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訪問歯科医学会の講演、言語衛生士の関与

2007-11-17 16:26:09 | ケアマネジメント
先日からの続き、訪問歯科医学会の講演、今回は医学会当日の第2番目の講演から「嚥下・摂食機能障害の在宅援助の方法」と題して中国リハビリテーション研究所主任研究員 石田貴和氏の講演。

口腔ケアは今回の介護予防の科目設置によって周知がすすみ、その重要性が広く認知されたといいえる。
当然、ケアマネジメントの主眼点は「食」と「社会参加」であるという観点をもつからには以前から口腔ケアの重要性を認識していたが、その中身の理解は浅かったと、この講演によって認識させられた。

咀嚼するにはその器官があり、これは歯科の問題。心身の健康を維持する摂食の対象物、これは栄養士の関与する問題。
これらに加えて咀嚼動作から嚥下にいたる行為が順調に機能しなければならないことを指摘された。
いままで口腔ケアの視野にはなっかたことで反省をしている。他の人にとっては当たり前のこと、不明な理解を恥じています。

言われてみればその通りで、器質的問題があり栄養のことが関わっているだけでは摂食行為は完成しないわけで、行為が正常に行なわれているかという問題も存在する。

さらに勉強不足だったのは摂食行為に言語聴覚士の関与があること、そして言語聴覚士がすでに関わっていること。
いままでの理解では訪問歯科診療の場面で歯科医と歯科衛生士が訪問してう蝕治療及び口腔ケアを行なうというイメージであった。さらには栄養管理が必要な高齢者には栄養士の指導が行なわれるとうイメージであった。
この場面に嚥下摂食機能訓練が入ることは予想だにしないこと、現場でも目撃したことがなかったこと。院内でもそうのような機能訓練に立ち会ったことがなく、誠に不勉強、大いに反省している。

多くのケアマネジャーも同様の認識なのだろうか、それとも私だけ。
口腔ケアというと訪問歯科診療及び口腔衛生の問題という認識だとすると大いに変える必要がある。
ただ、介護保険でどのように位置付けるか、別の勉強が出てきそうな、
しかし、「食」の確保という観点からすれば、大いに挑戦する価値がある。
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