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特に2021年以降は、盆梅だけではなく米原市の切り絵作家・早川鉄平さんの作品と盆梅とのコラボ、和傘・竹灯りの展示など見所の多い展示がされるようになってきています。
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慶雲館は1886年に明治天皇皇后両陛下が京都行幸の帰路、船で長浜に上陸されるにあたって建築された明治の迎賓館とされます。
約6千㎡の広大な敷地に建てられた約500㎡の建物の2階には玉座の間があり、破格の建築費を費やしたといいますが、両陛下の滞在時間は1時間足らずだったといいます。
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前庭・玄関前庭に置かれた灯籠や石碑は非常に大きく、これは慶雲館がかつては長浜港に面しており、船で運び込んだ巨石とされている。
前庭には明治の大横綱常陸山の石像がありますが、これは慶雲館の建築費用を出した実業家・浅見又蔵が常陸山のタニマチだったことによるという。
浅見又蔵は、明治期の“浜ちりめん”から始めて成功した実業家で、膨大な富を築かれた方だったようです。
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慶雲館の玄関から入って驚いたのは来場者の多さでした。
例年ならライトアップの時間帯は、人もまばらでフォトコン狙いのカメラマンがチラホラという感じだったのですが、コロナ渦が騒がれなくなったことで人の移動が増加しているのを感じます。
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玉座の間がある本館の2階では竹灯りと盆梅の饗宴となっており、竹灯りの仄かな光に梅の花が照らし出されています。
竹灯りは、観光協会のメンバーの方々が作っておられるそうですが、器用なものですね。
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ガラス障子の向こうには涸池を使った池泉回遊式庭園が広々とした主庭に広がっています。
雪吊された松が独特の雰囲気を醸し出していますが、主庭に雪が積もったのはこの冬2~3日もなかったかもしれませんね。
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盆梅は開花状態によって入れ替えられているようですが、「不老」はまだ蕾の状態でした。
樹齢が伝400年とされる古老は、巨木感と朽ちそうにして精気が感じられる見事な古木です。
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スマホやカメラを持った人が集まっていたのは「林光」で、伝150年とされる梅です。
盆梅の下の光沢のある台にはリフレクションが出るので狙って撮っておられる方が多いが、うまく撮れたのでしょうか。
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早川鉄平さんの作品は別館で盆梅とのコラボになっており、夏にも早川さんの作品は庭を含む慶雲館の全域を使って展示されますので、早川ワールドを楽しむにはそちらの方が見やすいかも。
こちらは大きな鯉の中に鮎のような魚が鱗のように切り抜かれている作品です。
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兎のモチーフも多く、魚が泳ぎ、天井には鳥が舞う伊吹の自然が圧縮されたかのように展示されている。
盆梅とのコラボは両方が強調されますので部屋全体が独特の雰囲気に包まれていました。
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来場者が多かったので抹茶コーナーも満席近かったのでお土産に柏屋老舗の“昇龍梅”を購入。
“盆梅しそもち”もいいんだけど毎年買っているので今年は“昇龍梅”にしました。
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元三大師こと良源の「角大師」の魔除けの護符が配布されていましたので頂いて帰りました。
元三大師は、市町村合併前の浅井郡虎姫町出身の天台宗の僧で、天台座主まで勤められた方です。
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