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命の形象~伊藤けんじガラス工芸展~

2014-11-07 18:55:55 | アート・ライブ・読書
 長浜といえば黒壁ガラス館が有名なんですが、これまで当方はガラス工芸にはそれ程の興味はなかったんですよね。
とはいえ、“地元観光”大好きな当方ですから、黒壁界隈で気に入ったガラス製品を買ったりすることはありました。という程度。



そんな当方でも黒壁スクエア界隈で“伊藤けんじ工芸展”のポスターを見た時は衝撃でしたよ。
アール・ヌーヴォー的なガラス・アートは黒壁でよく見かけますが、こんなモノを創ること・造れる事に驚いたのです。



これって基本は吹きガラスで作られているようですが、この創造力・想像力って凄いですね。
展示室に入った瞬間から別世界・別次元の世界となっていました。



作品は動物だけではなかったのですが、インパクトを感じたのは動物系。
いや、動物系とはいっても“空想上の”“伝説上の”幻獣と言ったほうが良いかとも思います。



作品一つ一つのサイズも大きく迫るものがありますが、ガラスってこんなに美しいんやと思いますね。
鉱物とはまた違った純度の高さみたいなのを感じます。



こんな素晴らしい展覧会なのに来場者は休日にも関わらずガラガラだったので、展示室をグルグルと何度も回ることが出来ました。
最初の展示室は幻獣系で奥の展示室はアール・ヌーヴォー的な?雰囲気に包まれています。ディスプレイに使われている木製の家具がとにかく素晴らしい!



この美術展のチラシを見た時に最もインパクトが強かったのは、アンモナイトと思われる作品。(作品名を見てない)
もっと透過光で見られるような光の当て方だとなお良かったんですけどね。



最後の1枚は、ゴブレットにも魅力的な作品があったのですが、オーロラと名付けられた花器をパチリ!



最後にこの工芸展の伊藤けんじさんの挨拶文(黒壁30號館 長浜アートセンターHPから)です。秀逸!
「展示品はその実験と失敗の試行錯誤の過程に過ぎませんが、そこからガラスの新しい可能性の一端を感じ取っていただければ幸いです。」


コメント
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