今日は鴻池、願法、私の3人で、大島支庁産業課の方達の2回目の三原山ツアーに行ってきました。
今回のツアーは、産業課の方達が「大島の火山や自然を勉強しよう」という主旨で、
交代でほぼ全員参加のツアーを企画してくださったもので、あと1回行われる予定です。
ツアー前半は、安永の縄状溶岩の横でウロウロしていたコニワハンミョウを、鴻池が粘り勝ちで捕まえて(^O^)
皆で美しいメタリックブルーの体を観察したり、キラキラ光るススキ野原を眺めたり、
道沿いで見られる様々な、三原山の作った芸術作品を観賞したりしながら、山頂へ向かいました。
「天気も良いし、風も弱し、こんな良い条件はめったにないね~。」等と言いながら
ホルニト(溢れ出た溶岩が造った塚)とその向うのキラキラ光る海を眺めました。
迫力の火口もクッキリと見え、皆で雄大な景色を楽しみました。
「ここなら誰でもホールインワンするよな~。」ある方の発言に一同爆笑!
「確かに~。穴まで届けば。」そんな会話で盛り上がりました。
この後しばらくは快適に歩けたのですが、下山する頃からだんだん雲行きが怪しくなり、
真黒い雲が頭上を覆い始めました。
そしてついに一瞬、アラレ(?)というような大粒の雨が…。
今日は1日晴れとの予報を信じて疑わなかったのですが…さすが山の天気です。
軽くみすぎました(^_^;)。
溶岩流に乗って流されたアグルチネートの、黒い彫刻の森のような風景は、
かつて経験した事が無いほど真っ暗で、ちょっと恐ろしいような不気味な雰囲気を漂わせていました。
後ろを振り返ると三原山の向うには青空が見えているのですが(^_^;)。
しかしさすが現場で鍛えた産業課のメンバーです。
「これはコレでめったにできない経験かも。」という前向きな姿勢で(^O^)、
周囲の観察も怠りなく、歩き通しました!
歩き終わりにはほぼ雨もやみ、美しい紅葉が私達を出迎えてくれました。
皆で立ち止まってしばし紅葉観賞~。
終了後、本日の雨降りツアーを記念して(?)皆で記念撮影しました。
雨の中でも笑顔の絶えない、素敵な時間でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
「島の事を勉強するぞ~!」という皆さんの意気込みが、とても嬉しいです。
また、機会がありましたらご一緒したいです。
さて、最後に今日のツアーの前後に見た植物の紹介です。
まずは妙に目立っていたイズホソバテンナンショウの実。
半分だけ鳥にでもかじられたのでしょうか?
赤い実が取れた跡も意外に綺麗な模様で残っていて、ちょっと飾っておきたい感じでした。(私だけ?)
そして山の中腹の林道で見られるイズノシマダイモンジソウの花。
リボンのような可愛い花です。
私はこの花が咲く、森の中の湿った崖の、静かな雰囲気が大好きなのです。
雨が降っても風が吹いても結局のところ、今日も良い1日でした(^O^)
(カナ)