hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

パリでお買物

2009年07月15日 | 観光
パリの街の発展
ヨーロッパの都市は大体そのようだが、昔昔からパリも街の外側を壁で囲んでいた。壁の外に住むのは身分の低い人だった。夜は門を閉ざすので、例えば壁の中の人がいかがわしいことで壁の外に出て、夜になってしまうと、壁の外で心細く夜を過ごさなくてはいけなかった。街が大きくなり壁の外に発展し、さらに外側に壁を作り始め、完成すると、内側の壁を壊して道路にした。パリは外壁を6回作り直し、36kmある最後の壁は第一次大戦後に壊され環状線になった。
○○ブルグというのは、壁のある街という意味で、壁の内側に住む人をブルジュアという。
以上、添乗員さんのお話でした。



土曜と日曜がこのツアーのフリータイム。日曜日は休みの店が多いので、土曜日の今日は恐怖のショッピング・デイ。

市内観光で寄ったオペラ座近くの三越は品数がそんなに多くなくてお気に召さなかったご様子で、今日は、どうせならいきなりメインの大舞台へと、シャンゼリゼ大通りとジョルジュ・サンク大通りの角にあるルイ・ヴィトン本店へ地下鉄を乗り継いで乗り込んだ。





天下のヴィトンも日曜日も営業するようになったが、バーゲンはしないという。3階建だったと思うが、ぷらぷら見たあと、日本人の店員さんのいるカウンタでつかまる。添乗員さんの名言「迷ったら買う」に従い、迷い、そして迷った。

スリに狙われると注意されたにもかかわらず、ヴィトンの大きな袋を下げたまま、デパートのギャラリー・ラファイエットLafayetteに地下鉄で移動。



パリは今バーゲンシーズンなので、けっこう人が多い。ワゴンに山になった洋服をかき混ぜる様子は洋の東西を問わず。メンズの紳士館も見たが、ユニクロに慣れた目には高いし、人が多くてじっくり見る気がしない。

すぐとなりのプランタンへ移り、昼飯とする。どうせならステキなところでと、美しいステンドグラスのドーム天井を持つブラッスリー・プランタンBrasserie Printempsに入る。





メニューにはフランス語の下に英語が書いてあった。Large Platesの中の“Large Caesar’s salad with grilled chicken 17ユーロ”と無難そうなものを奥様がまず選択し注文。来た品は以下で、量は多いがなかなかいける。



私は、Vegetarian & pastasの中を見るが、どれも不明。 えいやと、“Cannelloni with aubergine caviar, preserved tomatoes, tapenade, sweet garlic cream 16.5ユーロ”を選択し、注文。果たして、こんなものが来てしまった。



なんだこれは?と思ったが、見た目より量もあり、美味。帰宅してから“Cannelloni”を辞書で引くと、円筒状のパスタに挽き肉、魚肉、チーズ、野菜を詰めて焼くイタリア料理とあった。
雰囲気に気疲れし、メニュー選びに労力を使ったが、コーヒー、紅茶も含めて二人で5500円なら安くて雰囲気もよくごきげん。

プランタンにはパリ高島屋のサービスデスクがあり、日本に(で)配送してもらうお土産を選ぶ。

ホテルに戻り、晩飯はぷらぷら歩いて、寿司屋を見つけて入る。中国系のご主人で日本語は通じないし、箸があるのに味噌汁にスプーンがついてきたときは、これはだめだと思ったが、



意外とまともなお寿司で、



食べなれた回転すし程度のおいしさで満足。


翌日、日曜日は、前回報告のセーヌ川クルーズ(まだ言ってる。水上バスです)の後、シャンゼリゼを徘徊、じゃなかった散策。

ふと見ると、プティ・パレ(パリ市立美術館)の前に見たことある人が歩いている。チャーチルだ。足元のプレートに、「WE SHALL NEVER SURRENDER 1940」とある。



シャンゼリゼ大通りにはパリ祭の観客席が作られていた。



通りは日曜日でも開店している店が多く、人通りも多い。



トヨタのコンセプトカーなど眺め、昨日来たルイ・ヴィトン本店手前にある1899年創業という老舗カフェのフーケッツ Fouquet’sに入る。なかなかおいしいサンドイッチだった。



思い出すのは20年ほど前、出張できたパリで、おじさん仲間(当時はおじいさんではない)が映画に出てきて有名なのだといって、このカフェに連れてきてくれた。テーブルに座ると、隣に日本人の若い女性が二人。あこがれのパリのカフェに来たのに、隣が日本人のおじさん二人で、露骨にいやな顔をしたお二人、その節は申し訳ありませんでした。




コメント
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