5月28日に、第16期マイナビ女子オープン予備予選が行われた。「予備予選」とは聞きなれない名称だが、第4期から開催されている「チャレンジマッチ」から分離したもので、第15期についで2回目になる。
チャレンジマッチはアマプロ混合だったため、プロ側は公式記録にカウントされなかった。しかしそれではあんまりで、予備予選はプロ同士の対局になったこともあるが、公式記録に残ることになった。当然の措置であろう。
さて今回の目玉は、鎌田美礼女流2級である。本局がデビュー戦なのだ。「美礼」といえば、かつてのグラビアクイーン・黒田美礼である。小麦色の肌と巨乳がまぶしく、一世を風靡した。
美礼女流2級はその対極にある感じで、ピュアピュア全開である。AKB系の美少女顔と、最年少女流棋士という肩書も相まって、マスコミも大勢駆けつけたようだ。
だが肝心のネット中継はなかった。この中継に入っていたのが、矢内理絵子女流五段VS船戸陽子女流三段戦だ。矢内女流五段は女王2期の実績があるが、予備予選からの登場となる。棋聖戦などは棋聖経験者が二次予選からの登場となるが、マイナビにその忖度はない。これも勝負の厳しさである。
矢内VS船戸戦は中盤で船戸女流三段が角桂交換の駒損になったが、そこからうまく食らいつき、逆転勝利した。船戸女流三段は早見え早指しなので、短時間の将棋にその本領を発揮する。ぜひネットで確認してもらいたいと思う。
美礼女流2級は中倉宏美女流二段との対戦になった。中倉姉妹の対局相手にスポットが当たったのは、2010年の日レスインビテーションカップがある。当時、林葉直子さんがインビテーションされ、中倉彰子女流初段(当時)と対局した。15年振りの公式対局で、たいへんな話題になったものである。当時と今回、同規模の取材陣だったのではあるまいか。
美礼女流2級は純白のセーラー服を着用しているがあまりにもまぶしく、コスプレのようだ。南アルプスの天然水や、ポカリスエットのCM少女のごとくだが、この制服が正装であることが、女子中高生の特権でもある。
宏美女流二段が「チッ」と舌打ちしたかどうか分からぬが、ともあれきょうは敵役だ。
宏美女流二段の初手▲7六歩に、美礼女流2級は△8四歩。これがプロとしての第1手だった。
ここからの指し手は情報がない。しかし109手まで、宏美女流二段の快勝となった。宏美女流二段は相手が美少女でも、容赦しないのであった。
美礼女流2級は「(対局前は)座布団がふかふかで、研修会の時と違うなと思いました」と、初々しい感想を述べた。
今後の活躍が楽しみだが、そんな美礼女流2級に、衝撃のニュースが舞い込んだ。きょう1日、関西研修会の木村朱里さんが女流棋士デビューを果たしたのだ。朱里女流2級は2008年7月11日生まれの13歳。美礼女流2級は中井広恵女流六段と同じ6月24日生まれだから、朱里女流2級のほうが17日年少になったわけだ。
デビュー1ヶ月で早くも「最年少」の肩書が取れてしまったが、これはマスコミのほうが、取材理由がなくなり、残念がっているだろう。
美礼女流2級は周りの喧騒に惑わされず、好きなことをやればよい。時間はいっぱいある。
チャレンジマッチはアマプロ混合だったため、プロ側は公式記録にカウントされなかった。しかしそれではあんまりで、予備予選はプロ同士の対局になったこともあるが、公式記録に残ることになった。当然の措置であろう。
さて今回の目玉は、鎌田美礼女流2級である。本局がデビュー戦なのだ。「美礼」といえば、かつてのグラビアクイーン・黒田美礼である。小麦色の肌と巨乳がまぶしく、一世を風靡した。
美礼女流2級はその対極にある感じで、ピュアピュア全開である。AKB系の美少女顔と、最年少女流棋士という肩書も相まって、マスコミも大勢駆けつけたようだ。
だが肝心のネット中継はなかった。この中継に入っていたのが、矢内理絵子女流五段VS船戸陽子女流三段戦だ。矢内女流五段は女王2期の実績があるが、予備予選からの登場となる。棋聖戦などは棋聖経験者が二次予選からの登場となるが、マイナビにその忖度はない。これも勝負の厳しさである。
矢内VS船戸戦は中盤で船戸女流三段が角桂交換の駒損になったが、そこからうまく食らいつき、逆転勝利した。船戸女流三段は早見え早指しなので、短時間の将棋にその本領を発揮する。ぜひネットで確認してもらいたいと思う。
美礼女流2級は中倉宏美女流二段との対戦になった。中倉姉妹の対局相手にスポットが当たったのは、2010年の日レスインビテーションカップがある。当時、林葉直子さんがインビテーションされ、中倉彰子女流初段(当時)と対局した。15年振りの公式対局で、たいへんな話題になったものである。当時と今回、同規模の取材陣だったのではあるまいか。
美礼女流2級は純白のセーラー服を着用しているがあまりにもまぶしく、コスプレのようだ。南アルプスの天然水や、ポカリスエットのCM少女のごとくだが、この制服が正装であることが、女子中高生の特権でもある。
宏美女流二段が「チッ」と舌打ちしたかどうか分からぬが、ともあれきょうは敵役だ。
宏美女流二段の初手▲7六歩に、美礼女流2級は△8四歩。これがプロとしての第1手だった。
ここからの指し手は情報がない。しかし109手まで、宏美女流二段の快勝となった。宏美女流二段は相手が美少女でも、容赦しないのであった。
美礼女流2級は「(対局前は)座布団がふかふかで、研修会の時と違うなと思いました」と、初々しい感想を述べた。
今後の活躍が楽しみだが、そんな美礼女流2級に、衝撃のニュースが舞い込んだ。きょう1日、関西研修会の木村朱里さんが女流棋士デビューを果たしたのだ。朱里女流2級は2008年7月11日生まれの13歳。美礼女流2級は中井広恵女流六段と同じ6月24日生まれだから、朱里女流2級のほうが17日年少になったわけだ。
デビュー1ヶ月で早くも「最年少」の肩書が取れてしまったが、これはマスコミのほうが、取材理由がなくなり、残念がっているだろう。
美礼女流2級は周りの喧騒に惑わされず、好きなことをやればよい。時間はいっぱいある。