おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「日本が消える!?」なんとかしないでどうする!!

2020年01月22日 | Weblog

午前8時を回っております。

お天気はスカッと晴れ、雪など降っておりませぬ。

不思議な年です。

我が家ではデッキ専用の除雪機が不調で、アジャパーなことになってます。

一時退院して我が家に帰ってきたハニーさんは、きのうから実家に戻っております。

久々、母親と一晩過ごしておるのです。

年末から母親に会ってませんから、あれやこれや、積もる話もあるわけ。

ってことで、おぢはきのうからまたまた寂しいことになっておる。

仕事もあるし、放置しておった除雪作業もせねばならん。

なんだかんだ忙しい。

そんなこんな、

米国在住の作家冷泉彰彦さんが自身のブログ「冷泉彰彦のプリンストン通信」でニッポンは「衰退途上国」に堕ちたとしておる。

ニッポンは「衰退途上国」、おぢもそんな感じがしておることろだった。

絶妙の表現です。

とはいえ、次の世代を担う若い人たちが「衰退国」で生きていくのでは何とも切ない。

もし「衰退途上国」なら、おぢたち世代もこれを何とかしないといけません。

冷泉さんは、1997年に「日経新聞」が連載した「2020年からの警鐘~日本が消える」を読み返したそうだ。

そしたら脱力感に襲われたという。

23年間、ニッポンが抱える問題は先送りされてきたというのです。

「日本が消える」とは、成長率が低下して国際経済における日本の存在感がかすむことが最大の問題で、それを「日本が消える」という表現で警告しているそうだ。
 
日経の連載では、1990年には世界のGDP総額に占める日本の割合が13.9%であったのが、このまま「構造改革が進まずに現状を放置」した場合には、2020には9.6%になってしまう、とした。
 
ところが現状は5.9%」だそうな。
 
更に人口減と競争力喪失により2050年には2%になるという予測も出ているとか。
 
世界における日本の影響力はないに等しいことになるというから穏やかでない。
 
そして、「人類の史上の中でこれだけの規模の経済が、これだけのスピードでまっすぐ衰退の方向へ突っ走っているという例はない
 
「具体的に言えば、1990年前後をピークに、30年間ずっと一直線に衰退している、これは非常に珍しい事例です」という。
こうなった原因を冷泉さんは5つ上げておる。
 
(1)造業から金融・ソフトといった主要産業のシフトに対応できなかった
 
(2)トヨタやパナソニックなど日本発の多国籍企業が、高度な研究開発部門を国外流出させていること。つまり製造部門を出すだけでなく、中枢の部分を国外に出してしまい、国内には付加価値の低い分野が残っているだけという問題。
 
(3)英語が通用しないことで多国籍企業のアジア本部のロケーションを、香港やシンガポールに奪われてしまい、なおかつそのことを恥じていないこと。
 
(4)観光業という低付加価値産業をプラスアルファの経済ではなく、主要産業に位置づけるというミスをしていること。
 
(5)主要産業のノウハウが、最も効果を発揮する最終消費者向けの完成品産業の分野での勝負に負けて、部品産業や、良くて政府・軍需や企業向け産業に転落していること。
 
…なのだそうな。
 
かつて英国も「英国病」とわいれたけど、今は復活した。
 
なんとかこの状況を大きく変えていかないと、「日本は消える」のでは、この国に生まれ、この国が大好きなおぢはたいした困る。
 
「なんとかしないでどうする!!」と思うけど、どうしたもんかねぇ、、、
 
国会では、「桜を見る会」の問題で大騒ぎ。
 
政府が相も変わらず大ウソばかりで実りのないものとなっておる。
 
考えたら、「モリ・カケ」以来、安倍政権は延々とウソばかり。
 
安倍政権は、このままでは消えてしまうニッポンの現状をどう見てるんだろ???
 
これをなんとかしようという人が出てこないと、相当に拙いのだと思うおぢなのでした。

 


リンパ腫の治療、2クールが終了だ!!

2020年01月22日 | Weblog

午前6時半です。

気温はマイナス7度で、雪はちらちら降る程度だ。

きのうの大雪は、「これからどんどん降るってくる帳尻合わせの大雪」、このスタートに違いない!!

…と思ってましたけど、大雪はそれっきり。

普段なら、うんざりするほどノンストップで降り続けるのがご当地の雪ですけど、今年はそうはイカキンのようです。

ご当地、引き続き暖冬・小雪ってことのようだ。

ところで、

きのう、ハニーさんが久々に帰宅いたしました。

札幌市手稲区の渓仁会病院に迎えに行ったのだ。

10日ぶりに会ったハニーさん、病棟内でウオーキングしたり、スクワットしたり、ベッドの上でヨガしたりしてましたから、やつれた様子はない。

下がってしまっていた白血球の一種「好中球」も基準内に戻った。

治療はとても順調だ。

見た目の大きな違いは、なんといってもきれいに剃髪したスキンヘッド。

これがなんとも神々しくて、畏れ多く、なんだかありがたい気にもなってくるから不思議だ。

思わず手を合わせそうになって、「いやいやあれは私の奥さん」と心も動揺するおぢなのでした。

そういえばその昔の日活ロマンポルノで「尼さんシリーズ」があったのを思い出した。

スキンヘッドファン? 垂涎のポルノ映画だったか!?

おぢは見たことないけど…

話は戻りますが、

治療はこれで2クール目が終了し、次回は即効性のある放射線治療も、グラマー美人女医さんから提案された。

ですが、場所が喉ということ、放射線を使うと唾が出なくなるなどのリスクもあるとのことで、迷わず次回以降も抗がん剤治療に専念することに。

ただし次回は、抗がん剤投与など1週間程度の入院で、これまでより大幅に短くなる。

退院後は、我が家の家庭医「野の花診療所」で必要な注射をしていただくことになった。

おかげさんで、自宅にいる時間が長くなるので、おぢもハニーさんも負担が少なくて済む。

なにより一緒にいられる時間が長くなるのが嬉しい。

これまで絶賛増量中だった酒も減ってくるかと期待もできる。

同じ病気で札幌の人などは、通院しながら、仕事しながら治療もできるのだそうだ。

とはいえ、治療は「全6クール」ですから先は長い。

半年にわたる長距離レースゆえ、入院期間が短くなるのは、負担軽減につながるわけなので大いに助かる。

今回の退院に際して、そんなこんなを若いグラマー美人女医さんから丁寧にご説明いただいた。

患者と家族、医者と病院の関係者一同が、納得しながら治療を進めるこうした姿勢はとても好ましい。

この病院の好感度がさらに高くなったのでした。

そんなことではありますが、

病名の「悪性リンパ腫」ってどうなんだろ???

先日もご紹介した文藝春秋新春特別号で、経団連会長の中西宏明さんも「リンパ腫」だったことを明らかにしておった。

そう、中西会長は「悪性リンパ腫」ではなく単に「リンパ腫」と書いている。

同じ「悪性リンパ腫」には違いないけどただの「リンパ腫」としておるのだ。

ハニーさんの担当医のグラマー美人女医さんも、「悪性」っていう言葉には疑問を投げかけておったとハニーさん。

気の弱いおぢは「悪性リンパ腫」と聞いて、ソッコー「抗うつ剤」を処方してもらったほどのインパクトなのだ。

「悪性」を名乗ることで、患者とその家族の恐怖感を煽るには、もってこいの病名と言えます。

ではありますが、これだけ治る病気になってきたのですから、病名はただの「リンパ腫」でいいんでないの?

っていうか、この病名、もうリンパ腫にしましょうよ!! 

と思う二人水入らずの朝なのでした。

いい感じで、スマンね!!