久々、午前6時にちゃんと起床いたしました。
写真はきのう軒下の除雪をしたあとの様子。
例年に比べて格段に雪が少ないことになっております。
そんなこんなではありますが、
ハニーさんがリンパ腫になってからというもの、酒量が増え、休肝日も12月から1回だけという、相当ヤバいことになっておったおぢ。
そこで昨夜は今年に入って初の休肝日にいたしました。
アルコール依存症になって眠れないのではないかと気になり、昨夜も抗うつ剤を2錠服用し朝まで爆睡。
おかげさんで、疲労感のないスカッとした朝を迎えております。
ただいまの気温はマイナス1度と、ビックリ仰天の温かさ。
お天気は今夜から湿雪が降り、吹雪による交通障害も心配されるという。
1月下旬というのに、こりゃもう〝春の嵐〟です。
さて、
国会でござる。
「桜を見る会」を巡る野党の追及が続いておりまする。
「こんなもん、いつまでやるんだ!!」って声も出ておる。
ですけど、ことは安倍さんが正直に話せばあっさり終了する問題ですワン。
のらりくらり、わけわかんないこと申しているから議論がさっぱり進まない。
とはいえ、あれこれ明らかになってきてはおりまする。
「桜を見る会」招待者の首相枠は「私が把握した各界で活躍されている方々について、推薦するよう(事務所に)意見を伝えた」というから、総理自身も招待に関与していたことがわかった。
また「活躍されている人を幅広く把握する観点から、妻の意見を聞くこともあった」
奥さんの要望も入れちゃったんだ。
こういうのを世間では私物化といいます。
「桜を見る会」を自分のカネを使ってやるなら、誰を呼ぼうと、何しようと勝手だけど、カネの出所は税金だ。
しかも、本来の趣旨である「功績」や「功労」のあった人だけ呼ぶなら、「お好きにどうぞ」って話でもある。
ところがギッチョン、夏の参院選前には地元有権者をごっちゃり呼んで、「事実上の選挙運動」をしたりするもんだから「おかしくないか?」って話になる。
しかも改選される議員には「特別枠」まだあったというから、「税金使った選挙運動」なのだ。
そして、「桜を見る会」前日にホテルで開かれ、地元有権者をごっちゃり招いた「懇親会」も、領収書はないし明細書もないと、総理自ら言うから「そりゃ誰が見ても変だろ!!」って話だ。
「前日の懇親会が後援会の主催であれば、政治資金収支報告書に記載をするため、資料を保管しておく義務がある」
なのに「領収書もないし明細書もない」って、のうのうと喋るわけですから、それって一国の総理大臣が言うことか???
さらに問題なのは「招待者名簿の破棄」だ。
読者の皆さんも、役所にあれこれ書類を提出したことが1度や2度はあることでしょう。
その書類、正確に書かないとならんわけで、重箱の隅をつつくように事細かく記さねばお役人から突き返される。
それが「文書主義」ってもんだからしょうがないことになっておる。
ことほど左様、公文書をきっちり管理するのがお役人の重要な務めなのだ。
ところが、「招待者名簿を廃棄した」って、口から出まかせいういうから、おかしなことになる。
ずさんな公文書管理など公務員の世界であるはずがない。
かりに「政府が何の罪悪感を抱くこともなく簡単に公文書を廃棄してしまう」としたら、我がニッポン国は「国としての体をなしていない」と申しても過言ではないと思う。
アメリカの公文書館では、あれやこれや大統領のメモに至るまで保管され、期限が来れば世間に公開できるシステムだ。
ぼんくらのトランプ大統領が破ってゴミ箱に捨てた文書だって、役人は繋いで保管するのがアメリカの常識だという。
「失敗から学ぶ」という大事な視点がニッポンには欠けておるとおぢは思う。
太平洋戦争の大失敗も、当時の記録は敗戦を前に「大量に燃やしてしまった」
大方は判明しておるけど、不明な点は今もあり、あの戦争についての、「むにゃむにゃ感」はいまもぬぐえない。
NHKドラマ10「ミス・ジコチョー」というドラマがあった。
「失敗学」を立ち上げ研究する女性の教授が主人公だった。
「誰だって失敗をする。過去の価値ある失敗の上に今がある」ってのがテーマだった。
そのためには「過去の失敗の記録」がないことにはどもこもならん。
だから文書主義は、「人類の進歩」にとっても重要なのだとおぢは思う。
それを簡単に破棄しただのなんだのと、許してしまっているのだとしたら、この国に輝かしい未来などないのだと、申しておきましょう。
ついでながら安倍総理、きのうの国会で「桜を見る会」についてこう話した。
「幅広く募ったが、募集はしていない」
悪いけど「募る」と「募集」は、ニッポン語で同じことを意味します。
ニッポン語もちゃんと話せない人を、一国の総理なんぞにしてはいけないのだと、申しておきましょう。