北朝鮮による日本人の拉致は、北朝鮮による国家犯罪である。拉致された可能性のある日本人は多く、いまだ解決に至っていない。これは明確に人権問題であるから、原状復帰すべきであるし、北朝鮮は不法行為を行ったのであるから、その責任を負わなければならない。
この問題、小泉内閣のときに進展を見せた。拉致問題の部分的解決と平壌宣言とがセットになっていた。しかしその後、まったく進まなかった。それは、日本側がずっと強硬な姿勢を示し続けたからで、硬軟とりまぜての対応をしてこなかったからだ。敵対関係のなかでは、解決すべきものも解決しない。
では今度はなぜ進展を見せたのか。まずやはり大きな問題は、朝鮮総連本部の建物の問題であろう。北朝鮮としてはこの建物を何が何でも死守したい。しかしそれは現実的にはきわめて難しくなっている。そこで、拉致問題とこの問題を結合して、拉致問題で妥協する代わりに、建物の継続使用を可能にしてもらおうという魂胆なのだろう。
どういうかたちであろうと、拉致は不法行為である。拉致問題を取引材料とするのではなく、北朝鮮側が一方的に解決すべきである。人権問題は、即解決されるべきなのだ。
さて、北朝鮮との間では、植民地支配にかかわる日本の責任についての決着がついていない。拉致問題が解決されていくということは、日本の責任として植民地支配の問題を、解決に向けて努力していかなければならない。ボールは日本に返される、日本はどうする!!
この問題、小泉内閣のときに進展を見せた。拉致問題の部分的解決と平壌宣言とがセットになっていた。しかしその後、まったく進まなかった。それは、日本側がずっと強硬な姿勢を示し続けたからで、硬軟とりまぜての対応をしてこなかったからだ。敵対関係のなかでは、解決すべきものも解決しない。
では今度はなぜ進展を見せたのか。まずやはり大きな問題は、朝鮮総連本部の建物の問題であろう。北朝鮮としてはこの建物を何が何でも死守したい。しかしそれは現実的にはきわめて難しくなっている。そこで、拉致問題とこの問題を結合して、拉致問題で妥協する代わりに、建物の継続使用を可能にしてもらおうという魂胆なのだろう。
どういうかたちであろうと、拉致は不法行為である。拉致問題を取引材料とするのではなく、北朝鮮側が一方的に解決すべきである。人権問題は、即解決されるべきなのだ。
さて、北朝鮮との間では、植民地支配にかかわる日本の責任についての決着がついていない。拉致問題が解決されていくということは、日本の責任として植民地支配の問題を、解決に向けて努力していかなければならない。ボールは日本に返される、日本はどうする!!