今日は三原山で2つ、楽しいジオ体験をしてきました。
一つ目は外輪山にある一等三角点を調べに行った時のこと。
測量の基準となる“一等三角点”は見晴らしの良い山頂にあることが多いらしく、その踏破をめざす登山愛好家のお客様から時々「一等三角点に行きたい!」というリクエストをうけます。
私も5~6年前は行ったことがありましたが、その後は訪ねていませんでした。
「今、どんな状態になっているのだろう?」と思って今日、行ってみました。
木々がつくった自然のトンネルを、鳥の声を聞きながら歩くこと10分弱。
一等三角点はこんな状態で立っていました。
ちょっと低木が茂って、あまり見はらしが良くありません。
近くには「ここだぞ~。」と位置を示す杭があります。
そして三角点の近くでは、何やら人の気配が…
声をかけて尋ねてみたら、国土地理院の方が新しい観測機械のもとで仕事中でした。
建物にはこんな表示が。
機械が動いている最中に建物の小窓をのぞくとレーザー光線が目に入り、大変危険なのだそうです。
気をつけましょう~。(気をつけなきゃいけないのは私?(^_^;))
光線はこのような形のミラーに反射し、2.5kmぐらい離れた場所まで、地面の盛り上がりなどの変化をとらえることができるそうです。
マグマが地面を押し上げた状態を観測しての噴火予知を目指しているとのこと。
三原山を歩いていて時々見かけるミラーの意味が、良くわかりました(^^)v
さて、今日の“楽しいジオ体験”ふたつ目は、創業80年の外輪山にある喫茶店でのひと時。
ここのご主人が“山頂ジオパーク展”を見に来て、珈琲をご馳走するからと招待してくれたのです。
ご主人は25年前の噴火も毎日この場所から眺め、今も年間150日ぐらい三原山に登っているという“火山の人”
店内には椿の木を輪切りにした土台の上に、こんなオブジェが…
ケースの中に展示された様々な形に「先日話に聞いた“椿の木に並べた十二支の溶岩オブジェ”もこんな感じだったのではないかしら?」と息をのんで見つめていたら、一緒にいた柳場から「コレ、スゴイよ。」の声が…。
スゴイの正体はこちら
本当にスゴイです!
火山がつくった世界にたった一つの芸術作品!この流線型、カッコ良い~!(^O^)
南部の小さな火山“岳の平”の溶岩の下に埋まっていたという、火山弾も見せてくれました。
色と言い、形と言い、大きさと言い、まるでサツマイモです!
秘蔵のオブジェは、、まだまだありました。
きし麺?
炎?
火山の芸術家としての才能に、ただただ唖然…。
ご主人は、発泡していない溶岩が磁石に良く反応することも、実験して見せてくれました。
大島の溶岩が鉄を含み、コンパスが狂うことなどは理論では聞いていましたが、こんなふうに自分の目で確認をしたことがなかったので、ビックリしました。
さらに、こういう立派な磁石をもって野外を歩いて、どういう石が反応するかを試している方がいるということ自体にも驚きました(^O^)
そして最後に、紹介してくれたものは…
以前この日記で嶋田が報告していた“えんばい汁”
2年半(3年?)前に塩漬けにした生の“子タカベ”をビンから取り出し、
お椀に、庭でつんだアシタバと共に入れ、
お湯を注いで出来上がり。
お味は…なんともいえない旨みがあってとても美味しく、またまたビックリしました!!
地元の海で取れた魚を、塩(大島では、海水からの天然塩づくりも行われています)で何年も保存し、火山地帯に元気に生えるアシタバで臭みを消して食べる“えんばい汁”は、まさにジオフード!
今日は、中身の濃いジオ体験を楽しんだ一日でした(^^)v
(カナ)
一つ目は外輪山にある一等三角点を調べに行った時のこと。
測量の基準となる“一等三角点”は見晴らしの良い山頂にあることが多いらしく、その踏破をめざす登山愛好家のお客様から時々「一等三角点に行きたい!」というリクエストをうけます。
私も5~6年前は行ったことがありましたが、その後は訪ねていませんでした。
「今、どんな状態になっているのだろう?」と思って今日、行ってみました。
木々がつくった自然のトンネルを、鳥の声を聞きながら歩くこと10分弱。
一等三角点はこんな状態で立っていました。
ちょっと低木が茂って、あまり見はらしが良くありません。
近くには「ここだぞ~。」と位置を示す杭があります。
そして三角点の近くでは、何やら人の気配が…
声をかけて尋ねてみたら、国土地理院の方が新しい観測機械のもとで仕事中でした。
建物にはこんな表示が。
機械が動いている最中に建物の小窓をのぞくとレーザー光線が目に入り、大変危険なのだそうです。
気をつけましょう~。(気をつけなきゃいけないのは私?(^_^;))
光線はこのような形のミラーに反射し、2.5kmぐらい離れた場所まで、地面の盛り上がりなどの変化をとらえることができるそうです。
マグマが地面を押し上げた状態を観測しての噴火予知を目指しているとのこと。
三原山を歩いていて時々見かけるミラーの意味が、良くわかりました(^^)v
さて、今日の“楽しいジオ体験”ふたつ目は、創業80年の外輪山にある喫茶店でのひと時。
ここのご主人が“山頂ジオパーク展”を見に来て、珈琲をご馳走するからと招待してくれたのです。
ご主人は25年前の噴火も毎日この場所から眺め、今も年間150日ぐらい三原山に登っているという“火山の人”
店内には椿の木を輪切りにした土台の上に、こんなオブジェが…
ケースの中に展示された様々な形に「先日話に聞いた“椿の木に並べた十二支の溶岩オブジェ”もこんな感じだったのではないかしら?」と息をのんで見つめていたら、一緒にいた柳場から「コレ、スゴイよ。」の声が…。
スゴイの正体はこちら
本当にスゴイです!
火山がつくった世界にたった一つの芸術作品!この流線型、カッコ良い~!(^O^)
南部の小さな火山“岳の平”の溶岩の下に埋まっていたという、火山弾も見せてくれました。
色と言い、形と言い、大きさと言い、まるでサツマイモです!
秘蔵のオブジェは、、まだまだありました。
きし麺?
炎?
火山の芸術家としての才能に、ただただ唖然…。
ご主人は、発泡していない溶岩が磁石に良く反応することも、実験して見せてくれました。
大島の溶岩が鉄を含み、コンパスが狂うことなどは理論では聞いていましたが、こんなふうに自分の目で確認をしたことがなかったので、ビックリしました。
さらに、こういう立派な磁石をもって野外を歩いて、どういう石が反応するかを試している方がいるということ自体にも驚きました(^O^)
そして最後に、紹介してくれたものは…
以前この日記で嶋田が報告していた“えんばい汁”
2年半(3年?)前に塩漬けにした生の“子タカベ”をビンから取り出し、
お椀に、庭でつんだアシタバと共に入れ、
お湯を注いで出来上がり。
お味は…なんともいえない旨みがあってとても美味しく、またまたビックリしました!!
地元の海で取れた魚を、塩(大島では、海水からの天然塩づくりも行われています)で何年も保存し、火山地帯に元気に生えるアシタバで臭みを消して食べる“えんばい汁”は、まさにジオフード!
今日は、中身の濃いジオ体験を楽しんだ一日でした(^^)v
(カナ)