nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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平岩弓枝著「御宿かわせみ小判商人」読了

2012-03-20 19:14:44 | Weblog
彼女の代表作になるのだろう「御宿かわせみ」シリーズの一作。御宿かわせみのるい、東吾が主人公の時代小説、他の時代小説と違うのは有名な人物が主人公ではなく、江戸の市井の人たちが主人公ということだ。作品の背景は確かに幕末なのだが、それでも街中で暮らす人々を描いている。
この作品は主人公が年を重ねて人間としての魅力を見せている。るい東吾夫婦には千春という子供が成長して若いときにはなかった人間味が描かれている。このシリーズでも秀逸な作品ではなかろうか。
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介護支援拒否・解決の1つ

2012-03-20 14:25:55 | ケアマネジメント
「長助からそれを聞いた神林東吾が、早速、本所へ行って麻生宗太郎を長寿庵へ伴ってきたのだが、おますは断固として診察を拒んだ。
「この年まで丈夫に生きて、なにを今更、先生のお手を煩わすことがございましょう。うちの人が折角、あの世から迎えに来てくれたというのに、無駄足にさせるのは気の毒でございます。おかげさまで倅夫婦も孫達も畝の旦那や若先生、宗太郎先生と御立派な方々のお引立てを頂きまして、蕎麦屋風情が思いもよらない課報な毎日を暮らさせて頂いて居ります。なんの心残りもございません。どうぞ、神仏のお召し通りにさせて下さいまし」
しっかりした声でいられて、流石の宗太郎が絶句した。それでも、
「武士も及ばぬ御覚悟です。しかし、医者には医者の役目があります。本当に亡きおつれあいがあの世から迎えに来られたのか、神仏が、おますよ、長々、御苦労であった、もう安らかにあの世へ旅立ってよいぞとおっしゃっているのか否か、そのあたりをしかと確かめるのも医者のつとめです。そのこのとろこがはっきりわたしにわかるまでは、わたしのいう通りにして下さい。それでないと、わたしがあの世のおますさんの御亭主から怨まれるし、神仏から罰を与えられますのでね」
と説得すると、
「まあまあ、宗太郎先生は相変わらずお口がお上手で・・・・・」
と笑い出し、あとは素直になった。」
平岩弓枝著「小判商人」の一説が参考になりはしないか。
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