今年山を歩いていてずっと気になっていたのが、オオムラサキシキブの美しい実が
ちっとも目につかない、という事でした。
猛暑のせいで、実が熟すのが遅れているのか気になって、先週山に調べに行ってみました。
山では、まだ緑色の実から紫の実まで様々な段階のものが見つかりました。
こちらは一番実の付きが良かった木。
一杯ついているけれど、少々小粒なような・・・。
毎年見事な実を実らせる、お気に入りの木にも立ち寄ってみました。
すると・・・。
ツヤツヤ光る大粒の美しい実は、かなり鳥たちに食べられて無くなっていました!
…ということは、今年は全般に実が熟すのが遅く、先に熟した実に鳥たちが集まって食べてしまうので
よけい目立たないのでしょうか?
ちょっと鳥たちの気持ちが知りたくなって、調べてみることにしました。
同じ日に収穫したムラサキシキブの実です。
ツヤツヤした紫、シワシワの紫、まだ緑色の小粒・・・と様々。
ハサミで割ってみました。
ツヤツヤの大粒には中に果肉がギッシリ詰まっていました。
一方、色の悪いシワシワ紫は・・・。
中がスカスカで、何だか、あまりおいしそうではありません。
このまま時間がたてばもっと熟すのか、それとも病気なのか・・・??
「このままでは、小鳥たちがお腹を空かせてしまうのでは?」
…そんな風に気にしていたら、店の近くで実が美しく色づき始めました。
これぐらいの色になれば、おいしそうですよね?
良かった良かった。
他の木も、これからも順調に熟して、鳥たちのお腹を満たしてあげてほしいものです。
ところで、話しは全く変わりますが、一昨日ツアーで山を歩きました。
私と同年代の御夫婦と、何だか昔からの友人と一緒に歩いているような感覚に陥りながら(*^_^*)
楽しく案内させていただきました。
南西風が強くて歩くコースは制限されましたが、私には風の強さがそのまま“大島らしさ”のように感じられました。
この島特有の風が、カルデラの中に黒い砂漠や砂の斜面など、島の景色を作っってきたのです。
その風を体感しながら歩くことは、大島らしい自然の感じ方のような気がします。
ただ、太陽が雲に隠れてキラキラ光るススキの大草原をお見せできなかったのは残念でした。
なので、今日の日記の最後は、夕日とススキの写真です。(せめてものプレゼントです・・・)
昨日も、今日も、オレンジ色に輝く光の帯が、波の動きに合わせてユラユラと揺れ、最高に綺麗でした。
ススキ越しの夕日は何度見ても本当に美しいです。毎回見とれてしまいます。
ツアーにご参加いただいたI様、今度はぜひ本物の“夕日に輝く大島のススキ”を堪能しに
お越しください~。
(カナ)