「クラブの更衣室は宝箱だった。新品には興味がない。」
2014年 東京の銀座の高級クラブから
ハイヒールを盗んだ疑いで
28歳の男が逮捕されました。
男が滞在していたネットカフェの一室からは
約450足のハイヒールが発見されました。
広くはないネットカフェの一室に450足………
大量の一万円札に埋もれてみたいと
一度は夢見たことがあるのと同じで
犯人の男は、盗んだハイヒールに
埋もれて眠っていたのかも知れませんね。
2021年 北海道札幌市で数年に渡り
約女性のスマホ280台を盗んだ
54歳の男が逮捕されました。
犯人の男は、盗んだスマホに保存されていた
女性のプライベートな写真を見て
楽しんでいたとのこと。
先ほどのハイヒールの窃盗事件は450足で
こちらの窃盗事件はスマホ280台。
盗んでも盗んでも、覗いても覗いても
犯人達の心は満たされることがないと言う意味では
下着泥棒や買い物依存とも同じですね。
犯行の目的が営利目的であっても
空虚感や欲求を満たすための行動であっても
被害者にとっては同じなんでしょうけれど
第三者の私からすると
悪いヤッチャと思うのと同じ位に
悲しさや空しさを感じます。
犯行を繰り返しても繰り返しても
心が満たされないのは
心が望んでいるものとはズレているからですよね。
口に含んで味わってぺっぺと吐き出しては
空腹が満たされないのと同じようなものでしょうか。
犯人の男達には、逮捕されるという
強烈な刺激が入ったことを機会にして
そのようなものを自分達が本当に望んでいないこと、
欲していないことに気が付いてもらい
真に欲していること、望んでいることに
目を向けられればと思うのです。