Perth市内から車でMitchell FWYを車で、あるいはJoondalup線で30分北へ行ったところにJoondalup駅がある。パースがさらに発展するために開発された郊外の新興都市だ。


Joondalup線のドアは閉まると車体表面と一体になっており、開く時は一度ドアが少し外側に飛び出し、それから左右に開くという複雑な動きをする。
今日の車両は新しいもので、車両と車両の連結部分の上に表示器があり、次の駅名などを表示していた。この線はアナウンスも親切で、「Doors closing」と「next station Joondalup」だけでなく、駅につくと「This station Joondalup」と言います。駅名を聞き取れないことが多い私にはありがたいサービスだ。
Joondalup駅を降りると、改札ゲートがすべて閉まっていて、一つだけ開いているところに駅員さんが立っている。ガキの頃、キセルをして一駅しか有効でない切符をワイシャツの胸のポケットにさしたまま定期で改札を通過しようとして、透けて見えた切符が見つかってえらい目にあった友達?の話を聞いて以来、常に目的地まで切符を購入する私は余裕でニコリとして駅員さんに切符を渡した。皆さん!キセルは不良の始まりです。

駅前には巨大な駐車場、Woolworth, Coles, Kmart、Targetと多くの店があるショッピングセンターLAKESIDE、シネマ・コンプレックスGRAND CINEMAS、レストラン、カフェなどがあり、日曜日以外はにぎやかだ。
さらに駅前で大工事が行われていて、BigW,Supermarket,100の専門店、1710台駐車できる3階建て駐車場を持つStation Square が2008年末完成とありました。2008年はパース年ですから、2010年には出来ていることでしょう。 www.joondalup.wa.gov.au

Joondalupには今年無料のCATバスが走り出した。無料を愛する私はパースからはるばる4ドルかけてこのJoondalup CATに乗りに来たのだ。
駅前に互いに逆方向の市内を循環する1と20のCATバス停があるはずなので、人に聞いたりうろうろパースのCATのような派手なバス停を探したがない。良く見ると、通常のバス停10の下の方にJoondalup CAT Stop 1の文字があった。
目的地のLakeside Parkは、パース駅のInformationでもらったJoondalup CAT の時刻表・ルート図で見ると、1で回ると9番、20で回ると26番となる。しかし、車内案内がないので、ルート図を見ながら、道がカーブしたからそろそろかなとブザーを押して降りた。ちょうど9番だった。
森の中に入って行くと下の方に湖が見える。Lake Joondalupだ。


芝生の上には餌をやる親子ずれにカモ、鳩などが群がっていた。湖は周囲が湿地帯になっているようで鳥達の天国のようだった。

もう見飽きた黒鳥もいる。

湖の群がるカモの中に一匹変なものがいる。喉に袋があり、尻尾が魚のようだ。突然変異の新種か、半魚鳥かと興奮して写真を取り捲った。
帰ってから、オーストラリアの鳥図鑑を見ると、Musk Duckの雄とあり、カモの仲間だった。Muskとは麝香(じゃこう)のことで、匂いが強いらしい。
WAの水鳥の冊子には、こんな話が載っていた。
1791年Captain George Vancouverは「一匹の非常に珍しい黒ずんだグレーの羽毛を持ち、喉にトカゲのように袋を持つ鳥が打たれ持込まれたが、船中に麝香の耐えられない匂いを放出した」と文句を言っている。