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21世紀市行政の姿に挑む知人

2007-11-18 20:04:45 | 雑感
昨日、当地では県知事が来て社民党福島党首が来てと、なんという日だったのだろう。
当地では来年2月に市長選挙が行われる。知人が立候補し市長に挑戦するが、昨日はその集会があった。

20世紀における市行政は補助金行政で、もっぱら国の施策をにらんで市の施策実現のため補助金を獲得するかが市職員の仕事。
21世紀における市行政は住民サービス提供のルール作りと実行策の決定そして実行後の検討、評価という直接サービスを提供する行政から施策の枠組みを作る頭脳集団とならさるを得ない。
日本の基本的政治の方法と行政の方向は自治権の移譲と財源移譲にあるといって言い過ぎではないと思う。市行政はその潮流によって直接的住民サービス提供は限界があり、直接サービスを提供するのは外部委託という方法を考慮する。
しかし、いままでの市の行政手法になれている職員に変化を求め、実現することは容易なことではない。
その実現の手法の1つと思われるのが政治家が市民に約束するマニフェストであろう。

市民に約束した数々の約束で選出されたのであればその政治家は実現に傾注するが、行政マンも市民の意向を踏まえないわけにはいかない。
そこでマニフェスト。

まず、マニフェストの内容を決定する作業は簡単にできるものではない。なんといっても市民の声を反映させること、それには市民が何を解決して欲しいと思っているのか、どんなことを市行政に期待し実現して欲しいと思っているのか、を吸収し、その本質を見抜き、政策にくみ上げる作業を行うことから始まる。次にその政策実現の方法を考察、実現の方途を見出したうえで、始めてマニフェストとして市民に提示することができる。
この一連の作業を1つ1つ積み上げることのできる能力と決定したマニフェストを実現ていく実行力が必要不可欠な要素である。

昨日の知人の集会では彼のマニフェストが発表されたので、政策の内容は組み立てたが、今後はその実行が迫られる。
選挙ではマニフェストの是非と彼の実行力が問われる。
いまの市長かっちゃんは行政を変える手法を持たなかったので彼の独自色、彼の成果は目立たないものだった。
知人の彼はそのかっちゃんの思いも受け継いでいくと思う。

彼の集会に参加してマニフェストそのものを勉強させてもらった。21世紀の市行政の姿も勉強させてもらった。
そういうことで有意義な集会であった。
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