の地面に群生するキノコで、みそ汁に入れて食べるのが一般的です。

北海道の秋の味覚で、いつもあちこちからいただくのですが、きのうはたまたま買い求めたのでした。

下の写真は、ご当地「倶知安(くっちゃん)農業高校」の収穫祭でおいしくいただいたA4ランク黒毛和牛の焼き肉でござる。

生徒が丹精して育てた牛さんが、おいしいカルビやサーロインになって、おぢとハニーさんの胃袋に収まったのです。

PTAの皆さんが提供したカレーライスもうまかったしね。

小さな農業高校の収穫祭ですが、生徒も明るく元気でまことにけっこうでござる。

農業もなかなか良いお仕事になってまいりましたしね。

ご当地のジャガイモ農家でも、大規模経営で数千万円の売り上げのある方もそこここに居るらしい。

ついこの間まで、3Kとか4Kとか言われた職業ですけど、若い農業女子も活躍中だ。

機械化が進んでおりますゆえ、昔ほど体力、筋力が無くても可能になりました。

欧米で「ファーマー」といえば、経営者として尊敬を集めるお仕事でござる。

高品質で、低農薬が自慢の北海道の農産物を支える農家の皆さんも、そろそろそういう時代を迎えました。

「百姓」などと蔑まれたのはもう過去のことでござる。

農家が自力で販路を開拓できるようになると、さらに大きく飛躍しそうな気がする北海道農業なのでござる。

なんだか羨ましいです。

ところで、

横浜市の病院で88歳の男性が中毒死するという事件でござる。

しかも界面活性剤入りの点滴によるというから気味が悪い。

石ケンの成分が入った点滴を打たれたってことで、そりゃ、人間、死にますわ。

怖いことになってます。

他にもナースの服が破けたり、飲み物に漂白剤が入っておってたとか。

強烈な恨みを持った院内関係者なの犯行でしょう。

陰惨で気持ちの悪い事件です。

さて、

2020年の「発送電分離」に向けて、電力は「地産地消」へ向かう方向だそうな。

発送電の分離とは、従来の電力会社を「発電会社」と「送電会社」に分けるということ。

これまでの電力会社から「送配電事業を切り離し」、新しい電力会社も「送電網」を公平に使えるようにして競争を促すことですわ。

これまでは大手電力会社が発電も送電も一手に引き受けるという独占状態。

社会主義国みたいな独占企業による異常事態が延々と続いておりましたです。

そこにようやく競争が原理が働きはじめたわけですわ。

今年の春、家庭用電力は自由化し、我が家はコープさっぽろの「トドック電力」に変更いたしました。

それでも、まだ送電線は旧電力が所有しておるけど、2020年には曲りなりにもそれが分離されることになる。

これまでは、遠くに発電所があろうと、近くにあろうと、電力会社が送電線を持っておったので、コストは関係なかった。

2020年からは、遠くに電力を運ぶ場合、当然電気代は高くなることが予想される。

送電線の維持管理など「送電コスト」を考える必要があるためじゃ。

近くで発電し、近くで消費した方が、コストが安くなる。

そこで電力の地産地消が進むことになるというお話じゃ。

夕張市が自前の「炭層メタンガス」を掘り出すことに成功すれば、ここで発電もして、ソッコー街で使うことができるわけですから、まことに効率的でござる。

お隣ニセコ町でも、エネルギーの地産地消を目指しておる。

町内で電気を作り、町内で売る、地産地消になればコストも安いってことだ。

ここで大問題が起きるのです。

そう原発じゃ。

原発は、圧倒的な消費地である大都市から遠くにある。

つまり、原発の電気は遠くへ運ぶのでコスト高になるのです。

発電施設がどこにあるかで発電コストが変わることになるからねぇ、、、

当然遠くにあるから高くなる原発の送電料金を、ほかの電気の送電料金でカバーするってこともあり得る話なのだ。

いよいよ無用の長物ですなぁ、、、