この15日(水)に第93期棋聖戦第2局が行われた。
対局場所は新潟市岩室温泉「高島屋」。この屋号は明快に憶えていて、それはなぜかといえば、その前週の日本テレビ「笑ってコラえて!」の「ダーツの旅」で、この宿が取材されたからである。
女将がなかなかに面白く、棋士へのリスペクトも見て取れた。
もっとも棋聖戦五番勝負において高島屋は定宿らしく、おのが不見識を恥じた。
さて第1局は永瀬拓矢王座が勝ち、面白くなった。ここでお決まりのフレーズなら「第2局は藤井聡太棋聖にとって負けられない一戦」となろうが、こと藤井棋聖に関しては、それが当てはまらない気もする。藤井棋聖が2連敗して、やっと五番勝負が面白くなる気もするのだ。オーバーに思えるが、そのくらい藤井棋聖のチカラは抜きんでている。
第2局は永瀬王座の先手で、角換わり相腰掛け銀になった。ここから丁々発止の攻め合いになったが、一手争いの終盤で、藤井棋聖が端に銀を捨てたのが鬼手だった。
実はこの手、玉の退路を断つ手で、終盤の手筋でしばしば紹介される。実戦でも、内藤國雄九段が大舞台で指したと思うのだが、棋戦名と相手がどうしても思い出せない。口惜しい。
それはともかく本局の銀捨てだが、実は似て非なる局面である。内藤九段の鬼手?は、確かその手の直後に相手が投了したのだが、本局はここから先が難しいのだ。
つまり、藤井棋聖が終盤の難しい局面で、ここで銀捨ての手筋が使える、判断したことが素晴らしい。
さすがの永瀬王座も、この局面では思案の外だったのではあるまいか。
永瀬王座は飛車の王手を利かし、銀を取る。そこで藤井棋聖が慌てず騒がず、飛車の横利きを歩で止めた。この組み合わせが絶妙で、またもや名局誕生の予感である。
事実、ここからは藤井棋聖の華麗な寄せを見るばかりとなった。
余談だが、このあたりから私はABEMAを観たのだが、画面上の形勢バーは左側(先手?)に勝勢を示していた。だが局面を見ると後手玉は「Z」なのに対し、先手玉には寄りがありそうに見える。
ほどなくして形勢バーの左側が後手の藤井棋聖だと分かり自己解決したのだが、形勢バーの左側は、「先手」が自然な気がするのだ。確かNHK杯もその配置を採っていた気がする。
形勢バーの先後位置は、統一してもらいたいものだ。
そんなわけで、第2局は藤井棋聖が勝った。苦しみながらも勝つのは王者の証である。そして、2局終わってイーブンなら、藤井棋聖が優位に立ったといえる。
第3局はちょっと飛んで7月4日。できれば最終局まで見たいものだ。
対局場所は新潟市岩室温泉「高島屋」。この屋号は明快に憶えていて、それはなぜかといえば、その前週の日本テレビ「笑ってコラえて!」の「ダーツの旅」で、この宿が取材されたからである。
女将がなかなかに面白く、棋士へのリスペクトも見て取れた。
もっとも棋聖戦五番勝負において高島屋は定宿らしく、おのが不見識を恥じた。
さて第1局は永瀬拓矢王座が勝ち、面白くなった。ここでお決まりのフレーズなら「第2局は藤井聡太棋聖にとって負けられない一戦」となろうが、こと藤井棋聖に関しては、それが当てはまらない気もする。藤井棋聖が2連敗して、やっと五番勝負が面白くなる気もするのだ。オーバーに思えるが、そのくらい藤井棋聖のチカラは抜きんでている。
第2局は永瀬王座の先手で、角換わり相腰掛け銀になった。ここから丁々発止の攻め合いになったが、一手争いの終盤で、藤井棋聖が端に銀を捨てたのが鬼手だった。
実はこの手、玉の退路を断つ手で、終盤の手筋でしばしば紹介される。実戦でも、内藤國雄九段が大舞台で指したと思うのだが、棋戦名と相手がどうしても思い出せない。口惜しい。
それはともかく本局の銀捨てだが、実は似て非なる局面である。内藤九段の鬼手?は、確かその手の直後に相手が投了したのだが、本局はここから先が難しいのだ。
つまり、藤井棋聖が終盤の難しい局面で、ここで銀捨ての手筋が使える、判断したことが素晴らしい。
さすがの永瀬王座も、この局面では思案の外だったのではあるまいか。
永瀬王座は飛車の王手を利かし、銀を取る。そこで藤井棋聖が慌てず騒がず、飛車の横利きを歩で止めた。この組み合わせが絶妙で、またもや名局誕生の予感である。
事実、ここからは藤井棋聖の華麗な寄せを見るばかりとなった。
余談だが、このあたりから私はABEMAを観たのだが、画面上の形勢バーは左側(先手?)に勝勢を示していた。だが局面を見ると後手玉は「Z」なのに対し、先手玉には寄りがありそうに見える。
ほどなくして形勢バーの左側が後手の藤井棋聖だと分かり自己解決したのだが、形勢バーの左側は、「先手」が自然な気がするのだ。確かNHK杯もその配置を採っていた気がする。
形勢バーの先後位置は、統一してもらいたいものだ。
そんなわけで、第2局は藤井棋聖が勝った。苦しみながらも勝つのは王者の証である。そして、2局終わってイーブンなら、藤井棋聖が優位に立ったといえる。
第3局はちょっと飛んで7月4日。できれば最終局まで見たいものだ。