神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた(200) 甲越 川中島血戦 27

2024年09月15日 20時28分57秒 | 甲越軍記
 飫富兵部少輔が申すには「敵は数を頼んで強勢に攻め寄せるが、それゆえただただ前に攻めるばかりの様子である
それゆえに、備えは油断が見える、このときを逃さず切り崩すか、首を敵に授けるか死生いずれかの合戦をすべし」
飫冨は配下の将士十数将に八百余人の兵を預けて、三段に構え、小姓に命じて焼き飯を用意させて、自らそれを食し「汝らも食せよ」と勧めたが、誰一人取って食う者はいなかった
そんな中から、森住勝左衛門、川尻但馬、波多野求馬のみ「ご相伴仕る」と、それを食してから「しからば快く戦わん」と門を八文字に開かせて、龍の波が起こるように真一文字に、黒備えの越後勢の中にまっしぐらに攻め込んだ
森住等は四角八面に戦えば越後勢は、この猛勢に打ち崩されて、さっと引いた
代わって、安田上総介、柴田入道、萬願寺源蔵らが入れ替わって飫冨勢を打ち崩す
兵部少輔はこれを見て眼を怒らし、「後ろを顧みる心あれば、一人も生きることはならず、太刀は目釘の続かんほどに戦って討ち死にせよ」
そう言って、槍をしごき、真っ先に馬を出して突き進めば、遠藤、森住、川尻、波多野は飫冨に引き続いて勇を振るって戦う
これによって飫冨勢は劣勢を挽回して戦う、遠藤五郎八、波多野求馬、大布施、戸石ら二十八人討死する
越後勢も、規矩(きく)六郎兵衛、高宮重左衛門、牟礼隼人、中原宗左衛門らが討死となる
そのほかにも、両軍の死傷多く、飫冨の働きは鬼神の如く、四方八方を斬りまくり、僅か八百余騎で八千の越後勢を、六度までも追い散らす。

越後の大将、景虎は飫冨の働きを見て「兵部少輔とか申すは、さすが晴信の武備に似て、勇気なる振る舞いかな、引き包んで討つは安けれど、かかる勇士を殺すのは忍びない」と揚貝を吹かせて軍を引き上げた
飫冨はなおも執拗に追いかけてきて「景虎と決戦せん」と挑発するが、景虎は相手にせず粛々と去って行く
飫冨もついにあきらめて、兵をまとめて内山の城へ引き上げた
引くも良将、追うも勇士と人は皆、両者を褒めたたえた。

越後勢が信州に発向の報を聞いた小県近辺の武田方に組する領主たちは驚き
晴信の本陣、諏訪に遣いを飛ばして、援兵を乞う
晴信は、これを聞き「景虎は容易の敵にあらず、出陣が遅れれば内山の城が危うい」と松本筋の発向をやめて、先に松本筋へ遣わした、板垣弥冶郎、日向大和守、原加賀守に軍を返して、小県へ向かうべしと一万余騎を揉みに揉んで小県に着いた
小県の武田勢は是を見て、ようやく生き返った心地となり、大いに喜んだ。

長尾景虎は武田の出陣を聞いて、大熊備前守、吉江織部に五百で内山城に備えさせて、矢沢の奥より打ち出でて海野平に出て、武田勢と対陣した。










食い意地が張るとろくなことがない

2024年09月15日 06時23分29秒 | 料理を作る・食べる
 ここ三日間は珍しく体調不良に陥っている
何といっても、この暑さがいけないので、畑に設置した温度計は日中は連日35度以上でさらに湿度も高いと来ているから、病闘病中の身にはこたえる。

とてもじゃないが外に出る気にもならず、まして散歩や畑仕事は論外
結局、家の中でテレビを見たり、ブログを書いたり、チェックしたり、あとは寝ているだけと言うお粗末。

体調不良の原因は多分食事からだろう
手術が終わって三か月半たって、少し油断したか、なんでも食べてよい気になって週一ラーメン、肉類も週二、豆類も増えて来たし、控えるべき海藻やキノコも食べ始めた
御飯も普通の状態で食べているし、一番悪かったのは先日
サムゲタンを初めて作ってみたのだが、もちろん正式なものではなく、チキンスティックの肉づきの良いものと、もち米が主材料でやってみた
もちろんニンニク、ショウガも入れたが、こうした刺激的食材も良くない部類
それで最大の失敗は、もち米と水の量を勘違いして、もち米を三倍も入れてしまった
出来上がりは、まさにチキン雑炊でしかも消化が悪いもちもちしたものに
しかもまずいことに味が良い、ついつい一杯半食べてしまった
しかも昼は久しぶりのラーメン、翌朝も残ったサムゲタン
これで腸の調子が狂った。

お腹は何も感じないのが良い、重苦しいとか、ハリとか、お腹が鳴るとかは良くない
そんな良くない状態なのである、これに抗ガン薬を毎朝夕服用するわけで、宜しくない
またしばらくは消化するまで得意の「我慢」生活か
生前、父が言っていたが、腹の調子が悪い時は食べないに限る、これで行くしかないな
全然と言うわけにはいかないから、また緩い雑炊を始めよう。

昨日は寝ている間に同級生が自宅で作っている栗を届けてくれた
小布施の栗にも負けない、大きくて艶々の立派な栗だ
栗ときたら栗ご飯、もう次の食べることを考えている。