◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

めしる、飯を食べる、飯る。

2007-04-21 12:48:06 | 気になる言葉、具体例
                並んでめしる
 友人が、「娘から来たメールに『今日は友達とめしるから』って書いてあってんよ、『めしる』って分かる?」と言うのでちょっと考えましたが、「めし」だから「飯」だよなぁ、友達と食べてくるから要らないよということだよなぁ、ふーん、「めしる」か、なかなか便利な言葉だなぁと感心しました。でも、その若い子に「いためし」は通じませんでした。え~~~なんで~?
 食事をする→めしる、別の意味の「めしる」という言葉が一般に使われているわけではなく、誤解を招く心配はありませんから、こういう便利な略語はいいのですが、「心を広めて」という気になる言い方を耳にしたので、ちょっと言いたい。言わせてください。これは、前後の話の流れからいくと、心を広く持って、広い視野で物事をとらえられるようになりなさい、ということを言いたかったらしいのです。でも、それを「心を広めて」と表現するのは無理です。「広める」という言葉の意味は「心を広く持つ」ということではないからです。
 この人は、「切磋琢磨にやらなきゃいけない」とか、いつもちょっとおかしな日本語でしゃべっています。テレビを見ている人のうち何%ぐらいの人がそのことに気づいているか、一度調査してみたら面白いと思うのですが・・・。
コメント
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