hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

奥様が読んでいた怖い本

2010年06月24日 | 読書2
遅れてきたヤマトナデシコの奥様がこっそり読んでいた本を覗くと、百世瑛衣乎(ももせえいこ)著「いい妻、リセット宣言」2007年12月、共同通信社発行だった。

読み終わった本をこっそりのぞくと、まえがきにこうあった。

妻だから、母だからというワクをはずして、イキイキとした自分を取り戻したい・・・それは多くの妻が心の奥で感じていることかもしれません。
その気持を大切に、夫の定年という生活の変化を前向きにとらえて、妻の役割をリセットしてみませんか?
・・・
単純に言いますと、夫は仕事から解放されて自由になるのに、妻は家事や夫の束縛がふえてしまうのです。


男性改造のスペシャリストの著者による、夫の自立を促し妻が自由を取り戻すための秘訣満載という本だ。

ひとつだけ引用。
アンケートによれば、
夫は「ほとんどやらない現状」ながら「もう少し家事をしなくては」という意識があり、妻は「手伝ってほしい」と思う反面、「あまり男性に入り込まれたくない」とも考えています。


目次
第1章 いま、定年後の夫婦関係とは?
第2章 夫の定年で何が変わる? どう変わる?
第3章 夫の生活自立度を高めよう!
第4章 血液型別アプローチと、失敗回避法
第5章 夫の外出力アップと、人生設計を快適に
付録:妻の定年妻力検定/いい妻リセット段位/
定年後がハッピーになる 妻のための十カ条/夫のための十カ条

いい妻、リセット宣言のHP



百世瑛衣乎(ももせえいこ)は、1959年広島県生まれ。広告制作会社勤務の後、独立。フリーのコピーライター歴約20年。38歳で高齢出産、娘を抱えて働くシングルマザー。ブログ:この地球の同じ時間を*百世のカフェ・ルーチェ



私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで)

多くの夫は、思い描いていた待ちどうしい定年後に、思いもかけずに奥さんの嫌な顔を見て、無意識の長年の悪行に思い至り唖然とする。

定年前の夫、あるいは定年初心者の夫に読んでもらいたい本だ。妻には当然すぎることばかりだろう。私が思うに、妻があらためてリセットしなくても、夫は迷惑そうな妻の顔を見れば、どういう状況か判断できる。そこで、冷たくリセット宣言は逆効果だ。すべて穏便に進めたい。いや、そうありたい。あるべきだ!

定年後5年となる私は、そのへんのところは十分認識済で、改善も進行中?だ。奥様によれば、私めの濡れ落ち葉度は軽度とのご判定だった。そんな私には、この本には当然のことのみが書かれていて学ぶことは少ない。ただ、実行が進行中?なだけだ。

しかし、ぴったりのことも幾つかある。
中でもまず、「12時ちょうどに昼ごはんを食べたがる病」は、あなたにとって大きなストレスでしょう。
「なんでそんなに急ぐのよ、別にピッタリじゃなくてもいいじゃない」と感じる妻。
なぜ夫が12時ピッタリに食事をしたがるかというと、会社で食事時間が決まっていたためなんです。

私も、まあ今では、12時1分過ぎると、茶碗を叩いて不満を表明なんてことはない。台所にまっさきに立って、なにやら始めるそぶりで、それとなく食事の支度を促すまでに進歩した。



コメント
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