たまにホテルに泊まっても、ホテルに有るレストランは高いので食事することはまれだ。今回のバンクーバー旅行は8日間と短いので、コンドミニアムに泊まるときも外食だし、たまにはホテルのレストランで食べてみることになった。
Robson St.がさびれるあたりにあるThe Listel Hotel のレストランは、O doul’sという。
内部はクラシックな作りで、天体?を想像させるようなオブジェがある。
天井にもなにやら不思議な絵が。
メニューはこちら。
まず出てきた先付け?は飛びついて食べてしまって、写真を撮るのを忘れた。
パンには、せんべいのようにパリパリしたものがあり、他の店でもよく出てくる。
Westcoast Seafood Chowderも、「ハ、写真!」と思ったときは、この状態。
さすがに(?)、貝は途中で気がついて写真をとる。
メインは、ちょっと食べただけで気づいた。
殻をはさんでつぶす道具だけではDungeness crab(バンクーバー名物)は食べにくい。
とろりとしたデザートは美味しかった。
以上、2人で81ドルはまあまあか。
浅田次郎著「ハッピー・リタイヤメント」2009年11月、幻冬舎発行を読んだ。
退職後の話ではない。
自衛隊と財務省の叩き上げ二人が、定年まで4年で早期退職し、なんにも仕事のないのに高給をくれるJAMS(全国中小企業振興会)に天下る。まじめな二人はしてはいけないのに仕事を始める。昔、金でこまり借金してそのまま時効を過ぎて、今は金持ちになった人々を訪問し始める。
すっかり、退職後の話だと思って読み始めた。まず、冒頭の話で、混乱させられる。
ある日突然、三十年前の借金の督促にある男が浅田さんの家に来る。しかし、法的には返済の義務はないから放棄の書類を書いてくれれば良いという。浅田さんの代表作『壬生義士伝』を取り出して、目の前の男性が「浅田次郎」だと知って驚いてみせる。
この話、何なの、本当の話?と訳がわからなくなる。
あとは楽しく、するりと読めてしまう。なんだか調子良すぎて、「そんなのありかよ」と思うが、うるさいこと言いっこなしだ。
私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読めば)
浅田さんの小説としては、今ひとつ面白みに欠ける。しかし、いまどき軍人魂一杯の元自衛官のキャラが立っているし、お役所化した自衛隊の内情が興味をそそる。
初出「GOETH」2008年12月号―2009年11月号
浅田次郎の略歴と既読本リスト