hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

Joondalupへ

2006年10月20日 | パース

Perth市内から車でMitchell FWYを車で、あるいはJoondalup線で30分北へ行ったところにJoondalup駅がある。パースがさらに発展するために開発された郊外の新興都市だ。

       

Joondalup線のドアは閉まると車体表面と一体になっており、開く時は一度ドアが少し外側に飛び出し、それから左右に開くという複雑な動きをする。

今日の車両は新しいもので、車両と車両の連結部分の上に表示器があり、次の駅名などを表示していた。この線はアナウンスも親切で、「Doors closing」と「next station Joondalup」だけでなく、駅につくと「This station Joondalup」と言います。駅名を聞き取れないことが多い私にはありがたいサービスだ。

Joondalup駅を降りると、改札ゲートがすべて閉まっていて、一つだけ開いているところに駅員さんが立っている。ガキの頃、キセルをして一駅しか有効でない切符をワイシャツの胸のポケットにさしたまま定期で改札を通過しようとして、透けて見えた切符が見つかってえらい目にあった友達?の話を聞いて以来、常に目的地まで切符を購入する私は余裕でニコリとして駅員さんに切符を渡した。皆さん!キセルは不良の始まりです。



駅前には巨大な駐車場、Woolworth, Coles, Kmart、Targetと多くの店があるショッピングセンターLAKESIDE、シネマ・コンプレックスGRAND CINEMAS、レストラン、カフェなどがあり、日曜日以外はにぎやかだ。
さらに駅前で大工事が行われていて、BigW,Supermarket,100の専門店、1710台駐車できる3階建て駐車場を持つStation Square が2008年末完成とありました。2008年はパース年ですから、2010年には出来ていることでしょう。 www.joondalup.wa.gov.au



Joondalupには今年無料のCATバスが走り出した。無料を愛する私はパースからはるばる4ドルかけてこのJoondalup CATに乗りに来たのだ。

駅前に互いに逆方向の市内を循環する1と20のCATバス停があるはずなので、人に聞いたりうろうろパースのCATのような派手なバス停を探したがない。良く見ると、通常のバス停10の下の方にJoondalup CAT Stop 1の文字があった。
目的地のLakeside Parkは、パース駅のInformationでもらったJoondalup CAT の時刻表・ルート図で見ると、1で回ると9番、20で回ると26番となる。しかし、車内案内がないので、ルート図を見ながら、道がカーブしたからそろそろかなとブザーを押して降りた。ちょうど9番だった。
森の中に入って行くと下の方に湖が見える。Lake Joondalupだ。

       

芝生の上には餌をやる親子ずれにカモ、鳩などが群がっていた。湖は周囲が湿地帯になっているようで鳥達の天国のようだった。



もう見飽きた黒鳥もいる。



湖の群がるカモの中に一匹変なものがいる。喉に袋があり、尻尾が魚のようだ。突然変異の新種か、半魚鳥かと興奮して写真を取り捲った。
帰ってから、オーストラリアの鳥図鑑を見ると、Musk Duckの雄とあり、カモの仲間だった。Muskとは麝香(じゃこう)のことで、匂いが強いらしい。

WAの水鳥の冊子には、こんな話が載っていた。
1791年Captain George Vancouverは「一匹の非常に珍しい黒ずんだグレーの羽毛を持ち、喉にトカゲのように袋を持つ鳥が打たれ持込まれたが、船中に麝香の耐えられない匂いを放出した」と文句を言っている。


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ロットネス島 Rottnest Islandへ

2006年10月20日 | パース

19日は、ロットネスト島Rottnest Islandへ行った。 
クォッカで有名なロットネス島は、何と言っても水の色が美しい湾が多く、パースの人もピナクルズを知らない人がいても、ロットネス島を知らない人はいないという一番の観光地だ。
島には、外から車の持込を制限しているため、約2時間の解説付きツアーバスか、サイクリングになる。

Fremantleからフェリーで渡るだけの一番安いのが、$46.パースからフェリーだと$66.
Light Lunchと2時間のバスでの島のツアー付き、あるいは自転車を借りると、Fremantleから$95、パースから$115.これが、日本語ツアー付になると、パースから$189になる。

1年半ぐらい前にパースから2時間の島のツアー付きでRottnest Island へ行った。しかし、フェリーの中と、島のバスの中での with full commentary に参った。なにしろ案内の人が良くしゃべる。ジョークを言う。これを3時間もやられたら、参る。以来、with full commentaryと書いてあるとうんざりするようになってしまった。
2度目だし自転車を借りて気ままに動くかと思ったが、バスツアーと同じ料金では納得できない。それに久しぶりの自転車に自信が無いという奥様のご意向の二人乗り自転車があったにしてもバンクーバーでの経験から行くと全長11kmの上り下りの多い島では不安が残る。
結局、金力にものを言わせて、日本語ツアーにしてしまった。

出発が8:45分Barrack StreetのJettyなので、10時ごろアパートメントを出るいつものペースとは大違い。前の晩は久しぶりの遠足気分で早寝するがなかなか寝付けないパターンだ。しかたなく、ここまでのブログを前日に書いてしまった。

      

パース、Fremantle間のお金持ちの屋敷見物のクルーズが日本語で楽しめると思ったが、日本人がバラバラに座り、ツアーコンダクターの方が忙しく前回と同じく眺めるだけに終わった。船には自転車を持込む人も多く、島でも自転車で回っている人が多かった。

Rottnest島はフリーマントルから18kmの位置にあり長さ11km、幅は広いところで4.5kmの小さな細長い島で海岸線は40kmあるという。1696年にオランダ人の探検家ウイリアム・デ・ブラミンWillem de Vlaminghが、この島に住む有袋類のクォッカをネズミと間違えて、Rotte-nest(オランダ語でネズミの巣)と命名されたことからロットネスト島Rottnest Islandとなった。



クォッカQuokkaは体長40から50cmで大きな後足がありすばやく動くが、昼間の動作はゆっくりだ。世界でここと対岸にだけに生存している。水を飲まず新鮮な植物から水分をとる。カンガルーと違いお腹の袋の口が下向きについているという。バスツアーの運転手が居る所を知っていてバスを止めて見られるようにしてくれる。島に1万頭もいて夜になるとぞろぞろ出てくるらしい。



Longreach Bay近くにある風力発電塔一つで島の電気の半分を供給している。Wind Turbineというらしい。

              

アシカがいることがある沖合いのDyer Islandにちょうどアシカが寝転んでいた。目視では良く分からなかったが、元の写真をガンガン拡大して確認できた。2枚目の写真でも無理かな?



ボートを停泊させることができるのはブイのある場所だけで、そのブイの権利買うには、費用は年$600くらいだろうだが、現在13年待ちの人気だそうだ。



Porpoise Bayは島を発見し、クオッカの名付け親でもあるオランダ人Willem de Vlaminghがはじめて上陸した浜で、水の色が美しい。Seagrass海草のある所、下が砂浜の所と暗礁のある所で水の色が3色に分かれている。海の色はもっともっと透き通って恐ろしいほどの色なのだが、私の写真ではなかなかでない。

      

バスは島の中央にあるワジェマップ灯台Wadjemup Lighthouseで止まったあと、島の最西端の Cape Vlaminghに止まる。ここでは遊歩道を歩いて絶景の海岸を眺める。今日は風が強く、よろめいてしまうほどだった。波も荒く、濃紺、澄んだ水色、そして波頭の白と、海の美しさは格別だ。
ここでは1984年鹿児島からのマグロ漁船が沈没し全員救出されたが、あのおそるべきベジマイトをぬったサンドイッチを出されてびっくりしながらも食べたとは、運転手さんのできすぎた話。

5時半ごろJettyに着いて、バタバタ閉まり始める店の中で、まだあいているWoolworthで買物して帰った。

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