神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた(203) 甲越 川中島血戦 30

2024年09月18日 19時29分16秒 | 甲越軍記
 同年八月、武田晴信は、長尾景虎が引き上げて越中国に攻め入った間に、上杉民部少輔憲政の領地を掠め取ろうとして、上野国(群馬県)に攻め入り、相模国境の神奈川まで押し寄せて、近郷を放火して引き上げた
それに激怒した上野国安中の城主、安中越前守、同左京進、和田の城主、和田左衛門尉、同兵部丞、箕輪の城主、長野信濃守、倉賀野の城主、倉ヶ野六郎、同淡路守、師岡城主、師岡山城守、松井田城主、松井田越前守、松江、白倉、上田の九将は直ちに兵を興して三千余人、武田勢を引き留めて、是を討たんと蕪川(*鏑川)和田城の外れ三尾寺(*高崎市)まで追いかけた。

武田晴信は、これを知って「我らを食い止めて戦おうとは、なんとも優しき者の振る舞いである、ただ一息に蹴散らしてやろうぞ
だが、碓氷峠の切所を越えて敵領内深くまで入っているからには敵を侮るなかれ」と諸将に申し伝えた
そして諸々の備えは動かさず、内藤修理正、馬場民部少輔、原加賀守、嫡子隼人佐昌勝、浅利式部、小宮山丹後守らを敵に向けた

中にも、内藤修理正は一の殿であれば、備えを二つに分けて矢を射ること雨よりなお激しく、鉄砲を撃ってひしひしと追い來る敵の先手と槍を合わせて突きかかる

武田方には、曲淵庄左衛門、磯矢興三郎、上杉方には梁田肥前守、草臥三郎が一番、二番の槍を争い入れ、馬武者二、三騎を突き落とす
武田方には朝比奈監物、三原右近、孕石主水、河野但馬守、志村又右衛門、平村、大津などの一騎当千の勇士あり、それぞれに武器をもって攻め入れば
上杉方も安中左近進、板倉郷右衛門、志渡丹波守、塚田八左衛門、遠藤五郎左衛門、倉ヶ野民部、佐投藤兵衛など名を得たる勇士死を決して武田勢を切所に追い込めて討ち取らんと勇を振るって攻め寄せる

安中越前守は、卯の花縅の鎧に、三ツ山の冑、ぶちの馬にまたがり敵内藤勢の意気込む中に突き入り、内藤の先士、倉橋四郎兵衛、多木隼人を切り倒し、当たるを幸いに薙ぎ倒す
内藤勢は、これに恐れて道を開ければ、安中はますます勢いついて、内藤修理正と槍を合わせる
互いに受つ、開きつ槍先を合わせて、激しく打ちあうが、いずれも剛なれば互いに二、三か所の傷を負いながら雌雄を決さんとますます激しく打ちあった
ついには両者の郎党が中に入って二人を分けて引き離れる

馬場民部少輔、原、浅利、小宮山勢は松枝、長野、師岡、松井田、白倉、上田、わだ、倉ヶ野と挑み合う
互いの赤、白の旗入り乱れて戦場を南北に埋め尽くし、叫び声、馬蹄の音、天地に響き渡る
こうした戦いが続いたが、上杉方はついに切り崩されて散々になって敗走した
武田勢も地理に疎いために深追いせず三尾寺の彼方に陣を敷いて、その日の疲れを休めた

山本勘助が本陣を訪れて申し上げるには「敵は今日の敗戦を憤って、今夜のうちに夜討ちをかけてくるのは必定であります
これらの敵は恐れるに足らずですが、ここは敵地であれば夜中の決戦はおぼつかず、まずは術をもって敵を退け、それから敵が引いた後、城を押し詰めて攻め落とすが上策であります」と言って、小宮山丹後守、安間、三科肥前、小笠原新弥、原与左衛門に謀略を授けて、それぞれに準備をさせた。





小さな出来事が の一日

2024年09月18日 12時18分50秒 | yottin日記
 3日前に、実に久しく一日中の雨が降った、その後3日ほどは急激に秋めいて涼しくなった
フーテンの寅ネコが4か月ぶりにやって来たのが、暑さ真っ盛りの8月末だったが、それ以来、毎日早朝からやってくるようになり、ちょうど二週間居たが、15日には再び旅に出て帰ってこなくなった、それが雨の日からであった
涼しくなったのを待って、旅に出たのだ、今度来るのは何か月後になるのか
まったく不思議な猫なのだ。

一昨日は久しぶりに日中30分ほど散歩をして4000歩ほど歩いた
北風が涼しく吹いて、汗をあまりかくことも無かった、これで錆びていた体が少しほぐれた。

昨日も用事があって、昼過ぎに役所まで歩いて行ったが、昨日は蒸し暑くてすぐに汗ばんだ
役所へ行ったのは、理解できない手紙が届いたからで説明を伺いに行った
障碍者に対する受給証の話だから、ありがたいことなのだが、それをどうするのかの説明がよくわからない
手紙には、「受給証を市に提出してください」とだけ書いてある
市から送られてきたのに、市に提出しろとはどういうことなのかわからなかったので、さっそく福祉事務所を訪ねたと言うわけだ

役所も、たびたび書くけれど、昭和の職員と令和の職員ではまったく態度が違う
昭和は、まさにお上(御神)で政治的な伝手をもたない庶民は「へへ~」と言われるままだったが、今の職員は本当に爽やかで親切で丁寧で気持ちが良い
さっそく「市から送って来たのに、市に提出するように書いてあるが、どういうことなんだろうか?」と聞いたら、30代くらいの女子職員も「そうですね、この書き方だと意味がよくわかりませんね、ちょっとお待ちください」と言って、上司にお伺いに行った、そして
「これは、こちらには提出は必要ありませんので、関係施設か、ご自身で保管ください」と言うことになった
「それで、なにか申請とか、提出書類とかはあるんですか」と聞いたが、「いえ、そういうのは一切必要ありません」と言うことだった
これで、一件落着した。

汗ばんだついでに、家に帰って畑仕事をした、大根の間引きと土寄せをした
私は一切無農薬なので、虫から守るために不職布をマルチがけしている
だから作業はひと手間よけいにかかる、未だに蚊が徘徊しているのでうるさくてたまらないから蚊取り線香は必須だ、それが煩わしいが仕方ない
そうだ! 二年くらい前に、この庭でヒガシニホントカゲを見たが、今日は市役所の草むらで小さなヒガシニホントカゲを見た
アスファルト歩道を歩いて草むらに入って行ったが、トカゲ独特のがに股歩きで、結構足が遅かった「カラスに見つかる前に草むらに入れ」と心で叫んだら、のんびりと入っていった。

これで、完全に汗をかいたので、そのままシャワーを浴びて、体を洗い部屋に入って涼んだ
それから、ブログを書いていたら、女房殿がやって来て「冷蔵庫がおかしいから見て」と言った
台所へ行ったら、「ぴーぴー」と警告音がやかましい、これまでも時々、鳴ることがあったが時期に止まった、今日は、それが止まらない
エラーコードも出ているので、スマホで品番を入力してエラーの意味を調べたら、扉が開いているとのこと
扉は締まっているが、鳴り続けている、それで冷蔵庫を真ん中まで持ってきて、壁際と、その床のほこりをついでに掃除した
それから、冷蔵庫の中を隅々までチェックしたら、どうやら扉の接触部分がすり減って、棒状のセンサー棒が引っ込まないで、扉が開いているような誤作動を起こしているのがわかった
それで、3cmほど出ているセンサー棒を押し込んで、ガムテープで四重くらい締め付けたら、音も止み、エラーコードも消えた
この冷蔵庫は父母がかなり前に買ったもので、そうとう古いはず、ネットで発売年を調べたら1999年だった、もう25年過ぎているから、いつ買ったか知らないが20年くらいは過ぎているようだ
今は、応急処置したが、いずれダメになるだろう、そろそろ年貢の納め時か
電気製品は新しい程、省エネで電気料が安くなるそうだから、買い替え時期かな。

我が家は、家電量販店より、町の電気屋さんで電化製品は購入する
量販店はいくらか安く思えるが、それはそれなりの仕組みがあるのだろう
町の電気屋さんは、先代から50年の付き合いがある、我が家の電化製品の購入歴はすべて取ってあるから、相談もしやすい
いろいろ便宜も図ってくれるし、時間も問わずにやってくれるから、かかりつけの医者みたいなものだ
多少、高めでもそういったサービスや融通は量販店にはできない
今日届けてくれた店員さんが、次回には辞めていたなんてこともしばしばある
田舎は、やはり人同士のつながりが、価格よりも優先する
とはいえ、それも昭和人までか・・・




Sweet Lorraine