おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

病名は「悪性リンパ腫」です

2019年12月07日 | Weblog

当ブログ、不定期更新になって、数少ない読者の皆さんに申し訳ない気持ちでおります。

いましばらく、ご容赦ください。

そんな豪雪のニセコ、今朝午前5時の気温はマイナス9度。

雪はというと、たくさん積もってます。

デッキをはじめ、屋根の下などなど除雪をしないと家が埋もれてしまうそうです。

そんな中ではありますが、

ハニーさんこと、おぢの奥さんの病気についてです。

本人が病名を「公表したい」とのことで、標記のように「悪性リンパ腫」にり患したことを皆さんにご報告いたします。

自分の経験を「ほかの人にも役立てたい」とのハニーさんの想いです。

ハニーさんがのどの扁桃腺のあたりに違和感を感じたのは2か月半ほど前のこと。

のどの右側に直径1センチほどのできものを朝の歯みがきの際に発見したのです。

以前もいまも、これによる痛みはありません。

88歳になる元気な義母は「痛くないって言ってるから、なんだか心配していたんだぁ」と申しておりました。

ご近所の方で痛みがないと言っていた方が、やはりガンだった記憶があったためだと言います。

「痛くないできもの」は危険、要注意なのです。

このできものが徐々に大きくなり、家庭医にも行きましたが、この段階では何とも判断がつきません。

その後、詳しく調べてもらおうと、札幌手稲区の渓仁会病院を訪れ、組織を取って検査した結果「悪性リンパ腫」と診断されたのでした。

検査結果が出るまでの2週間、ふたりとも穏やかな心境ではありませんでした。

病院からの電話は夕方に来ました。

「リンパ腫です。11月〇日にこちらに来てください」とのこと。

その夜は、頭の中で様々な想いがぐるぐる沸き起こり、ふたりともまんじりともしないまま朝を迎えたのでした。

これでは拙いと、その日の午前中に家庭医を訪れ、夜眠れるようにと「抗うつ剤」を処方していただきました。

とにもかくにも十分な睡眠がとれないのでは、回復どころではないと判断したのです。

この薬のおかげで、ふたりともいまは十分に睡眠が確保されています。

今朝もおぢは7時間しっかり爆睡いたしました。

おかげで、心のバランスもなんとか取れている感じがいたします。

〇日、渓仁会病院を訪れ、担当の女医さんから詳しく説明を受けました。

おぢは録音用にICレコーダーを持参しましたが「病院内での録音・写真は禁止です」と言い渡されました。

警察の取り調べも「可視化」時代ですから、録音ぐらいよさそうなもんですが、ただちにあきらめました。

担当医師と良好な関係が築かれないのでは、治療もおぼつかないとの判断です。

その代わりと言ってはなんですが、お医者さんは上記写真の「悪性リンパ腫BOOK」を示し、20種類ほどあるという悪性リンパ腫のうち「非ホジキンリンパ腫」で比較的「ゆっくり」なタイプの「ろ胞性リンパ腫」と詳しく解説してくれました。

治療法については「化学療法」としていくつかの化学療法剤を組み合わせる「CHOP療法(チョップ療法)」

それと腫瘍細胞を殺して縮小させる「モノクロール抗体療法」の「リツキサン」で治療するとのことでした。

このあと歯科検診をしております。

歯周病などがあると治療に悪影響があるとのことでした。

看護師さんが「口を開けてください。何本残ってますかぁ?」と申しておりましたけど、ハニーさんは右の奥歯の親知らずが1本ないだけ。

歯は31本ありますし、歯ぐき1か所に深さ4ミリのポケットがあっただけ。

ほぼ完ぺきなのです。

朝晩の歯みがき、就寝前は歯周病予防の歯磨き粉、朝は歯を白くする歯磨き粉で、1回5分以上は磨いておるためです。

歯科での検査は、結果、歯石を取るだけでした。

実はきのうも病院を訪れております。

心臓のエコー検査、レントゲン、胃カメラ、骨髄検査もいたしました。

心配したのは骨髄の検査、骨組織を含む造血組織を採取するもの。

具体的には「腰にある腸骨に針を刺して、骨の中にある骨髄組織をとる検査」でたいそう痛いとされております。

針生検法(はりせいけんほう)だったとみられますが、何本か麻酔を注射したこともあったのか、女医さんの技術が高かったのか、「そう痛みは感じなかった」と話しておったので、おぢもホッといたしました。

そんなこんなの検査は、朝の8時半から始まり、おぢはこの間、札幌西区にある旧友Sの会社を訪れた。

そしたら「免疫力を高めれば薬はいらない!」「最後は免疫力があなたを救う!」など計4冊の免疫を強化する方策が書かれた本を用意してくれていた。

持つべきものは友人です。

もっともS曰く「この本に薬はいらないって書いてあるけど、それは無視していい」とも。

そりゃそうだ。

これからハニーさんは抗がん剤治療をするわけだもんね。

とはいえ、免疫力の向上、強化は自宅でできる有効な治療でもあるとおぢも考えておりました。

まずは以前から当ブログで書いておりますがNHK「ガッテン!」で紹介された「まるごとにんにくオイル」だ。

米国国立癌研究所は、ニンニクを抗ガン特性を持つ可能性のある野菜の一つとして認めているそうですから、若干ですが食べる量を増やすことに。

入院時にも持っていこうか考えておりますがそこは医師とのご相談になる。

ハニーさんの便秘予防にも効果が確認されつつある「強力わかもと」もお医者と相談して、ベッドの横にと考えております。

また、先日も書きましたが、就寝前に約1時間ふたりでヨガをしております。

これも免疫力を高めるのは効果がありそうです。

ヨガは深い呼吸をするという意味である種の「呼吸法」とも言われております。

深い呼吸も免疫力を高めるそうです。

おぢの場合は、ヨガだけで肩こりがほぼ解消しております。

きのうは札幌までの往復約200キロを走りましたが、これまでなら、かなりひどい肩こりになってますが、就寝前のヨガが効果を発揮しておるようだ。

あとは温泉に浸かって体温を上げるとか、最近ではサウナもNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を増やすのに効果的だそうですからサウナにも。

そんなこんな、ありとあらゆる手を尽くして、病気に打ち勝つのだと、ふたりして気合を入れています。

そこれもこれも「抗うつ剤」で良好な睡眠が確保されているため。

幸いハニーさんは「少々疲れやすい」程度ですので、おぢも少しは気が楽だ。

当ブログを見て、あちこちから励ましの電話やメール、中には我が家にお訪ねいただいた方も複数いる。

皆さんの声援を受けて、ハニーさんは来週半ばから2週間の抗がん剤治療で入院をいたします。

我が家を突然襲ったこの困難ですが、なんとしてもはねのける所存です。

応援よろしくお願いいたします。