午前6時の気温はプラス5度。
夜がしらしら明けてきておるけど、街灯はまだ点いたまま。
今年の冬至は12月22日だそうだから、この先まだまだ日が短くなる。
いま時期は雪が降らないと、暗くて寒いのが北国だ。
一面銀世界になると、パーッと明るくなるのですがね。
きのうも夕方5時過ぎに真っ暗になり、朝も午前6時はまだ暗い。
おまけに雪がないので足跡もつかないわけで、おかげさんで、空き巣や車上荒らしなどが大活躍する季節でもある。
特に田舎は車のキーをちゃんと掛けとかないとヤバイのです。
かつてキーを付けっ放しだったとき、夜間に車を乗りまわされた気配がありましたです。
盗まず乗り回すってところがいかにも田舎なのだけどね。
暗い時間の長いきょうこのごろは、ドロボウさんの活躍にしっかり気をつけた方がよろしいね。
さて、
1兆円もつぎ込んできたのに、さっぱり稼働しない「もんじゅ」でござる。
政府の御用組織である原子力規制委員会にさえ「別組織にしたら」と、とうとう見捨てられましたわ。
核燃料をリサイクルして、延々と使える夢のエネルギーがうたい文句の「核燃料サイクル」だったけどねぇ。
実際には1991年に試運転が始まり、発電したのは3か月だけ。
1995年に起きたナトリウム事故以来、さっぱり動いてはおりません。
それから20年たったいまも、夢のエネルギーは夢のままじゃ。
昔は10年ひと昔と言われましたから、すでにふた昔が経過してるのに「まだ続けるのか!」って話だ。
いまも毎日5500万円のコストがかかっておるというのに、トットと引導を渡そうって話になるかどうかが、この先、大注目のポイントなのだ。
なんといっても「核燃料リサイクル」が、もはや世界の非常識だという事実は、どうにもこうにも否定のしようがない。
元GE原発技術者の佐藤暁さんは、先日のTV朝日モーニングショー「そもそも総研」でビックリ仰天、以下のように話しておりました。
「核燃料サイクルをするためのコストは、核燃料の4倍かかる。元は安い核燃料だけど、4倍だと石炭やガスと同じになる」そうな。
いやぁ~ん、バッカじゃないの!!
延々リサイクルできる夢の核燃料サイクルエネルギーは、核燃料の4倍の値段だというのです。
それなら核燃料のまんまでいいじゃんか、って話だぜ。
これまで1兆円をかけて、さっぱり動ないもんじゅだけれど、これが動いても4倍のコストの燃料ができるんでは、どもこもならん。
そしてさらに佐藤さんの話では「核燃料の再処理は爆発の危険が高い」というからいよいよヤバイ。
しかも一旦事故を起こしたら、再処理工場での被害はフクシマレベルではないらしい。
もういい加減、「もんじゅ」は止めてちょうだいよ!!
って話だろうと、常識人なら思うはずだ。
だけど、この国の政治家ってば、揃いも揃って非常識な連中ばかりだからなぁ、、、
原子力ムラの皆さんのおかげで、あたまがクラクラしてくるきょうこのごろのおぢなのでござる。