帰宅した私は諦めきれず、もう一度「今年」の株主優待券を探した。すると、今年の北海道冬まつりの旅行資料の袋の中に、今年の優待券がうずもれていた。札幌のブックオフで使うかもしれないとリュックに忍び込ませたのが、ここに紛れ込んだらしい。
夕食後、私はバカバカしいのを承知で、もう一度ブックオフに向かった。これが本当のラストチャンスである。
今度は、ウチの最寄り駅近くにあるブックオフに行った。だがこちらは品揃えがすくなく、購入には至らなかった。
次は上野まで歩いていく。ここもブックオフがあるのだ。
が、AVコーナーには反対側に客がいて、ちょっと商品を見づらい。私はあたりを回って時間を潰すが、自分は何をやってるんだろうと思う。この時間、巷にはまだ仕事をしている人がいっぱいいるのに、私ときたら職探しにスイッチせず、あっちふらふら、こっちふらふら。桐谷広人七段だって同じ境遇かもしれないが、あちらはリタイヤ後の趣味みたいなものだから、私と同一にはできない。
10数分後、ようやくAVコーナー前のスペースが空いて、私はビデオの選定をすることができた。
といってもこれといったものがない。しかしある程度で妥協しないと、3,000円は使いきれない。「オイル女教師Iカップ・パイ●リAV志願 三島奈津子」(950円)があったので購入する。
レジには女性もいたが、この手の商品を買う時の試練だからしょうがない。
100円券を9枚使い、残りの2,100円分は秋葉原で使うことにし、再び向かう。運動不足と節約も兼ねて、ここでも徒歩である。
秋葉原ブックオフに着く。1階のワゴンには、さっきのセクシーアイドルDVDがなくなっていた。誰かが購入したのだろう。
AVコーナーに向かうが、ひとつ不安があった。私が購入するのは「世界弾丸ハメドラー」だが、レジのお兄さんはあの時、「品物はここでお預かりします」と言った。
だが、あれを即、棚に戻したのだろうか? ほかの商品とともに、閉店後に陳列し直すのではないか?
その杞憂は当たった。AVコーナーの棚を隅々まで見ても、「ハメドラー」は戻っていなかった。
店舗に欲しいビデオが存在するのに、それが買えないとは、もどかしい。
こうなると、ほかの選定にも迷う。さっきは「ハメドラー」のほかに、めぼしいものがなかったからだ。
結局私は「美人教師の誘惑レッスン4時間(痴女教師10人収録)」と、「人間操りアイテム・もしもデ●ヘル~あの子は今日から俺専用デ●ヘル嬢~ 上原亜衣」(いずれも950円)を選んだ。奇しくも女教師モノが2本目で、私はこのジャンルに弱いようである。
これで1,900円使うから、残りは200円。私は108円コーナーで、
「なぜか『感じのいい人』ちょっとしたルール」斎藤茂太
「『話す力』が面白いほどつく本」櫻井弘
を選び、これで株主優待券3,000円分に到達した。
レジに行くと女性だったが、今回はマジメな本が入っているので、羞恥心は薄れている。レジの横には株主優待券が束になって置かれており、私と同じ環境の株主がいっぱいいたことを示していた。
はぁそれにしても、何てバカバカしい半日だったんだろう。とても平日にやることとは思えない。
仕事は6月で一段落したし、来週7月からは、本格的に就職活動を開始しよう、と思った。
なお9月15日現在、その時購入したビデオはまったく観ておらず、本も読んでいない。
秋葉原ブックオフへはあれ以来行っていないので、「世界弾丸ハメドラー」がその後どうなったかは不明である。
また、就職活動も芳しくない。職安を介して数社に履歴書を送付したが、面接にたどり着く前に、ことごとく断られている。これは履歴書の写真が悪かったんだと、先日写真館で撮り直したが、これがどれほどの効果があるかは、分からない。
加えて最近は、持病の耳鳴りに加え肉体的変調も見られ、全身の慢性的な痒み、左半身の違和感、疲れ目による目の痛み、ひどい抜け毛、高血圧、等等等の症状が出ている。
今が我が人生で最悪の時期である。
夕食後、私はバカバカしいのを承知で、もう一度ブックオフに向かった。これが本当のラストチャンスである。
今度は、ウチの最寄り駅近くにあるブックオフに行った。だがこちらは品揃えがすくなく、購入には至らなかった。
次は上野まで歩いていく。ここもブックオフがあるのだ。
が、AVコーナーには反対側に客がいて、ちょっと商品を見づらい。私はあたりを回って時間を潰すが、自分は何をやってるんだろうと思う。この時間、巷にはまだ仕事をしている人がいっぱいいるのに、私ときたら職探しにスイッチせず、あっちふらふら、こっちふらふら。桐谷広人七段だって同じ境遇かもしれないが、あちらはリタイヤ後の趣味みたいなものだから、私と同一にはできない。
10数分後、ようやくAVコーナー前のスペースが空いて、私はビデオの選定をすることができた。
といってもこれといったものがない。しかしある程度で妥協しないと、3,000円は使いきれない。「オイル女教師Iカップ・パイ●リAV志願 三島奈津子」(950円)があったので購入する。
レジには女性もいたが、この手の商品を買う時の試練だからしょうがない。
100円券を9枚使い、残りの2,100円分は秋葉原で使うことにし、再び向かう。運動不足と節約も兼ねて、ここでも徒歩である。
秋葉原ブックオフに着く。1階のワゴンには、さっきのセクシーアイドルDVDがなくなっていた。誰かが購入したのだろう。
AVコーナーに向かうが、ひとつ不安があった。私が購入するのは「世界弾丸ハメドラー」だが、レジのお兄さんはあの時、「品物はここでお預かりします」と言った。
だが、あれを即、棚に戻したのだろうか? ほかの商品とともに、閉店後に陳列し直すのではないか?
その杞憂は当たった。AVコーナーの棚を隅々まで見ても、「ハメドラー」は戻っていなかった。
店舗に欲しいビデオが存在するのに、それが買えないとは、もどかしい。
こうなると、ほかの選定にも迷う。さっきは「ハメドラー」のほかに、めぼしいものがなかったからだ。
結局私は「美人教師の誘惑レッスン4時間(痴女教師10人収録)」と、「人間操りアイテム・もしもデ●ヘル~あの子は今日から俺専用デ●ヘル嬢~ 上原亜衣」(いずれも950円)を選んだ。奇しくも女教師モノが2本目で、私はこのジャンルに弱いようである。
これで1,900円使うから、残りは200円。私は108円コーナーで、
「なぜか『感じのいい人』ちょっとしたルール」斎藤茂太
「『話す力』が面白いほどつく本」櫻井弘
を選び、これで株主優待券3,000円分に到達した。
レジに行くと女性だったが、今回はマジメな本が入っているので、羞恥心は薄れている。レジの横には株主優待券が束になって置かれており、私と同じ環境の株主がいっぱいいたことを示していた。
はぁそれにしても、何てバカバカしい半日だったんだろう。とても平日にやることとは思えない。
仕事は6月で一段落したし、来週7月からは、本格的に就職活動を開始しよう、と思った。
なお9月15日現在、その時購入したビデオはまったく観ておらず、本も読んでいない。
秋葉原ブックオフへはあれ以来行っていないので、「世界弾丸ハメドラー」がその後どうなったかは不明である。
また、就職活動も芳しくない。職安を介して数社に履歴書を送付したが、面接にたどり着く前に、ことごとく断られている。これは履歴書の写真が悪かったんだと、先日写真館で撮り直したが、これがどれほどの効果があるかは、分からない。
加えて最近は、持病の耳鳴りに加え肉体的変調も見られ、全身の慢性的な痒み、左半身の違和感、疲れ目による目の痛み、ひどい抜け毛、高血圧、等等等の症状が出ている。
今が我が人生で最悪の時期である。