今日は2グループに分かれてのツアーに行ってきました。
私(西谷)のツアーは「三原山さん、ありがとう~!」と心から言いたくなるようなツアーでした!
本当に「ここぞ」というタイミングで霧が劇的に晴れたのです。
山頂に着くころ、モクモク移動してきて私達の周りを真っ白におおってしまった霧。
「噴気と霧の区別がつきませんね(^_^;)」とぼやきながら、何も見えない中、火口一周コースを歩きはじめたら…
突然霧が晴れて目の前に黒い地面と立ち上る噴気が見えました!「良かった~。ここまで来たかいがある。」
そんな言葉に気を良くしたのか、三原山はたくさん、劇的な演出をしてくれました(^O^)
火口展望所までの坂道は真っ白で何も見えなかったのに、火口が近づいたらちょうど霧が流れ去り、でっかい火口が姿を見せてくれました!
この後も、なぜか霧は私達が歩くのと同じ速度で、進行方向へ移動して…
まるで霧と並んで歩いているかのようでした!
裏砂漠や割れ目噴火からの溶岩流も、まるでそこだけ雲に四角い穴をあけたみたいに良く見えました。
剣が峰(歩ける範囲では一番高い眺めの良い場所)で「天気が良い日は伊豆諸島が見えるんですけどね~」
という話をしたら…
「見えた~!!」雲の上にポッカリ浮かぶ、利島と新島!!
ここまでタイミングが良いとやっぱり「三原山さんありがとう!」って言いたくなりますよね(^^)v
そしてツアー最後に森を抜けたら、そこは濃霧だったのです!
三原山は完全に、姿を隠していました。
足元の溶岩からはハチジョウイタドリの赤い小さな芽が生えはじめ、春を感じさせてくれました。
「小さな春ですね。」とお客様。
素敵な表現です!(^O^)
こんなふうにいくつかの“小さな春”を楽しみながらも、何といってもギリギリセーフなタイミングで雄大な景色を見せてくれた三原山の粋な計らいに、心奪われた今日のツアーでした。
ではこの後、柳場にツアー報告をバトンタッチします~(^。^)
西谷の後を続けるのは、チョット気が重い(荷が重い?のですが・・・)
昨日・今日と、いつもダイビングでいらっしゃる方からツアーのお申し込みを受け
陸ジオガイドに行ってきました。
昨日は荒天の為山は諦め、まずはリクエストのあった”郷土資料館”へ・・・
ここはその名の通り、大島の歴史を学べる処です。そして様々なジオも感じられます。
まずは館長さんから、大島近海の説明です。
伊豆諸島は、信州戸隠山からグアムまで伸びる火山帯(注)に位置する事
そして各島の砂の色が違う事、大島の成り立ち等をお聞きしました。
周囲には、三原山の火山弾や様々な形の溶岩が展示されています。
大島は、火山と共に人の歴史も刻まれています。
入口近くにこの様な展示物が有ると言うことは
三原火山が人々の生活にとってもやはり原点なのですね。
当然、流人の歴史や、様々な民具、人々の生活史も展示されています。
さて資料館の後は、第二のリクエスト大島公園です。
ここには3,500本の園芸種とヤブツバキが5,000本植えられているそうです。
そして椿も、島の方々の生活にとって欠かす事ができません。
防風・油・薪等様々な形で利用されてきました。
資料室の中にはこんなモノが・・・
縄文時代の化石です。
大島公園には、園芸種を展示する温室も有ります。
以前、ここに始めて足を踏み入れた時、私はとても驚きました。
それは今まで”椿には香りが無い”と思い込んでいたからです。
ところが、ここに一歩足を踏み入れた途端全身甘い香りに包まれます。
そして、こんな花達が甘い香りと共に出迎えてくれました。
これは”ナンシーレーガン”
アメリカのファーストレディの名前が何故?付いてるのでしょう。
園芸種はヨーロッパで産まれたものが多いと聞いていたのですが、これはアメリカ産でしょうか?
これは、”ウィローウィンド”名前の意味は判りませんが、とても椿と思えない容姿?ですね。
先日のブログにも有りましたが、大島公園の島ザクラは満開を迎えています。
公園を離れ、南部へ向かいました。
4年振り?に迂回路が解かれ、新たに開通した一周道路を走ります。
ここは、長い間直径3メートル近い大岩が道路を塞ぎ、通行止めになっていた場所です。
西谷と海スタッフ石田が通ろうとした直前に道路脇から転がり出た大岩、見たかったですね~。
大昔の火山の名残り筆島を見て、やはり噴火で原型の出来た波浮港、地層大切断面
様々なジオを体感してご宿泊先へとお送りし1日目の終了となりました。
そして本日、空には何となく薄日が・・・見えるようで見えない様な・・・
非常に微妙なお天気です。
しかし、昨日の天気で山を断念した方達が沢山居るのでしょう。
今日は、いつになく大勢の人達が山に入って行きます。(私達もその一部?)
薄霧の掛かる神社前も大賑わい。
微妙に小雨がぱらつく中、それでもしっかり火口は覗き見る事ができました。
近くでは、生きた地球の地熱も感じました。
やはり大島へいらしたからには、ここは絶対に見て頂きたい場所ですね。
割れ目火口から元町溶岩流に向かう途中では
元町登山道5合目付近にある”六地蔵尊”にも寄ってみました。
ちょっと悲しいお話しも秘めた三原山、しかしそれも島の歴史の一部です。
悲しい歴史だけではなく、島の人達の優しく強い人情にも触れる事ができます。
この二日間は、すっきりしないお天気のおかげで景色だけに終わらず
様々な所で、島の成り立ちと人々の生活に触れる事ができたと思います。
お付き合い下さったS&Sさんご夫婦、大島の陸ツアーいかがだったでしょう?
自然は毎回違う表情を見せてくれます。是非またお越し下さいね~。
この場をお借りして、ありがとうございました~。
注、火山帯と言う言葉、現在は基本的に使われないとの事
昔、学校で習った”富士火山帯”は、信州妙高山から硫黄島までとありました。(ギバ)
私(西谷)のツアーは「三原山さん、ありがとう~!」と心から言いたくなるようなツアーでした!
本当に「ここぞ」というタイミングで霧が劇的に晴れたのです。
山頂に着くころ、モクモク移動してきて私達の周りを真っ白におおってしまった霧。
「噴気と霧の区別がつきませんね(^_^;)」とぼやきながら、何も見えない中、火口一周コースを歩きはじめたら…
突然霧が晴れて目の前に黒い地面と立ち上る噴気が見えました!「良かった~。ここまで来たかいがある。」
そんな言葉に気を良くしたのか、三原山はたくさん、劇的な演出をしてくれました(^O^)
火口展望所までの坂道は真っ白で何も見えなかったのに、火口が近づいたらちょうど霧が流れ去り、でっかい火口が姿を見せてくれました!
この後も、なぜか霧は私達が歩くのと同じ速度で、進行方向へ移動して…
まるで霧と並んで歩いているかのようでした!
裏砂漠や割れ目噴火からの溶岩流も、まるでそこだけ雲に四角い穴をあけたみたいに良く見えました。
剣が峰(歩ける範囲では一番高い眺めの良い場所)で「天気が良い日は伊豆諸島が見えるんですけどね~」
という話をしたら…
「見えた~!!」雲の上にポッカリ浮かぶ、利島と新島!!
ここまでタイミングが良いとやっぱり「三原山さんありがとう!」って言いたくなりますよね(^^)v
そしてツアー最後に森を抜けたら、そこは濃霧だったのです!
三原山は完全に、姿を隠していました。
足元の溶岩からはハチジョウイタドリの赤い小さな芽が生えはじめ、春を感じさせてくれました。
「小さな春ですね。」とお客様。
素敵な表現です!(^O^)
こんなふうにいくつかの“小さな春”を楽しみながらも、何といってもギリギリセーフなタイミングで雄大な景色を見せてくれた三原山の粋な計らいに、心奪われた今日のツアーでした。
ではこの後、柳場にツアー報告をバトンタッチします~(^。^)
西谷の後を続けるのは、チョット気が重い(荷が重い?のですが・・・)
昨日・今日と、いつもダイビングでいらっしゃる方からツアーのお申し込みを受け
陸ジオガイドに行ってきました。
昨日は荒天の為山は諦め、まずはリクエストのあった”郷土資料館”へ・・・
ここはその名の通り、大島の歴史を学べる処です。そして様々なジオも感じられます。
まずは館長さんから、大島近海の説明です。
伊豆諸島は、信州戸隠山からグアムまで伸びる火山帯(注)に位置する事
そして各島の砂の色が違う事、大島の成り立ち等をお聞きしました。
周囲には、三原山の火山弾や様々な形の溶岩が展示されています。
大島は、火山と共に人の歴史も刻まれています。
入口近くにこの様な展示物が有ると言うことは
三原火山が人々の生活にとってもやはり原点なのですね。
当然、流人の歴史や、様々な民具、人々の生活史も展示されています。
さて資料館の後は、第二のリクエスト大島公園です。
ここには3,500本の園芸種とヤブツバキが5,000本植えられているそうです。
そして椿も、島の方々の生活にとって欠かす事ができません。
防風・油・薪等様々な形で利用されてきました。
資料室の中にはこんなモノが・・・
縄文時代の化石です。
大島公園には、園芸種を展示する温室も有ります。
以前、ここに始めて足を踏み入れた時、私はとても驚きました。
それは今まで”椿には香りが無い”と思い込んでいたからです。
ところが、ここに一歩足を踏み入れた途端全身甘い香りに包まれます。
そして、こんな花達が甘い香りと共に出迎えてくれました。
これは”ナンシーレーガン”
アメリカのファーストレディの名前が何故?付いてるのでしょう。
園芸種はヨーロッパで産まれたものが多いと聞いていたのですが、これはアメリカ産でしょうか?
これは、”ウィローウィンド”名前の意味は判りませんが、とても椿と思えない容姿?ですね。
先日のブログにも有りましたが、大島公園の島ザクラは満開を迎えています。
公園を離れ、南部へ向かいました。
4年振り?に迂回路が解かれ、新たに開通した一周道路を走ります。
ここは、長い間直径3メートル近い大岩が道路を塞ぎ、通行止めになっていた場所です。
西谷と海スタッフ石田が通ろうとした直前に道路脇から転がり出た大岩、見たかったですね~。
大昔の火山の名残り筆島を見て、やはり噴火で原型の出来た波浮港、地層大切断面
様々なジオを体感してご宿泊先へとお送りし1日目の終了となりました。
そして本日、空には何となく薄日が・・・見えるようで見えない様な・・・
非常に微妙なお天気です。
しかし、昨日の天気で山を断念した方達が沢山居るのでしょう。
今日は、いつになく大勢の人達が山に入って行きます。(私達もその一部?)
薄霧の掛かる神社前も大賑わい。
微妙に小雨がぱらつく中、それでもしっかり火口は覗き見る事ができました。
近くでは、生きた地球の地熱も感じました。
やはり大島へいらしたからには、ここは絶対に見て頂きたい場所ですね。
割れ目火口から元町溶岩流に向かう途中では
元町登山道5合目付近にある”六地蔵尊”にも寄ってみました。
ちょっと悲しいお話しも秘めた三原山、しかしそれも島の歴史の一部です。
悲しい歴史だけではなく、島の人達の優しく強い人情にも触れる事ができます。
この二日間は、すっきりしないお天気のおかげで景色だけに終わらず
様々な所で、島の成り立ちと人々の生活に触れる事ができたと思います。
お付き合い下さったS&Sさんご夫婦、大島の陸ツアーいかがだったでしょう?
自然は毎回違う表情を見せてくれます。是非またお越し下さいね~。
この場をお借りして、ありがとうございました~。
注、火山帯と言う言葉、現在は基本的に使われないとの事
昔、学校で習った”富士火山帯”は、信州妙高山から硫黄島までとありました。(ギバ)