大内氏全盛頃の氷上山興隆寺遺構である梵鐘で大内義隆を大願主とし享禄5年(1532)に芦屋鋳物師によって鋳造されており国の重文に指定されている。
この梵鐘に刻されている銘文で天台座主親王が記した仏教経典の偈が、以前紹介した天文13年(1544)に大内義隆を施主とし廿日市鋳物師により鋳造された元地御前神社の梵鐘(現在、福山市沼隈町西光寺の梵鐘)にも天台座主親王刻銘はないけれど全く同じ仏教経典の偈が刻されているのである。
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