おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

あっちでもこっちでも「ガン」なのだ

2019年12月30日 | Weblog

ちょうど午前6時。

まだ真っ暗、気温はマイナス8度で、雪は降っておりません。

写真はきのう午後、我が家からスキー場方向を撮ったもの。

フツーいまどきのご当地で、晴れる日などほとんどありません。

だからビックリ仰天のお天気なのだ。

ほぼ毎日、雪、雪、雪、雪が降るわけですから、青空を見ることなどまずありえないわけ。

ゆえに冬の北欧みたいに「うつ病」になりかねないのも、いまどきなのだ。

だけど、今年はビックリするような晴れのお天気になって、たいした気持ちがいい。

いまは我が家の一大事ですから、除雪しなくて済む小雪は、大いに助かったりもする今日この頃だ。

写真は、

きのうスーパーで発見した「ウイルス除去・除菌 ウイルオフ」だ

こんなものがあるなんて、ついぞ知りませんでした。

これ、「二酸化塩素」によって、ウイルス除去、除菌、消臭、抗カビ効果があるのだそうな。

高価なものではないので、まずはハニーさんが首から下げることに…

なにせ60日も持続するというのですから、考えたらお安いもんだ。

次回買い物に行った際は、おぢも首から下げることになる。

そんなこんなで、きのうは仕事の合間を見ながら、スーパーへ行ったのです。

女性にとってはスーパーでの買い物はストレス発散にもなるらしい。

先年亡くなった母親も、少々ボケて来ておったけど、「どこか出かけたいところないの?」と聞いたらソッコー「スーパー」と申した。

で、「何か欲しいものあるの?」と聞くと「なんか…」という。

何が買いたいわけでもなく、スーパーに行きたいのが女性ってもんらしい。

今回は、上記のウイルオフを含め「イータック抗菌化スプレー」もご購入だ。

「抗菌作用が1週間持続」がうたい文句だから、買わずにいられません。

なんといっても、悪性リンパ腫と「戦争中」の我が家ゆえ、総力戦なのだ。

また別のスーパーで買い物をしておったら、ニセコ町の「レジェンド」にばったりお会いした。

レジェンドは、おぢの高校の先輩でスキーヤー、スノーボーダーから尊敬されるご当地の有名人だ。

三浦雄一郎親子とも親しく、先日、三浦濠太さんがNHKラジオにご出演の際、今年の夏に息子と知床でカヤックをした話をしておりました。

この際に案内人を務めていたのがこのレジェンド。

夏は知床、冬はニセコで過ごすアウトドアの神様なのだ。

しかも後輩のおぢに対しても言葉遣いが実に謙虚で丁寧、驚くほどだ。

「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」といいますけど、まさにそれ。

で、この神様がひとりで大量の買い物に来ておった。

声をかけたら「うちは宿屋もやってるからさぁ、買い物多いんだわ」と言う。

続けて「俺さぁ、大腸がんになっちゃて、入院するんだわ」とか。

大腸がんのレジェンドを、ひとり買い物に行かせる奥さんも、たいしたもんなのだ。

そんなことでおぢも「うちの奥さんも悪性リンパ腫でして…」と、スーパーのレジ前で病気自慢になった。

帰り際、レジェンドは「もうガンは治る病気だからさぁ、心配しないように」と言い残した。

おぢもそんな時代なのだろうとしみじみした1日でもありました。