裁判の傍聴を終えて今回の最後の目的地に向かいます。
この日の裁判所の外はまだ暑い。
デュオ神戸
JR神戸駅の海側にあるデュオ神戸の広場では、
写真展が開かれていました。
デュオ神戸 ストリートピアノ
デュオ神戸にも『誰でもご自由にお弾き下さい。』の
ストリートピアノがあります。
通りがかった時に誰かが弾いていると、
いつも足を止めて少しの間聴衆の一人になって楽しんでいるのですが、
次に来た時は、私の「猫ふんじゃった」を炸裂させてやるZ！
神戸ガス通り アンパンマン
そうだ うれしいんだ 生きるよろこび♬
神戸情報文化ビル＆キリンのオブジェ
奇遇なことに前回の名所巡りで訪れた
新世界にもキリンの像があったんですよね。
それが、
友人が撮影したキリンの木像
新世界と神戸のキリンの造形似ているんですよね。
新世界のキリンの像は、一本の樹で出来ていて
天王寺動物園で飼育されていたキリンを偲んで製作されたようで、
神戸のキリンのオブジェは金属で製作されています。
新世界と神戸で大きなキリンの像が２連続って、
これは神様からの何かのメッセージかもね。
神戸ガス通りを右折して、しばらく進むと、
こんなものがありました。
横溝正史生誕の地 オブジェ
道路の傍らにひっそりと設置されていたのが
八つ墓村、犬神家の一族で有名な横溝正史の生誕の地のオブジェ。
横溝正史のオブジェから少し歩くと
今回の最後の目的地、松尾稲荷神社に到着です。
松尾稲荷神社 鳥居
この神社は、今まで一回も訪問地の候補に挙がったどころか、
その存在すら知らなかったんですよね。
今回、そんな神社を参拝しようと思ったのは、
私の生息地の近くにある松尾稲荷神社が、
大阪以外でビリケンさんを祀っている
３つの場所の内の一つと知ったからです。
松尾稲荷神社 境内
松尾稲荷神社 平成のビリケン様
さっそく居られました。ビリケン様。
こちらのビリケンさんは、元々神戸北野坂に祀られていたものを
平成になって、こちらに移されたものだそうです。
手水舎
お稲荷さんらしく、松尾稲荷神社の手水舎は、
正面に狐の像を観ることが出来ます。
松尾稲荷神社 覆殿（おおいどの）
この建物は、大正３年に建築されたもので、
建坪４８坪の覆殿は全国でも珍しいとのことです。
松尾稲荷神社 拝殿と本殿
本殿を小さな狛犬が護っていました。
松尾稲荷神社 ビリケン様
松尾稲荷神社のビリケンさんは、大正時代の初めに
神戸に寄港したアメリカ人の水兵が持っていたビリケンを見た
元町の洋食屋の主人が本物を真似て作らせたものだそうです。
縁あって松尾稲荷神社に奉納され、以来８０年余り
松尾稲荷神社の福の神『松福様』として親しまれていて、
日本最古のビリケン様だそうです。
元々、ビリケンさんはアメリカのおとぎ話のキャラクターなので、
ヤンマーのヤン坊マン坊や不二家のペコちゃんが
日本の神社や祠で祀られるようになったんですから
まさにイワシの頭も信心からですね。
開眼法要で魂を入れられていない置物、飾り物の仏像より
人々から信心されているイワシの頭の方が有難さがあるわけで、
長年の間、人々から信心され大切にされたことで
只のキャラクターから立派な神様へ。
神様が私達を生み出したようですが、
私達も神様を生み出すようです。
神様が私達を御守り下さるようですが、
私達も神様をお祀りし、そして御守りしています。
「One for all,All for one」
このような日本の精神性が面白いし持ち続けたいですし、
悪い人に利用され騙される危険性もあることも
忘れないようにしなくちゃね。
神戸 JR神戸駅周辺
前々からリアル裁判を傍聴してみたいと思っていたのですが、
裁判所の敷居が高く感じていたのか、
なかなか行くようにはなれませんでした。
ところが神戸兵庫区の松尾稲荷神社のビリケンさんの存在。
JR三ノ宮の火垂るの墓と高架に残る銃弾の跡の話。
『ごぶごぶ』のチーズケーキと言うように、
立て続けに神戸地方裁判所近辺の興味惹かれるものが現れたことで、
ようやく私の重たい腰があがって
人生初のリアル裁判を傍聴することが出来ました。
これって他のことにも応用が出来そうな気がします。
興味があるものがあるけれども重い腰が上がらない場合に、
本人が興味を持てる本命に付属する何かを
提案したり気付かせたりすると効果があるかもね。
皆さま、お付き合い下さりありがとうございました。
