はいはい、すぐ参ります
敬語が五つに分類され、ちょっとだけ分かりやすくなりましたね。まず、尊敬語、「おっしゃる、お入りになる、いらっしゃる」など。謙譲語Ⅰ、自分から相手または第三者に向かう行為や物事などについて、その向かう先の人物を立てて自分がへりくだる言い方、「私が先生のお宅へ伺います」「すぐに参ります」など。謙譲語Ⅱ、自分の行為や物事などを話している相手に対して丁重に述べる、「出張で海外へ参ります」「私が先生のお宅へ参ります」など。丁寧語、「~です、~ます」など。美化語、「お酒、お話、ご指示」など。どうですか、簡単でしょ? え、もうちょっと詳しくって? はい、では・・・。
朝の打ち合わせで、「課長、午後はお出掛けになるのですね(尊敬語)」と事務の女性が言いました。「ああ、お得意様のお宅へ伺うんだけど(謙譲語Ⅰ)、荷物が多いからだれか一緒に来てくれ」と課長が言うと、課員のA君が「課長、私が参ります(謙譲語Ⅱ)」と手を挙げました。すると、課長が、「おぉ、君なら安心だな、仕事はできるし、出張から帰れば『お土産(美化語)を買ってきました(丁寧語)』って、みんなに土産を配るし、敬語もちゃんと使えるから先方を不快にさせる心配もない。『外回り行ってきたっすよー』とか言うBとは大違いだ」と言ってB君をにらみました。
お分かりになりましたか? とりあえずこんなところでしょうか。「参ります」は「行く/来る」の謙譲語ですが、お得意様から電話がかかってきて、課長がお得意様に「はい、午後一番で参ります」と言えば、謙譲語Ⅰですよ、向かう先のお得意様を立てているのですから。そこへ社長が来て、課長に「お得意様のお宅へ伺うのは君だね、失礼のないように頼むよ」と言ったら、課長は「はい、私が参ります、お任せください」と答える、これは謙譲語Ⅱです。要するに、だれに対してへりくだるかをはっきりイメージすればいいのですね。この続きはまた随時書いていきます。
敬語が五つに分類され、ちょっとだけ分かりやすくなりましたね。まず、尊敬語、「おっしゃる、お入りになる、いらっしゃる」など。謙譲語Ⅰ、自分から相手または第三者に向かう行為や物事などについて、その向かう先の人物を立てて自分がへりくだる言い方、「私が先生のお宅へ伺います」「すぐに参ります」など。謙譲語Ⅱ、自分の行為や物事などを話している相手に対して丁重に述べる、「出張で海外へ参ります」「私が先生のお宅へ参ります」など。丁寧語、「~です、~ます」など。美化語、「お酒、お話、ご指示」など。どうですか、簡単でしょ? え、もうちょっと詳しくって? はい、では・・・。
朝の打ち合わせで、「課長、午後はお出掛けになるのですね(尊敬語)」と事務の女性が言いました。「ああ、お得意様のお宅へ伺うんだけど(謙譲語Ⅰ)、荷物が多いからだれか一緒に来てくれ」と課長が言うと、課員のA君が「課長、私が参ります(謙譲語Ⅱ)」と手を挙げました。すると、課長が、「おぉ、君なら安心だな、仕事はできるし、出張から帰れば『お土産(美化語)を買ってきました(丁寧語)』って、みんなに土産を配るし、敬語もちゃんと使えるから先方を不快にさせる心配もない。『外回り行ってきたっすよー』とか言うBとは大違いだ」と言ってB君をにらみました。
お分かりになりましたか? とりあえずこんなところでしょうか。「参ります」は「行く/来る」の謙譲語ですが、お得意様から電話がかかってきて、課長がお得意様に「はい、午後一番で参ります」と言えば、謙譲語Ⅰですよ、向かう先のお得意様を立てているのですから。そこへ社長が来て、課長に「お得意様のお宅へ伺うのは君だね、失礼のないように頼むよ」と言ったら、課長は「はい、私が参ります、お任せください」と答える、これは謙譲語Ⅱです。要するに、だれに対してへりくだるかをはっきりイメージすればいいのですね。この続きはまた随時書いていきます。