「第34回将棋ペンクラブ大賞・最終候補作」が発表された。これは、会員からの推薦をもとに一次選考を施し、二次選考委員(7名)の評価点を経て、最終候補作数点が決まる。
では、作品をお知らせする。
【観戦記部門】
藤井奈々 第35期竜王戦5組昇級者決定戦 桐山清澄九段VS伊奈祐介七段(読売新聞)
藤井奈々 第34期竜王戦第3局 藤井聡太三冠VS豊島将之竜王(読売新聞)
椎名龍一 第80期A級順位戦 豊島将之竜王VS佐藤天彦九段(毎日新聞)
大川慎太郎 第70期王座戦2次予選 羽生善治九段VS藤井猛九段(日本経済新聞)
田中幸道 第93期ヒューリック杯棋聖戦1次予選 里見香奈女流四冠VS神崎健二八段(産経新聞)
藤井奈々さんは、もちろん女流棋士の藤井女流初段である。藤井さんは若いが、毎回よく取材しており、好感が持てる。女性の観戦記者は男性の観点と微妙に違うので、読んでいて面白い。今後の観戦記も期待大である。
椎名龍一氏と大川慎太郎氏は、私が語るまでもない全国区の観戦記者である。おふたりとも毎回工夫を凝らし、読み終わったあと、何か得をしたような満足感に浸れる。
田中幸道氏は若いが、いま最も脂の乗っている観戦記者といってよい。どの将棋も圧倒的な取材量で、レポートの趣さえある。
【文芸部門】
芦沢央『神の悪手』(新潮社)
村瀬信也『将棋記者が迫る 棋士の勝負哲学』(幻冬舎)
日本女子プロ将棋協会『駒我心 ~初代女流名人 蛸島彰子の歩み~』(日本女子プロ将棋協会)
仲村燈『桎梏の雪』(講談社)
松浦寿輝『無月の譜』(毎日新聞出版)
この5作は、どれも面白い。しかし、作家の本が3冊も入っており、商業作家が将棋の小説を書けば、そりゃ最終選考に残るわな、という感じである。
村瀬信也氏の本、LPSA編の本も面白いが、これらと同じ土俵で戦わせることに無理がある気がする。
【技術部門】
藤森哲也『将棋放浪記から学ぶ最速!最短!わかりやすい将棋の勝ち方』(マイナビ出版)
飯島篤也『級位者のための将棋上達法』(マイナビ出版)
羽生善治『現代調の将棋の研究』(浅川書房)
石川泰『将棋 とっておきの速度計算』(マイナビ出版)
この4冊とも未読だが、読んでみたいのは羽生九段の本だ。羽生九段の浅川書房本は良書ばかりで、読めば読むほど新しい発見がある。今回の本も、隅から隅までとことん読みつくしたら、その時点でアマ二段にはなっているだろう。
それにしても、マイナビ出版と浅川書房が「強い」。
最終選考は7月23日(土)に行われる。
では、作品をお知らせする。
【観戦記部門】
藤井奈々 第35期竜王戦5組昇級者決定戦 桐山清澄九段VS伊奈祐介七段(読売新聞)
藤井奈々 第34期竜王戦第3局 藤井聡太三冠VS豊島将之竜王(読売新聞)
椎名龍一 第80期A級順位戦 豊島将之竜王VS佐藤天彦九段(毎日新聞)
大川慎太郎 第70期王座戦2次予選 羽生善治九段VS藤井猛九段(日本経済新聞)
田中幸道 第93期ヒューリック杯棋聖戦1次予選 里見香奈女流四冠VS神崎健二八段(産経新聞)
藤井奈々さんは、もちろん女流棋士の藤井女流初段である。藤井さんは若いが、毎回よく取材しており、好感が持てる。女性の観戦記者は男性の観点と微妙に違うので、読んでいて面白い。今後の観戦記も期待大である。
椎名龍一氏と大川慎太郎氏は、私が語るまでもない全国区の観戦記者である。おふたりとも毎回工夫を凝らし、読み終わったあと、何か得をしたような満足感に浸れる。
田中幸道氏は若いが、いま最も脂の乗っている観戦記者といってよい。どの将棋も圧倒的な取材量で、レポートの趣さえある。
【文芸部門】
芦沢央『神の悪手』(新潮社)
村瀬信也『将棋記者が迫る 棋士の勝負哲学』(幻冬舎)
日本女子プロ将棋協会『駒我心 ~初代女流名人 蛸島彰子の歩み~』(日本女子プロ将棋協会)
仲村燈『桎梏の雪』(講談社)
松浦寿輝『無月の譜』(毎日新聞出版)
この5作は、どれも面白い。しかし、作家の本が3冊も入っており、商業作家が将棋の小説を書けば、そりゃ最終選考に残るわな、という感じである。
村瀬信也氏の本、LPSA編の本も面白いが、これらと同じ土俵で戦わせることに無理がある気がする。
【技術部門】
藤森哲也『将棋放浪記から学ぶ最速!最短!わかりやすい将棋の勝ち方』(マイナビ出版)
飯島篤也『級位者のための将棋上達法』(マイナビ出版)
羽生善治『現代調の将棋の研究』(浅川書房)
石川泰『将棋 とっておきの速度計算』(マイナビ出版)
この4冊とも未読だが、読んでみたいのは羽生九段の本だ。羽生九段の浅川書房本は良書ばかりで、読めば読むほど新しい発見がある。今回の本も、隅から隅までとことん読みつくしたら、その時点でアマ二段にはなっているだろう。
それにしても、マイナビ出版と浅川書房が「強い」。
最終選考は7月23日(土)に行われる。