一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第75期順位戦・名人挑戦者および昇降級者予想の答え合わせ

2017-03-24 00:11:47 | 勝敗予想
今年も各クラスの順位戦が終わった。当ブログでは昨年の5月31日に、名人挑戦者と各クラスの昇降級者を予想した。今日はその答え合わせをする。

A級:
名人挑戦 深浦康市九段→稲葉陽八段
降級 広瀬章人八段、稲葉陽八段→森内俊之九段
【予想コメント】
誰が挑戦者になるのかまったく分からない。本当は渡辺明竜王に期待したいのだが、毎年裏切られているので、今期は外した。そこで、大穴で深浦九段を選んでみた。
降級者だが、これまたまったく分からない。このメンバーで本当に2人も降級してしまうのだろうか。イメージが湧かないのだ。ただ、深浦九段はこっちに入れるべきだったか。
【結果コメント】
稲葉八段が8勝1敗で、文句なくの挑戦者。その稲葉八段を降級に挙げていたのだからどうしようもない。
降級は1人になるとは思わなかったが、実はそれに近いことを予想の時に書いていた。
まあ、偶然ですがね。

B級1組:
昇級 郷田真隆王将、松尾歩八段→久保利明王将、豊島将之七段(八段に)
降級 山崎隆之八段、畠山鎮七段→◎畠山鎮七段、飯島栄治七段
【予想コメント】
昇級者は郷田王将を挙げないとしょうがないだろう。
もう一人の昇級者の松尾八段は、若干希望が入っている。あまり知られていないが、私は松尾八段のファンなのだ。
降級は山崎八段を挙げた。電王戦の後遺症が残っていると見る。
あとの一人が分からないが、畠山七段の残留力も前期までということで、挙げてみた。飯島栄治七段はしぶとく残留する気がする。
【結果コメント】
郷田九段は昇級候補に挙げたが、まさか降級に絡むとは思わなかった。時のタイトルホルダーでさえ降級の心配をしなければならないとは、順位戦は恐ろしい。

B級2組:
昇級 菅井竜也七段、中村太地六段→斎藤慎太郎六段(七段に)、◎菅井竜也七段
【予想コメント】
菅井七段は順位も上がったし、「当確」だろう。
もう一人は思い切って、中村六段を挙げてみた。9回戦に斎藤慎太郎六段戦があり、これに勝った方が昇級する気がする。
【結果コメント】
予想コメントだけを読めばほぼ当たっているのだが、もし中村六段が斎藤六段に勝っても、頭ハネ(中田宏樹八段が8勝2敗)で上がれなかった。

C級1組:
昇級 北島忠雄七段、千田翔太五段→横山泰明六段、大石直嗣六段
【予想コメント】
前期9勝を挙げて昇級できなかった北島七段。今期は8勝を挙げれば昇級できるのではないか。
もう一人は、千田五段をもう一度推してみる。千田五段は将棋ソフトに心酔しているイメージがある。強いものは強い、と素直に認め、その強さを吸収しているようだ。その姿勢に1票。
【結果コメント】
北島七段はパッとしなかった。これを言っちゃあ身もフタもないが、予想の時に願望を入れたのがよくなかった。ただ今期は、8勝しても上がれなかった。
横山六段の全勝は見事。永瀬拓矢六段は、9勝でも上がれず。前期の北島七段に続いて、またも9勝頭ハネの悲劇が起きてしまった。C級1組も40人近い大所帯であり、昇級枠を増やすことを考えるべきだと思う。

C級2組:
昇級 八代弥五段、増田康宏四段、三枚堂達也四段→西尾明六段、門倉啓太四段(五段に)、近藤誠也四段(五段に)
【予想コメント】
なかなか難しいが、上記3人にしてみた。八代五段と三枚堂四段は昨年に続いて。この3人はそれぞれ直接対決がないので、星のつぶし合いもない。
ほかには名人戦解説の梶浦宏孝四段、デビューから11勝3敗の近藤誠也四段も推したいところだが、とりあえず見送り。この辺りは勘、というしかない。
あとは、加藤一二三九段の最後の戦いに括目したい。
【結果コメント】
順位戦には毎回、あれっ?と思う人、すなわちノーマークの人の昇級がある。今期でいえば西尾六段(失礼)や門倉四段(失礼)がそうだ。
この2棋士を当てた人はいるんですかね(重ねて失礼)。いやともかく、C級2組からの昇級は、四段昇段に次いでうれしかろう。昇級の皆様、おめでとうございます。
その一方で、加藤一二三九段と森けい二九段が降級点3回目を喫し、引退が確定した。
昭和の名棋士が消えゆくのはさびしい。長い間、お疲れ様でした。

というわけで、今年は2人しか当たらなかった。昇降級予想が何回目か分からないが、これはワースト記録である。
次期はもう少し当てたい。
コメント
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