おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ゴーンさんトンズラで、舐められたニッポンの司法

2020年01月01日 | Weblog

あけましておめでとうございます。

2020年、新年です。

時刻はまもなく午前9時。

気温はマイナス9度で、荒れ模様のお天気です。

積雪も10センチは軽く超えております。

一方、札幌では観測史上初「大みそかに積雪ゼロ」を記録したとか。

ご当地は、小雪とはいえ、そこそこの雪でスキー場関係者、安堵しておると思いますけど、今日は嵐だ。

そんなこんなの猛吹雪の中、昨夜は真狩村にあるハニーさんの実家で年越しをいたしました。

といっても午後5時半から6時半ごろまでの短い訪問と年越しの食事だけでした。

感染症をなんとしても防がねばなりませんから、人と会うなどリスクはことごとく避けたいところ。

ですが、年越しはそうもいかず、わずかな時間でしたが、ハニーさん家族とのひと時を優先したのでした。

また、毎年オーストラリアからやってくるバーバラさんとデニスさんも、日本の友人から聞いたらしく、ハニーさんを心配する内容がメールも届きました。

短い返事を書いたわけですが、朝一でこれに1時間半もかかってました。

今どきはネット上で単語が調べられるからいいようなもんですが、翻訳ソフトなんか使おうもんならメチャクチャ英語になりますから、単語を調べつつってことで、時間がかかったのでした。

医学用語なんかさっぱりだしね。

そのしわ寄せは当ブログの更新に大きくかかわったわけで、読者の皆さんには正月早々申し訳ないことになっとります。

ま、テキトーを旨とするおぢが書くブログですからそんなもんですけどね。

さて、

元日産自動車のカルロス・ゴーンさんが国外にトンズラいたしました。

保釈中の人物が海外に逃亡するなど前代未聞の出来事だ。

ニッポンの司法史上、歴史に残る大事件が2019年末に起きたと申してよいでしょう。

検察も裁判所も正月気分が吹っ飛ぶ歴史上の大事件に頭を抱えておるに違いない。

なんでも、ゴーンさんは生まれ故郷のレバノンに、パスポートもないまま、行っちゃった。

しかも地方空港から楽器のケースに入ってプライベートジェットで脱出したという。

そのいきさつも毎日新聞によれば「クリスマスディナーのための音楽隊を装った一団がゴーン前会長の東京都内の自宅に入り、楽器の保管ケースにゴーン前会長を隠し、地方空港から出国したという」

アクション映画並みの仰天プランだ。

もっとも、我がニッポン国にとっては司法を揺るがす大事件ですけど、世界の見方は違うらしい。

ニッポンのいわゆる「人質司法」(長時間の身柄拘束などの問題)への批判もあって、ゴーンさんにひいき目の報道が多いそうだ。

生まれ故郷のレバノンにとってゴーンさんは英雄ですから「英雄のご帰還」ってことにもなる。

しかもレバノンとニッポンには犯人引き渡し条約もないそうですから、ゴーンさん安堵しておることでしょう。

ってことで、裁判とかどうなるの?

ニッサンで起きたとされる事件の真相解明もこれでアジャパーか?

ゴーンさんがニッポンにいれば、ほぼほぼ有罪で監獄行きでしたからねぇ、、、

ニッポンの司法制度の根幹を揺るがす事件ですから、これをきっかけにニッポンの司法が世界標準に近づくことになるやもしれませぬ。

ニッポンは、いまだに自白偏重で、取り調べの様子を録画する「可視化」もたいして進んでいないからだ。

ニッポンの司法が世界の常識に一歩近づくきっかけになるといいのですが、さてどうだろか???