一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

逃げるしかない

2015-10-30 01:31:04 | プライベート
マンガ家・永井豪は1960年代後半から1970年代にかけてヒット作を連発した、日本を代表する鬼才である。中でも異彩を放つのが1971年に「少年マガジン」に発表された「ススムちゃん大ショック!!」という短編だ。
その内容は、日本で親が子供を殺すことが日常の世界になる…というショッキングな幕開け。ススムちゃんとその友達はその噂を耳にして逃げるのだが、ススムちゃんは自分の親を信じて、家に帰る。家ではママが台所でにこやかに食事の支度をしていて、ススムちゃんは安心するのだが…。
まあオチは書かないけれど、これを読んだ当時、ずいぶんぶっ飛んだ設定だなと思った。だが44年後の現在、これが当たり前の世界になっていたことに驚く。もう少しソフトに書けば、こんな事件が起こっても、日本人は「またか」と思うようになったことに驚く。
最近でもこんな事件が立て続けに起こって、私はやるせない気持ちでいる。しかも親が子供を殺す手口が残忍だ。この類のニュースは見ないように聞かないように読まないようにしているのだが、最近の情報社会は、その壁をすりぬけて私の耳目に訴える。なかんずくオフクロがこの類の話が嫌いでなく、オヤジにしゃべる。どうしたって私の耳にも入ってきちゃうのだ。
その犯人の手口、ここに再録はしないけれど、同じ人間がどうしてこんな鬼畜になれるのか、まったく理解ができないほど、むごい。
まるで正気の沙汰ではないが、その犯人をキチガ●扱いすると、刑法第39条のナンタラカンタラで無罪になってしまうので、正常人扱いするしかない。
せめて犯人を重罪にできればいいのだが、これがまた大甘の判決になるのだ。子供を殺して懲役○年はないだろう。何で有期刑なのか。最低でも無期懲役だろう?
そもそも検察の求刑が軽すぎる。警察も検察もバンバン冤罪事件はこしらえるくせに、いざ求刑となると本当にビビる。さらにどんな事件でも弁護士が付くから、懲役は8掛けに落ち着いてしまう。これでは殺された子供が浮かばれない。
子供を殺した親は産業廃棄物。行きていたって社会の害悪なんだから、国の税金を使って生かしておく必要はない。バンバン死刑にしちゃえばいいのだ。
もっともこんな犯人は、出所したって先が見えている。このネット社会、どこに行ったってつまはじきにされるだろう。ろくな最期を迎えるまい。

問題はこれからである。今も親の虐待に遭っている子供がいたら、躊躇せずに逃げるがよい。将棋の格言も「玉の早逃げ8手の得」と教えている。
ところが子供の活動範囲は驚くほど狭い。学校と自宅、せいぜいその周辺ぐらいではないか。しかも逃げるにしたって、おカネもない。結局、なぶり殺しにされるのを承知で、家に戻るしかないのだ。
学校の先生に相談するにしても、教師は事なかれ主義のヘタレだから、まったく役に立たない。警察も同様で、その無能ぶりは私も何度も目にしている。他人の親も同様で、面倒なことに関わるのを拒む。結局、自分の身は自分で守るしかないのだ。
そこで私は提案する。日本の各所に、国の予算で子供用のシェルターを作ればいいのだ。肝は次で、この連絡先を学校で教えるようにする。教室内に連絡先を記してもいいし、すべての教科書に記しておいてもいい。とにかく学校の目につくところに、フリーダイヤルの連絡先を記しておく。そして教師は、何かあったらここに連絡するよう、逐一指導する。これを国の指導のもと、厳粛に行う。
子供から連絡があったら、関係者は秘密裏に調査し、「疑わしくは子供の利益に」のモットーで、厳しくあたる。
以前このブログにも書いたと思うが、この国は性善説が蔓延しすぎている。今の親は平気で子供を虐待する。挙句の果てはなぶり殺しにする。それを頭に入れて国や関係者は活動しないと、今後も同じ悲劇が繰り返される。
関係者は心してかかれ!!!!!
コメント (2)
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