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誠・商人の心

2007-11-02 12:32:33 | 経営
ここにきて会社の不正な行為が続いている。人を騙して儲けることはなにも最近のことではなく、古くからあったことで日本の商人の欠陥といってよい。
というようなことを思っているときわが母校の校歌を思い出した。この商人の他人をだましても儲けるという根性に警鐘の気持ちをこめて校歌を作詞したのは森林太郎(鴎外)で大正5年の作詞、
その1番の歌詞を紹介する。
「栄行く(さかゆく)御代の民草(たみくさ)我等
  事業(ことわざ)こそ種々(しなじな)かはれ
   かわらぬものは心の誠
    誠を守る商人(あきびと)我等
 いでや見ませ朝な夕な
  撓まず(たゆまず)ともにいそしむ我等」
というものである。

森林太郎(鴎外)は、事業は時代とともにいろいろ姿形をかえるがその心は誠であり、商人は誠を守ることと諌めをこめて若人に送ったものと思う。
大正の昔から普通に商売には騙すことがあり、今の会社のさまざまな不正につながる。商人の気持ちは変わらないものだと思う一方、自戒をこめて不正な行為で商売をし、儲けることは反社会的行為であると、久しぶりに校歌を聴いて思った次第である。
ちなみに森鴎外は夏目漱石と並び賞せられる明治の文豪。「雁」「山椒大夫」「高瀬舟」が代表作
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