一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

棋聖戦における棋譜利用のガイドライン

2022-06-02 23:05:49 | 将棋雑考
第93期棋聖戦・藤井聡太棋聖VS永瀬拓矢王座の五番勝負はあす3日から始まる。
それに伴い1日、将棋連盟から「ヒューリック杯棋聖戦における棋譜利用のガイドライン」が発表された。棋戦個別としては、王座戦、王将戦に次ぎ3例目となる。
ところがきょう2日に早くも、「改定」があった。それならもっと文言を突き詰めてから発表してくれよ、と思うがそれはともかく、改定版は要するに、「商用」は連盟に前もって連絡をすること、「非商用」は断りなく棋譜を使用してよい、ということらしい。
私はこのブログで1円も儲けていないので「非商用」でいいと思う。
ところで以前は、当ブログに直近の棋譜(一部)を載せると、アンチ一公の棋譜警察から、「連盟に断りを入れたんですか」と、抗議?のコメントが来たものだ。そのたびに私は当該記事を非公開にし、連盟に問い合わせをしたものだ。しかし1回も、返事は来なかった。
そんなわけだから、私はほかの将棋ファン以上に、棋戦別のガイドラインを欲しているのである。
ちょっと話が脱線したが、棋聖戦のガイドラインに話を戻すと、末尾に「ツイッターで指し手をつぶやくのも、棋譜利用にあたる」とあり、これがいま現在、物議を醸しているのだ。
対局中継を見ていて、指し手をつぶやきながらワイワイやるのがネットの醍醐味だと思うのだが、将棋連盟と主催者は、それを禁止したわけだ。
すごいよね。例えばプロ野球を見ていて、数々のプレーでつぶやきたくなるのは人情だろう。それを禁止しろ、と言っているようなものである。
将棋においては、「指し手」が「プレー」にあたる。この感想すら、リアルタイムでは発言できないのか。
たとえば「▲4三銀にはシビレタ」とつぶやいたとして、それが棋聖戦の指し手であると、誰が証明できる? 第三者の将棋を偶然、同時刻につぶやいただけかもしれないじゃないか。
たとえばいま、棋士の大半はツイッターをやっていると思う。棋士も指し手をつぶやいてはいけないのだろうか。いや、棋士は主催者側だからいいのか。でも、棋士がハンドルネームでつぶやいた場合はどうなのだろう。……そのアドレスは将棋連盟が管理しているから、問題ないのだろうか。
それと、私はここまで「棋聖戦」とふつうに書いてきたが、これも「ヒューリック杯棋聖戦」と書かなければいけないらしい。
これは、私がプロ野球のオールスターゲームを語るとき、「サンヨーオールスターゲーム」と書かなければいけない、と言っているようなものであろう。
なんだか面倒くさいことになった。私がこれを無視して「棋聖戦」と書いたら、棋譜警察から「ヒューリック杯棋聖戦と書いてください」と、イヤミなコメントが来るのだろうか。
あーあ、住みにくい世の中になった。
とりあえずあすは一日、黙っています。
コメント
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