ちょうど午前5時半です。
気温はマイナス6度で降雪・積雪は凄いことに。
昨夜からどんどん、ジャンジャン降り始めた雪はいきなり30センチ近い。
札幌生まれの札幌育ちだった亡き母親が「母さん、ニセコは怖いから札幌に帰る」と申した降り方だ。
見る間に降り積もるもんだから、いい年したおぢもビビっちゃう豪雪が、ようやく帰ってまいりました。
本来のこの時期、晴れる日などなくて雪は降りっぱなし。
なもんだから、移住組の中には「うつ状態になるの」と、白夜の北欧スカンジナビアンと同じことを申します。
緯度の高い北欧では、この時期、日の出る時間がそもそも短くて、太陽に当たる機会が少なく、このためうつ病が増えるそうだ。
冬至のころ、スウェーデンのストックホルムは午後2時には日が落ちて暗くなり、翌日午前9時まで夜が明けないという。
太陽が見えるのはわずか4~5時間だからどもこもならん。
うつ病は、明るい蛍光灯の部屋で過ごすと改善するそうで、チョー明るいサンルームなんかで治療するそうだ。
普段は白熱灯のほわっとしたあかりで過ごし、食卓ではロウソクのあかりで食べたりする。
レストランなんぞ、ほぼほぼ真っ暗な中で食事するのだ。
ニッポン人の家は「ファクトリーライト(工場のあかり)」と揶揄されるほど明るい。
ですが、あちらは相当暗いあかりの下で過ごすのが一般的だ。
というのも、40代のころ、ノルウェーの北極圏に近い「トロムソ」という町を1月だったか2月だったか、仕事で訪れたことがあるため。
ここはオーロラの見える北極圏の町だった。
「オーロラ」がどこの言葉かしらんけど、英語では「ノーザンライツ」と申します。
オーロラではほぼ通じません。
サーモンと甘エビがおいしかった記憶があるけど、まぁ一日中、ほとんど暗いのだから困る。
こんなときは大きなバーに人々が集まり、冷たくもないビールをチビチビ飲みながら皆さん談笑する。
ドイツもそうだったけど、ぬるいビール、ニッポン人にはちょっとねぇ、、、
1週間ほどの滞在中、1度だけそのノーザンライトを見ることができた。
これが凄くて、ちょっと忘れられない記憶ではあります。
などともう40年近い昔を思い出した朝なのでした。
そんなこんな、
悪性リンパ腫で入院中のハニーさんですが、きのうCTを撮ったそうだ。
そしたら、首周辺にあった腫瘍がほぼ消えていたそうです。
順調な回復ぶりで、ハニーさんは弾んだ声で電話してきたのだ。
次回からは、抗がん剤治療のときだけ入院して、その後は自宅に戻ることに。
抗がん剤治療のあとの「白血球を増やす注射」などは、地元の家庭医にしてもらう方向で検討中です。
感染症対策が大事になってきますけど、我が家にいる時間も長くなるのでおぢも助かる。
人間、住み慣れた我が家で過ごすのが一番ですからねぇ、、、
きょうは、仕事の合間を見ながら、デッキや家の周りの除雪に明け暮れる。
スキー場も今シーズン初という「深雪」が楽しめる。
実需のお金持ち欧米人も自家用ジェットで飛んでくるのでしょう。
おぢだって、ハニーさんがいれば断然スキーに行くところですけど、そうはイカキンの朝なのでした。
あれこれいろんなことが次々起きて、思い通りに行かないという、こんな年もあるんだよなぁ~