午前6時半になったところです。
気温はマイナス6度で、ニセコに豪雪が帰ってまいりました。
昨夜から今朝にかけての積雪は40センチは超えた。
風もなく、気温もマイナス6度ですから、いい感じの「うはうはパウダー日和」です。
「深雪ファンの皆さま、お待たせしましたぁ~」なのだ。
ですが、残念ながらスキーには行くことができません。
ぐやしいけど、今年はそんな年なのでしょう。
まだ2月にかけてチャンスもあるんだろうと、自分に言い聞かせる朝でござる。
さて、
今朝の読売新聞電子版は「コンビニ店舗 初の減少」を大きく伝えております。
「売り上げ頭打ち 人件費上昇」が原因だそうです。
ですが、北海道でセーコーマートを展開してきた「セコマ」の丸谷社長によると、「コンビニのビジネスモデルは終焉が近い」というからもっと深刻だ。
丸谷智保社長は、元社会党の参議院議員で、その後は池田町長を長らくつとめた丸谷金保(かねやす)さんの子息だ。
皆さん「まるたにきんぽ」と呼んでましたけど、かねやすさんなのだった。
十勝ワインで池田町を有名にした人だ。
その一方、東欧からバルク買いしたワインを詰め替えて、「十勝ワイン」として販売するというニッポン独自の怪しい方法を発明し、ニッポンのワインをめちゃくちゃにしてしまった人でもありました。
その子息がセコマの社長なのだ。
でもって、コンビニのビジネスモデルが終焉するというから穏やかでない。
セコマは、セブンイレブンとかローソンと違って、「ロイヤリティー」も10%と低く、24時間営業を押し付けることもない。
言ってみれば、コンビニオーナーにとってありがたい制度がセコマなのだ。
丸谷社長がビジネスモデルが終焉するという理由はこうだ。
「フランチャイズ制がねじ曲げられた」
ようするに、本来は「本部と加盟店は共存共栄、富の正当な配分だけど、いまは従属関係になっているように見える」という。
加盟店が勝手に品物の値段を決めるなど「裁量権」がないのだという。
セコマにはあるそうだけどね。
他のコンビニでは、その店のすぐ近くに同じチェーン店の出店も認めちゃうという。
いやはや、これではオーナーとは名ばかり、本部の言いなり、従属を通り越して隷属関係だ。
しかも売れ残り商品は加盟店の負担にもなるそうだ。
「こんなもん、やっとられん!!」とオーナーが怒って辞めてしまうのも無理はない。
しかも、「普通のコンビニは大体1日に9回くらい配送が来る」
セコマは2回だけ。
「店舗が閉まっていたら、運送業者が店舗内に入って、荷物を置いていく。だから、荷物を受け取るために店を開けておく必要もない」そうだ。
24時間営業は「配送を受付する」のも大事な目的の一つ、だからオーナー側は「やっとられん」と思う。
セコマでは、過疎地にも出店するところが多く、そこも偉い。
900人の集落にも首長さんや住民から「出店してください」と頼まれるそうだ。
そして実際、出店するのだという。
900人の集落でもトントンになるようにコストを下げて出店するという。
地域を応援するセコマ、おぢも応援したくなる。
丸谷社長は慶応卒で、破たんした拓銀から外資のシティバンクを経て2007年からセコマ社長だそうな。
コンビニオーナーに裁量権を持たせ、やる気をそこなわず、さらに地域に貢献するのがセコマだ。
これがホントなら、しっかり応援したくもなるコンビニなのでした。
チャンチャン!!