第33期女流王位戦第4局が7日に行われ、里見香奈女流王位が西山朋佳白玲・女王に勝った。里見女流王位は●○○○で防衛。4連覇の通算8期となった。
里見女流王位は先ごろ対男性棋士10勝4敗を達成するなど充実しており、西山女流二冠とのタイトル戦は、直近3連勝(女流王将、女流王座、女流王位)となった。とにかく強いの一語だ。
ただ、西山女流二冠は過去に三段リーグで14勝4敗の成績を挙げたことから、私は西山女流二冠が女流棋士最強と信じている。それゆえ、西山女流二冠の対里見・タイトル戦3連敗が信じられないのだ。
実は西山女流二冠、その前は里見女流王位にタイトル戦で3連勝していたのだ。マイナビ女子オープン、女流王将、女流王座で、当時西山女流二冠は奨励会三段だったが、出場できる女流棋戦すべてで戴冠した。だから、その西山女流三冠が女流棋士に転向したら、タイトル戦を総ナメするのではないか、と私は思った。マジで女流八冠を獲る、とまで考えていた。
ところがそこから里見女流四冠が反撃に転じ、冒頭の結果となったわけである。このターニングポイントは明確で、2021年4月に西山奨励会三段が女流棋士に転向した時期だ。皮肉なことに、これを境に里見VS西山のタイトル戦の目が逆になったのだ。
これは、里見女流四冠が「女流棋士一本」と割り切っているのに対し、西山女流二冠は、まだ心の整理がついていないのではないか。女流棋士の生活に、まだ抵抗があるのではないだろうか。
将棋はホントにメンタルな競技である。気力が充実していれば、序盤から作戦勝ちを狙って読みを進めるが、ボケていると、ぼんやりと盤面を眺めるだけになってしまう。
終盤になっても、好調なら粘る手を模索するが、不調だと自分の負けの手ばかり見えて、抵抗する気が起きない。西山女流二冠にも、それと同じ事態が起きているのではなかろうか。
とりあえず13日には、第15期マイナビ女子オープン第5局が行われる。西山女王はいままでの苦い思い出をすべて忘れ、この一局に集中しなければならない。
もし敗れたら、まさかの一冠転落。西山ブランドは崩壊する。
里見女流王位は先ごろ対男性棋士10勝4敗を達成するなど充実しており、西山女流二冠とのタイトル戦は、直近3連勝(女流王将、女流王座、女流王位)となった。とにかく強いの一語だ。
ただ、西山女流二冠は過去に三段リーグで14勝4敗の成績を挙げたことから、私は西山女流二冠が女流棋士最強と信じている。それゆえ、西山女流二冠の対里見・タイトル戦3連敗が信じられないのだ。
実は西山女流二冠、その前は里見女流王位にタイトル戦で3連勝していたのだ。マイナビ女子オープン、女流王将、女流王座で、当時西山女流二冠は奨励会三段だったが、出場できる女流棋戦すべてで戴冠した。だから、その西山女流三冠が女流棋士に転向したら、タイトル戦を総ナメするのではないか、と私は思った。マジで女流八冠を獲る、とまで考えていた。
ところがそこから里見女流四冠が反撃に転じ、冒頭の結果となったわけである。このターニングポイントは明確で、2021年4月に西山奨励会三段が女流棋士に転向した時期だ。皮肉なことに、これを境に里見VS西山のタイトル戦の目が逆になったのだ。
これは、里見女流四冠が「女流棋士一本」と割り切っているのに対し、西山女流二冠は、まだ心の整理がついていないのではないか。女流棋士の生活に、まだ抵抗があるのではないだろうか。
将棋はホントにメンタルな競技である。気力が充実していれば、序盤から作戦勝ちを狙って読みを進めるが、ボケていると、ぼんやりと盤面を眺めるだけになってしまう。
終盤になっても、好調なら粘る手を模索するが、不調だと自分の負けの手ばかり見えて、抵抗する気が起きない。西山女流二冠にも、それと同じ事態が起きているのではなかろうか。
とりあえず13日には、第15期マイナビ女子オープン第5局が行われる。西山女王はいままでの苦い思い出をすべて忘れ、この一局に集中しなければならない。
もし敗れたら、まさかの一冠転落。西山ブランドは崩壊する。