パースの東方約100kmにある1830年にできた古い街ヨークYorkへ行った。ビクトリア朝様式の多くの建物があり植民地の初期の面影を残すこじんまりした街だ。下流でスワン川となるエイボン川Avon Riverの流域にある。
www.yorktouristbureau.com.au
パースからGuildford RDを東に行くと、Great Eastern HWYになる。The Lakeで二つにわかれた道の右側のGreat Southern HWYを行くとYorkに着く。約100kmあるが、Midlandを過ぎると110kmで飛ばせるので80分程度で行ける。ただし、山道のカーブは90km程度に落としたほうが安全です。
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去年Great Eastern HWYのここのところは工事中で、60kmでタラタラ走らされた。今回は完成し110kmだ。国土が広いとはいえ、上下線の間の間隔も、道の両側もこんなに余裕を持て作らないといけないのだろうか。ついみみっちい考えになってしまう。それにしても110kmで走りながら写真を撮るのはやめましょう。
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踏切を渡ってすぐ左側のThe Mill (Jah Roc)Galleryは木工家具工場、家具展示場とカフェになっている。道の反対側の木(名前が出てこない)が満開だった。
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Jarrahの大木で作られたため息のでるような家具が並んでいる。店の人からは日本へも送りますよと言われたが、家の中に入らないし、入ったら動けなくなる。それにJarrhの木はめちゃめちゃ重い。趣味の良い小物も販売している。展示場1階の奥のトイレの洗面台は一本の大木で一見の価値がある。 www.jahroc.com.au
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Mt Brown Lookout見晴台はヨーク一の見所だ。Herbert RDから右折してPioneer DRを登った終点にある。街全体と周辺の展望が飛行機からのように眺められる。
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Great Soutern HWYとAvon TCEとの交差点を直進し、Balladong STに入り、突き当たりを右折してPanure RDを150m行った右側にあるThe Residency Museumは、火、水、木1pm-3pm、土日祝日11am-3:30pm、入場料$4.だ。
家庭にあった古い道具類を展示している。今はガラスやプラスチックで作られている水を入れる道具がすべて当時は鉄で作られていたようだ。
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これはなんでしょうか?
昔の方はお分かりでしょう。昔洗濯機の上についていた手動の搾り器です。中は3つのでっぱりがあり、これも手動で動くのでしょう。
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全体はこんな形です。
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観光案内所があるTown Hallはエドワード様式の豪華な建物だ。前のAvon TerraceにはYork Motor Museum、Police Station, Court Houseなどが立ち並び映画のセットに迷い込んだようだ。
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Motor Museumは1979年に作られた建物で、ところ狭しと今では高そうなビンテージカーなどがならんでいる。車好きには$8.5は安いのだろう。舐めるように眺めている親父さん達がいた。
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一台だけご紹介する。
HONDA S800 1967年です。表示には「 791cc Twin Overhead camshaft, 4 cylinder 70BHP@8000RPM Top speed 97MPH(156KPH)」とあるが、車は動けば良いと思っている無知な私には何のことかわからない。
説明には、「1960年代初めに企画された「S」は、会社創立者本田宗一郎によるMGA Twin Camをもって巨大自動車会社への挑戦だった。sb360と500ccマシンに有利な国の税制に配慮する一方、日本の若者に安い価格でスポーツカーを提供しようとした。
彼は自動車開発のためすべて25歳以下のメンバーで設計チームを作り、2つのプロトタイプが1962年の東京モーターショーに出展された。1970年まで約8千台製造され、英国に1,600台、オーストラリアにはごく少数が輸出された。」
とある。こんなオーストラリアの片田舎で自動車好きに本田宗一郎が評価されているように見えるので、嬉しくなって思わず訳してしましました(ホンダ提供くさいが)。
このほか、日本車ではTOYOTA COROLLA 1978があり、 2004年12月に寄付されたそうですから、26年動いていたのでしょう。オーストラリアは国土が広いので年間走行kmも多く、車も日本よりかない高いのですが、30万kmを超える車が普通に取引されています。 Subaru K212 1961 はオーストラリアには35台だけ輸入された貴重品とありました。