21日の女流王位戦・上田初美女流三段対高浜愛子女流3級の一局は、上田女流三段の勝ち。高浜女流3級は、いよいよ崖っぷちに立たされた。
◇
タイトル戦に登場するくらいの棋士は強いから、たいていはA級に昇級する。しかし中には巡り合わせが悪く、A級は叶わなかった棋士がいる。
本間爽悦八段
西村一義九段
引退者、物故者にしぼると、この2人だけだった。
本間八段は1964年・第5期棋聖戦に登場したが、大山康晴棋聖に0-3で敗れた。
西村九段は1969年・第10期王位戦に登場。大山王位に2-4で敗れたが、内容的には互角で、西村強しを印象づけた。しかしA級には縁がなく、棋界の七不思議に数えられた。
一方現役に目を転じると、以下の棋士が出てきた。
糸谷哲郎竜王
中村修九段
福崎文吾九段
中田宏樹八段
山崎隆之八段
真田圭一七段
豊島将之七段
中村太地六段
糸谷竜王はいずれA級に上がるだろう。
中村九段と福崎九段は当ブログではもうお馴染みで、それぞれタイトルを2期獲得している。しかし最高クラスは、B級1組だった。
中田八段は1991年の第32期王位戦に登場。谷川浩司王位相手に善戦したが、2-4で敗れた。しかし2008年には公式戦600勝を達成し、すでに八段に昇段している。現在はB級2組在籍だが、クラス以上の実力者といえる。
山崎八段は2009年、第57期王座戦の挑戦者。羽生善治王座に0-3で敗れたが第2局は接戦で、本人は消化不良だったに違いない。そんな山崎八段も現在34歳。早くA級に昇らないと、B級1組の番人になってしまうぞ。
真田七段は1997年の第10期竜王戦に登場。谷川竜王にストレートで敗れたが、第1局の「▲4一金」は、ベタ金の妙手として、今も人々の記憶に残っている。
豊島七段は王将(2010年)、王座(2014年)、棋聖(2015年)と3度もタイトル戦に登場。いずれも敗れたが、そのうちタイトルを獲るだろうし、A級昇級も時間の問題である。ただ、今期の順位戦B級1組は、0勝4敗と信じられない星になっている。
中村六段は、棋聖戦(2012年)と王座戦(2013年)に登場。現在はC級1組だが、数年後にはA級に上がるだろう。
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タイトル戦に登場するくらいの棋士は強いから、たいていはA級に昇級する。しかし中には巡り合わせが悪く、A級は叶わなかった棋士がいる。
本間爽悦八段
西村一義九段
引退者、物故者にしぼると、この2人だけだった。
本間八段は1964年・第5期棋聖戦に登場したが、大山康晴棋聖に0-3で敗れた。
西村九段は1969年・第10期王位戦に登場。大山王位に2-4で敗れたが、内容的には互角で、西村強しを印象づけた。しかしA級には縁がなく、棋界の七不思議に数えられた。
一方現役に目を転じると、以下の棋士が出てきた。
糸谷哲郎竜王
中村修九段
福崎文吾九段
中田宏樹八段
山崎隆之八段
真田圭一七段
豊島将之七段
中村太地六段
糸谷竜王はいずれA級に上がるだろう。
中村九段と福崎九段は当ブログではもうお馴染みで、それぞれタイトルを2期獲得している。しかし最高クラスは、B級1組だった。
中田八段は1991年の第32期王位戦に登場。谷川浩司王位相手に善戦したが、2-4で敗れた。しかし2008年には公式戦600勝を達成し、すでに八段に昇段している。現在はB級2組在籍だが、クラス以上の実力者といえる。
山崎八段は2009年、第57期王座戦の挑戦者。羽生善治王座に0-3で敗れたが第2局は接戦で、本人は消化不良だったに違いない。そんな山崎八段も現在34歳。早くA級に昇らないと、B級1組の番人になってしまうぞ。
真田七段は1997年の第10期竜王戦に登場。谷川竜王にストレートで敗れたが、第1局の「▲4一金」は、ベタ金の妙手として、今も人々の記憶に残っている。
豊島七段は王将(2010年)、王座(2014年)、棋聖(2015年)と3度もタイトル戦に登場。いずれも敗れたが、そのうちタイトルを獲るだろうし、A級昇級も時間の問題である。ただ、今期の順位戦B級1組は、0勝4敗と信じられない星になっている。
中村六段は、棋聖戦(2012年)と王座戦(2013年)に登場。現在はC級1組だが、数年後にはA級に上がるだろう。