このところ、年末の頃の寒さになったり、気温の変化が激しいですね。体調管理をしっかりしたいものです!
今日は、島に唯一残る村役場のご紹介です。
大島町が出来る前、伊豆大島には6つの村がありました。波浮港村、差木地村、野増村、元村、岡田村、泉津村、この6つの村。今では、旧六ケ村(きゅうろっかそん)とも呼ばれます。
1955年(昭30)年に合併して、町制が施行され、大島町になりました。それ以前は、村役場が6ヶ所あったわけですが、現在残されているのは、差木地(さしきじ)の旧差木地村役場だけです。
旧村役場は、集落の北側の小高い場所にあります。大きな木々に囲まれた静かな所です。見出し↑は、近くにあるビャクシン(イブキ)の並木。
こんな↑一抱え以上もあるビャクシンが何本もあります。集落を季節風から守るために植えられたのでしょうか。
大きく枝を広げた太いタブノキ↓も多いこと!
暑い夏でも、ここへ来ると、木陰で涼しい風を感じられますよ。
で、肝心の村役場の建物は、こちら↓です。
この村役場庁舎は、1913年(大正2年)に総工費1200円で建築されたそうです。もうすぐ100歳ですね。
1955年(昭和30年)4月1日に、大島町になってから9年間、町役場差木地支所としても利用されていました。
こちらは、出入り口(玄関)。なかなか風格があります。でも、結構小さいんです。建物の総面積は、153㎡ほど(約46坪)。そして、大島町の記念建築物でもあります。
現在は、老人クラブの方々が管理されているようです。
周囲には、こんな感じの古い石垣↓があって・・・
苔むして、マメヅタやイノモトソウなどのシダ植物も見られます。
杜(もり)といった感じの太い・・・スダジイ、イヌマキなどの木々も見られます。
都道からは、ちょっと奥まっているので、分かりにくいですが、差木地公民館の近くを探してみて下さい。
(なるせ)